新「スター・ツアーズ」も! 東京ディズニーリゾート30周年 ひとあしお先にハピネスを体験してきた夢の国の建国からもう30年(2/2 ページ)

» 2013年04月11日 17時25分 公開
[宮田健(ONETOPIディズニー),ねとらぼ]
前のページへ 1|2       

すまない、ここから先はディズニーマニア以外は帰ってくれないか――

 さて、ここまでは一般的な記事。ここから先はちょっと濃くなりますので、ディズニーマニア以外は不必要な情報になります。マニアを自認する方はお手柔らかに、そうでない方はこんな見方もあるのか! と後ろ指をさすためのコーナーです。

新パレード「ハピネス・イズ・ヒア」、お前誰だ?!

 今回スタートした新パレード「ハピネス・イズ・ヒア」。ミッキーやミニー、プーさんにプリンセスたちなどは映画を見ていなくても分かる人たちですが、途中、ディズニーマニアですら「誰?」と思わずこぼしてしまうようなキャラクターたちがいっぱい登場します。

 これらのキャラクターは主に短編作品出身のかたが多いので、分かる限り紹介していきましょう。


左がクララベル・カウ、右がホーレス・ホースカラー。どちらも短編出身のキャラクター
先頭にいるハチはメロディ・タイムの「クマンバチ・ブギ」に登場するキャラクター


短編「プカドン交響曲」に登場する鳥の生徒。汽車を運転するのは先生です
映画「おしゃれキャット」からロックフォール


本パレード最大の驚き、映画「おしゃれキャット」からおなじみマリーと、ベルリオーズ
同じフロートにいるもう1人はトゥルーズ。3人は兄弟です


ドナルドではありません。短編「みにくいアヒルの子」のアヒル
シリーシンフォニー短編「森の音楽会」や短編「ミッキーの害虫退治」などに登場するいも虫さん

5月7日には「スター・ツアーズ ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」搭乗開始!

 そして東京ディズニーランド、30周年2つ目の目玉は、あの「スター・ツアーズ」新バージョンの登場です。

 今までの「スター・ツアーズ」は、映画「スター・ウォーズ」でいうとエピソード6以降、平和な時代のお話でした。まもなくオープンする「ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」では時代をさかのぼり、エピソード3.5相当になります。そのため、その世界では帝国軍が隆盛を迎えており、反乱軍は動き始めたばかり……。そのため、今回のツアーでは、あのダース・ベイダーやレイア姫、ヨーダと出会うことができるかもしれません。

 3D映像になり、高画質、高音質にアップグレード。さらには50通り以上あるストーリー。説明は不要、ぜひ、体験してください。

 と、それで終わってはマニア向けではありませんね。今回、一足先に体験させてもらった「ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」、東京版も本編以上にキューライン(待ち行列エリア)の作り込みがすばらしいものでした。その一例をちょこっとだけお伝えしましょう。

 個人的に大好きなのは、荷物チェックのドロイドがいるワンシーン。ずーっと見ているとホーンテッド・マンションのマダム・レオタや、トイ・ストーリーのバズ、さらにはスティッチまで出てくるかも…?


バッグの中身をスキャンすると…ミッキーのソーサラーハット?
こっちにはウォーリーが


チップとデールがいた!
私ならこうやって出るがな!

 プレス内覧をいいことに数十分この場所で見ていましたが、ずーーーーーーっとしゃべりっぱなしで本当に楽しいです。ほかにもアッと驚くドロイドや、どこかで見たようなアクションをする3体のドロイドも。これなら行列も楽しいこと間違いなし。

ディズニードローイングクラスの元絵を描いたアーティストを独占→84万円は安い!?

 記事本編でも紹介したディズニードローイングクラス。インストラクターが懇切丁寧に教えてくれるので、絵心がなくてもミッキーたちが描けるのが楽しいです。ところで、その教えてくれるインストラクターには誰が教えているのでしょうか?

 実はこのドローイングクラスの元絵と、インストラクターへの指導をしているのは、東京ディズニーリゾートに務める日本人アーティストの佐藤征作(せいさく)氏。ミッキーが大好きなディズニーマニアの間では「神」と称されるほどの方で、さまざまなパーク内アートを手掛けています。例えば東京ディズニーランドでは5、10、15、20、25周年にてアニバーサリーイヤーのミッキーを描いています。今回用意されている30周年で描くキャラクターも、佐藤氏によるものだそうです。アドバンスコースのミッキー、ミニーは本当にかわいいでしょう!

ドローイングクラス、アドバンスコースではこのミッキーとミニーが50分で描けます

 そしてこの佐藤氏、シンデレラ城裏にあるショップ「キングダム・トレジャー」の内装とストーリーも担当しています。

佐藤氏がバックグラウンドストーリーまで手掛けた「キングダム・トレジャー」内部に飾られたアート。ミッキーに倒されるドラゴンが、心なしかうれしそうな理由は……それはぜひ現地で確かめてください

 先日行われたディズニーファン向けのイベント「ディズニアナ・ファン・フェスティバル2013」で行われたチャリティオークションにて、佐藤氏と回る「アーティストと巡る東京ディズニーランド・アートツアー」が出品されましたが、落札額はなんと84万円。マニアならばそれも納得がいく……?

30年間ありがとう――ひっそりと閉店したあのお店

 実は1つ、30周年でディズニーマニアが大変悲しんだことがあります。開園時から東京ディズニーランドに存在した、ちょっと異端なショップが消えてしまいました。そのショップとは「千葉物産館・美術工芸」。

千葉物産館・美術工芸の在りし日の姿

 アドベンチャーランドにひっそりと存在したそのお店は、漢字名称でもちろん世界にここしかない唯一のショップで、日本の、主に千葉名産の物産を販売するというとても不思議なお店でした(アドベンチャーランドの同エリアは世界中から珍品が集まる、という設定なのです)。このお店が30周年を迎える直前、あらたに「パシフィック・エクスポート」として生まれ変わりました。現在は日本をイメージしたグッズを販売しています。

 古くからのトリビア本では「東京ディズニーランドで売っている高価なお土産のひとつはおみこし。千葉物産館で売っている」という記述が多く見受けられましたが、残念ながらこれももう無くなっちゃいました。30年間、ありがとうございました。おみこしって1つでも売れたのかしら。


 いかがでしたでしょうか。30周年を迎えた東京ディズニーリゾートは、何度言っても楽しめるような仕掛けがいっぱいです。さあ、このハピネスを体験しに行きましょう!

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2410/05/news022.jpg 「クレオパトラみたい」と言われ傷ついた55歳女性→カット&パーマで大変身! 「本当にびっくり」「素敵なマダムに」
  2. /nl/articles/2410/05/news040.jpg 伝説の不倫ドラマ「金曜日の妻たちへ」放送から41年、キャストの現在→75歳近影が「とても見えません」と話題
  3. /nl/articles/2410/02/news116.jpg 余りがちなクリアファイル、“じゃないほう”の使い方で食器棚がまさかのスッキリ 「目からウロコ」「思いつかなかった!」と反響
  4. /nl/articles/2410/05/news023.jpg 七五三で刀を持っていた少年→20年後には…… “まさかの進化”に「好きなもの突き進んでかっこいい!」
  5. /nl/articles/2410/05/news018.jpg 野良猫が窓越しに「保護してください」と圧をかけ続け…… ひしひし感じる強い意志と表情に「かわいすぎるw」「視線がすごい」
  6. /nl/articles/2410/05/news012.jpg 「あのお客さんに幸あれっ!」 小銭の出し方が完璧な“神客”にレジ店員感激 会計がスムーズになる配慮が参考になる
  7. /nl/articles/2410/04/news048.jpg 「こういうの好き」 割れたコップの破片を並べたら…… “まさかの発想”で息を飲むアート作品に 「すごいセンス良い」「前向きな考え」
  8. /nl/articles/2410/04/news040.jpg 50代女性「モンチッチみたいにしてほしい」→美容師がプロのワザを見せ…… 別人級の変身に「めっちゃお洒落」「すごい!」
  9. /nl/articles/2410/04/news025.jpg 「これが免許証の写真???」 コスプレイヤーが公開した“信じられない”免許証が話題 コスプレ姿との比較に「両方とも可愛いすぎる」
  10. /nl/articles/2410/05/news032.jpg 大型犬が18年間、ドアを開け続けた結果……そうはならんやろな驚きの末路に「どうしたらこんな風になるのよ」の声
先週の総合アクセスTOP10
  1. ネットで大絶賛「ブラウニー」にカビ発生 業務スーパーに7万箱出荷…… 運営会社が謝罪
  2. 「全く動けません」清水良太郎がフェスで救急搬送 事故動画で原因が明らかに「独りパイルドライバー」「これは本当に危ない!!」
  3. トラックがあおり運転し車線をふさいで停車…… SNSで拡散の動画、運転手の所属会社が謝罪
  4. 「ヤヴァすぎる!!」黒木啓司、超高級外車の納車を報告 新車価格は5000万円超 2023年にはフェラーリを2台購入
  5. そうはならんやろ “ドクロの絵”を芸術的に描いたら…… “まさかのオチ”に「傑作」の声【海外】
  6. 「ウソだろ?」 ハードオフに3万円で売っていた“衝撃の商品”に思わず二度見 「ヤバいことになってる」
  7. 「結局こういう弁当が一番旨い」 夫が妻に作った弁当に「最強すぎる!」「絶対美味しいビジュアル」
  8. “メンバー全員の契約違反”をライブ後に発表 異例の脱退騒動背景を公式が釈明「繋がり行為などではなく」
  9. 「言われる感覚全く分からない」 宮崎麗果、“第5子抱いた服装”に非難飛び……夫・黒木啓司は「俺が言われてるのかな?」
  10. 大沢たかお、広大プールを独り泳ぐ“バキバキ姿”が絵になり過ぎ 盛り上がる筋肉の上半身に「50代とは思えない」「彫刻みたい」
先月の総合アクセスTOP10
  1. “緑の枝付きどんぐり”をうっかり持ち帰ると、ある日…… とんでもない目にあう前に注意「危ないところだった」
  2. 「しまむら」に行った58歳父→買ってきたTシャツが“まさかのデザイン”で3万いいね! 「同じ年だから気持ちわかる」「欲しい!」
  3. 友人に「100円でもいらない」と酷評されたビーズ作家、再会して言われたのは…… 批判を糧にした作品が「もはや芸術品」と490万再生
  4. 高校3年生で出会った2人が、15年後…… 世界中が感動した姿に「泣いてしまった」「幸せを分けてくださりありがとう」【タイ】
  5. 「ま、まじか!!」 68歳島田紳助、驚きの最新姿 上地雄輔が2ショット公開 「確実に若返ってる」とネット衝撃
  6. 荒れ放題の庭を、3年間ひたすら草刈りし続けたら…… 感動のビフォーアフターに「劇的に変わってる」「素晴らしい」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 「天才!」 人気料理研究家による“目玉焼きの作り方”が目からウロコ 今すぐ試したいライフハックに「初めて知りました!」
  9. 「エグいもん売られてた」 ホビーオフに1万1000円で売られていた“まさかの商品”に「めちゃくちゃ欲しい」
  10. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声