「継続する2%」で居続けるために――パーティークリエイター・アフロマンスさん&フジモトタイチさん(1/4 ページ)

話を聞いてみたいあの人に、生活習慣や健康のコツを聞く本連載。今回ご登場いただくのは、泡パやSlide the Cityなどの斬新なイベントを次々と仕掛けるアフロマンスさんとフジモトタイチさんです。

» 2015年08月15日 06時00分 公開
[中山順司ITmedia]

 どんな世界にも「周りが放っておかない人」がいるものです。周囲を巻き込む能力が高く、常に幾つもの仕事を抱えていて、それでも忙しそうな素振りは見せずに遊びにも全力で取り組んでいるように見える人たち。本連載では、そんな「引っ張りだこな人々」に、普段の生活習慣や健康のために意識していること、毎日を自分のペースで過ごしていくコツについてお聞きしていきます。

 今回お話を伺ったのは、パーティークリエイターのアフロマンスさんとフジモトタイチ(Happiness Architect)さん。アフロマンスさんは泡まみれで夜通し踊り続けるクラブイベント「泡パ」を、フジモトさんは通勤通学前に参加できる平日の「早朝フェス」を、それぞれ主催されています。またお二人共同でも、全長300メートルの超巨大ウォータースライダーで街のど真ん中を滑り抜ける「Slide the City」を主催するなど、数々の斬新なイベントを世の中に仕掛け続けています。

スペインのイビサ島発祥の「泡パ」
街全体を巻き込んで行われる「Slide the City」

 アフロマンスさん、フジモトさん、「イベント運営は基本的につらいもの。やめずに続けられるのは2%だけ」ってどういうことですか?

いざとなったら「未読スルー」

――イベントの企画運営から、クラブイベントでのDJまで、毎日めちゃくちゃお忙しそうですね。

アフロマンス:6月まではサラリーマンだったので、「会社の仕事をこなしながら、いろんなプロジェクトも同時並行で回して、一体どうやってるの?」とはよく聞かれました(7月に独立し、現在は主にアフロマンスとして活動)。

 でも、仕事も遊びも、両方楽しいので苦もなくできちゃいますね。昼間は仕事して、オフタイムにイベントの仕込み、でもって思い切り遊ぶのは肉体的には確かにハード。でも、ランナーズハイなようなもので、つらいとは思わない。

(左)アフロマンスさんと(右)フジモトタイチさん

 遊ぶのはもっぱら平日です。平日はスケジュールがパンパンで、休日は家でぐったり寝てたりします。僕は休みの予定を入れないんですよ。ふつうはハイキングに出かけたり、テーマパークや映画に行くものですが、僕は休日は家でゆっくりと一人で過ごすのが好きです。それが真のオフタイムです。平日を充実させるという意味では、「エクストリーム出社」に似ているかも。

 回せている理由は、多分“僕が連絡しない人、連絡付かない人”だからだと思います。どういうことかというと、メールは既読にすることすらなく、未読スルーすることもあります。LINEのノーティフィケーションだけ見て返事はしない、とか。返事しないって決めているわけじゃないですが、本当に重要な案件なら何度かコンタクトがあるでしょうから。

 1日にとんでもない数のメールが来るので、それを全て熟読してカンペキに処理するのは不可能だと気付きました。ある程度プライオリティをつけて、重要なものを優先して片付ける。自分のペースを乱されてボロボロになりたくないので、自分のペースは守ります。「連絡が取りにくい、捕まりにくい人なんだ」ってイメージが定着すればこっちのもんです(笑)。

――フリーのフジモトさんはどんなリズムで生活を?

フジモト:サラリーマンよりは時間が自由なぶん、がっつり仕事をしたり、空き時間にぐっすり寝ることができます。ただ、丸々1日休むことはなく、なにかしら動いてますね。

 待ちの姿勢で仕事するのって、追われているようでイヤじゃないですか。僕のワークスタイルは、早起きして早朝のうちにガーッとメールを返して、午前中にあらかた終わらせる。で、軽く昼寝する。昼すぎに起きるとちょうど返事が戻ってきていてまた返事していく……です。平日の昼間にも関わらず、急に連絡がつかなくなるときがあるっていわれますが、充電しているんです(笑)。

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