Apple Watch 発売から2カ月 その便利な使い方とは:“ウェアラブル”の今(2/2 ページ)
ナビゲーション、通話、Apple TVのコントロールなども便利に活用
ここまでApple Watchの機能で日常的に使っているものとして、特筆すべきモノを挙げたが、それ以外に利用しているのは以下の通りだ。
ナビゲーションの起動
「ヘイSiri、自宅までのナビゲーション」などと、行き先を話しかける。すると、iPhoneのナビが起動し、案内が始まる。分岐点や交差点にさしかかると、左折、右折を振動と音で伝えてくれる。公共交通機関のナビゲーションはwatchOS 2とiOS 9以降、限られた都市で対応する予定だ。
通話
着信を確実に知ることができるようになった。加えて、Apple Watchで通話を始めることもできる。相手の声は小さいので、比較的静かな部屋やクルマの中以外では厳しい。ちょうど、Apple Watchを装着している手を、電話のハンドジェスチャーをするように耳に近づけると、多少うるさくても通話できる。ちなみに、FaceTimeオーディオの通話はwatchOS 2での対応となる。
Apple TVのコントロール
Remoteアプリが入っているため、Apple TVのリモコンがなくても、手元で聴いている音楽やラジオ、映画などのビデオ視聴の一時停止や巻き戻しといったコントロールができる。
株価・為替のチェック
コンプリケーションズに株価を割り当てると、マーケットの状況を文字盤を表示させるたびに更新して知ることができる。
消費カロリーの目標設定
毎日、目標消費カロリーを設定して、ゴール達成を目指している。コンプリケーションズに常に達成状況を表示しているほか、4時間おきに届く通知でも確認できる。
細かい日常の変化が確実に起きている
書き出してみると、あまりに日常過ぎて思い出せないほど、1つずつの動作で達成しているのは実に小さなことだ。ただ、1日に何度も、数秒の動作が積み重なって、Apple Watchの定着を作っていると考えると、生活に深く入り込んでいることがよく分かる。
しかも、スマートフォンにもすでに搭載されていた機能であるはずだが、表示場所と1つの動作の時間が圧倒的に短くなったことによって、使うようになった機能がいくつもあった。
ここには、既存の画面とタッチを中心としたヒューマンインタフェースを介さない「Zero UI」という考え方が存在しているが、この話は次回触れようと思う。
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