「絵の情熱がなくなりました」と悩み相談 Yahoo!知恵袋の名回答が話題に

2010年の投稿ですが、今になって注目を集めています。

» 2013年03月22日 19時24分 公開
[ITmedia]

 「絵の情熱がなくなりました」――「Yahoo!知恵袋」に投稿されたこんな悩みに対し、ベストアンサーに選ばれた回答が素晴らしいと話題になっています。投稿は2010年のものですが、今になってネットで広まっているようです。

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 質問者は絵が大好きで、当時は美術系の大学を目指していたという人物。入試に向けて日々デッサンに励んでいたところ、ある日糸がブツンと途切れたように「上手くなろう!」という気持ちが消えてしまいました。これまで壁にぶつかってきた時は、血を吐く思いで克服してきたものの、その時は完全に気持ちが消え去ってしまったそうです。突然の変化に戸惑い、ネットに同じような経験の持ち主はいないかと助けを求めます。

 すると、およそ半日後に真摯な回答が寄せられました。「受験を控えてとのことなので、制限時間を設けて描かされてはいませんか?」「一枚の絵を仕上げるという達成感を得ていますか?」「『絵を描く』という行為を、楽しんでください」――ベストアンサーの投稿者は、自身の体験を元に優しく語りかけます。このユーザーも、あるアニメをきっかけにイラストレーターを志し、美術系の高校に進学しながらそこで自信を失って一般会社に就職したんだとか。現状に目立った不満はなくとも時々「諦めずに美大を受験していたら……」と別の未来がよぎり、同じ結果になって欲しくないと思ったそうです。

 回答では、さまざまな提案・アプローチを行ないつつ、即効性のある方法としてデッサンなどの仕上げ時に「ヨッシ、完成ー!!!」と笑顔で叫ぶことを勧めています。絵の完成時には歓喜が伴うと述べ、「これはこれで完成なんだ」と区切ることが重要だとしています。「それで不満や未練が残るなら、次はそこをフォロー出来るように気を掛けてください」とも語り、最後に「切れた糸が繋がるよう、願っています」と文章を締めくくっています。

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