「飲みに行かなければ食費くらいは」――人はNAVERまとめの報奨金だけで生きられるのか!?

3月から新しく「まとめ報奨金制度」がスタートし、常連ユーザーへのインセンティブが大きくアップした「NAVERまとめ」。一体どれくらいの額がもらえるのか、実験している人がいた。

» 2012年03月12日 20時45分 公開
[池谷勇人,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 人はNAVERまとめの報奨金(インセンティブ)だけで生きていけるのか――。

 そんな疑問に答えを出すべく、自称・NAEVERまとまー(NAVERまとめを作成する人)のnarumiさんが実験中だ。毎晩、その日稼いだインセンティブ額をTwitter(@narumi)とNAVERまとめで報告しており、今のところ「飲みに行かなければ食費をまかなえるかも?」だそうだ。

画像 narumiさんのまとめ「“人はNAVERまとめの報奨金だけで生きていけるか”挑戦してみた」

1日あたりの平均インセンティブは2000円強

 実験は3月1日からはじまっており、初日は886円とまあまあの報酬。これならお昼代くらいにはなりそうだ。翌2日はちょっとアップして1167円、3日目はなんと大幅アップの4480円! 以下、初日から10日目までのインセンティブ額推移を簡単にまとめてみた。

1日目:886円

2日目:1167円

3日目:4480円

4日目:1680円

1日目:2830円

6日目:1050円

7日目:851円

8日目:1148円

9日目:1897円

10日目:4599円

 こうして見ると、851円から4599円まで、日によってけっこうムラがあることが分かる。前日にどんなまとめを作成したか、そのまとめが伸びたかどうかによってインセンティブ額は大きく変動するようだ。

画像 3月1日〜10日の支払い見込額推移。最高はなんと1日あたり4599円!

 10日経過時点での「収支報告」によると、10日間でのインセンティブ合計は2万588円、1日の平均インセンティブ額は2058円となった。ちなみにこの10日間で新しく作成したまとめは5本で、合計View数は約11万回だという。

 実験をはじめようと思ったきっかけは、3月からスタートした「まとめ報奨金制度」の「レギュラー枠」に選ばれたこと。「レギュラー枠」というのは、継続的にヒットまとめを作り続けているユーザーに、通常よりも高いレートでインセンティブを支払う仕組みのことで、通常1ポイント0.2円の単価が、レギュラー枠に選ばれると0.7円にアップする。narumiさんの場合、昨年8月からまとめを作成し続けていた実績があり、今から始める場合は通常の0.2円からスタートする点に注意が必要だ。

画像 3月から導入された「まとめ奨励金制度」。常連ほどポイント交換レートが高くなる仕組みだ

まとめだけでの生活も不可能ではない

 narumiさんの場合、まとめはあくまで趣味であり、インセンティブについては「外食代くらいでいいかな」というスタンス。このため週に2〜3本程度のまとめしか作成していないが、「がっつり」取り組めば、家賃・光熱費なども含めた生活費のすべてを、NAVERまとめだけでまかなうことも「不可能じゃないはずです」だそうだ。

 ちなみに1本あたりのまとめ作成にかかる時間はだいたい30分〜1時間ほどだそうで、時給に換算しても悪くない。もちろん「レギュラー枠」だからというのもあるが、短期間で高い実績を残すことで選ばれる「ルーキー枠(1ポイント0.4円)」というのもあり、まだまだ参入の余地はあるという。

「センス一発の勝負なので、大御所もアルファブロガーもない。多くの人に見てもらえる可能性を最初から備えているので、ブログに比べて参入障壁はすごく低いと思います」(narumiさん)

 今のペースで行けば、narumiさんの月刊インセンティブは約6万円強(予想)といったところだろうか。さすがにこれだけで生活するのはちょっと苦しそうだが、あくまで「実益も兼ねた趣味」だと考えれば充分すぎるほどだ。

 もしかすると将来、本当に「NAVERまとめ」だけで生活していける、真の「まとまー」が現れるかもしれない。余談だが現在、ゆるキャラの「大崎一番太郎」もなぜか「『NAVERまとめ』の報奨金で彦根に行けるか?」という企画に挑戦中だが、こちらはまだまだ目標額到達にはほど遠いようだ。

画像 大崎のマスコットキャラクター、大崎一番太郎。目標の20万円はまだまだ遠い……

関連キーワード

まとめ | NAVERまとめ | 挑戦 | 趣味 | ブロガー | Twitter


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2501/28/news155.jpg がん闘病の森永卓郎、容態急変後にモルヒネ投与で“結構厳しい状況” スタジオ出られず弱々しい声で「そう長く持たないかもしれない」「本格的に転移が始まったよう」
  2. /nl/articles/2501/27/news037.jpg スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  3. /nl/articles/2501/26/news053.jpg 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  4. /nl/articles/2501/28/news070.jpg サザエやカキの貝殻を“最強の土”に埋めて、10カ月後…… 驚きの検証結果に「びっくりです」「すごいですね!」
  5. /nl/articles/2501/29/news086.jpg 鮮魚店で売れ残ったタコを水槽に入れたら、数週間後まさかの展開が…… 胸を打つ光景に「目が腫れるくらい泣いてます」
  6. /nl/articles/2501/27/news095.jpg 「別人?」「お母さん泣くね」 母の紹介で美容院に来た男子高校生がイメチェン…… 超さわやかな髪型に称賛の声【男性イメチェン記事5選】
  7. /nl/articles/2501/28/news123.jpg “港区大好き”元有名グループアイドル、仕事ゼロの不人気メン→20歳上男性と結婚で“セレブ妻”転身! 家賃170万円のマンション暮らしに「生きてる世界違う」
  8. /nl/articles/2501/28/news080.jpg 共通テスト当日の息子に普段通り接しようとして―― “予想外すぎる母のLINE”に爆笑の声 「声出た!! 笑」「おもろすぎ」
  9. /nl/articles/2501/23/news050.jpg 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  10. /nl/articles/2501/28/news034.jpg 大人なら5秒で解きたい!「9+0÷2−3」の答えは?【算数クイズ】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
  2. DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
  3. 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議
  4. スーパーで買った半玉キャベツの芯を植え、5カ月育てたら…… 農家も驚く想像以上の結末が1300万再生「凄い」「感動した」
  5. 東京藝大卒業生が油性マジックでサンタを描いたら? 10分で完成したとんでもない力作に「脱帽です」「本当にすごい人」
  6. 定年退職の日、妻に感謝のライン → 返ってきた“言葉”が約200万表示 大反響から7カ月たった“現在の生活”を聞いた
  7. 【ヤフオク】“3万円”で購入した100枚の着物帯 →現役着付師が開封すると…… “まさかの中身”に驚き
  8. 「立体的に円柱を描きなさい」→中1の“斜め上の解答”に反響「この発想は天才」「先生の優しさも感じます」 投稿者に話を聞いた
  9. 「すんごい笑った」 “干支を覚えにくい原因”を視覚化したイラストが勢いありすぎで1700万表示の人気 「確かにリズム全然違う!」
  10. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. パパに抱っこされている娘→11年後…… 同じ場所&ポーズで撮影した“現在の姿”が「泣ける」「すてき」と反響
  3. 東京美容外科、“不適切投稿”した院長の「解任」を発表 「組織体制の強化に努めてまいる所存」
  4. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  5. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  6. イモトアヤコ、購入した“圧倒的人気車”が思わぬ勘違いを招く スーパーで「後ろから警備員さんが」
  7. 「何があった」 絵師が“大学4年間の成長過程”公開→たどり着いた“まさかの境地”に「ぶっ飛ばしてて草」
  8. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  9. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  10. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」