艦これサーバ群“戦歴的”プロフィール「タウイタウイ泊地」編:「雷」も眠る悲運の泊地
艦隊これくしょんの新規着任待ち提督たちには期待の「タウイタウイ泊地」だが、史実ではあまりいい話をきかない“訳あり物件”だったりする……。
「練習しないとこうなります」という典型的なお話
「艦隊これくしょん」開発運営アカウント(@KanColle_STAFF)は、第11サーバ群「タウイタウイ泊地」を9月28日から投入した。大規模新規着任を想定したサーバ群で、28日の開放では約5万人に及ぶ新人提督を受け入れた。
史実のタウイタウイ泊地は、なんといってもサイパン島を争う「マリアナ沖海戦」を前にして、日本海軍の決戦艦隊である第一機動艦隊(所属するのは空母基幹の第三艦隊と戦艦重巡基幹の第二艦隊)が約1カ月にわたって待機した泊地として有名だ。この待機期間において、空母配属となった各航空隊はほとんど訓練を行うことができなかったために技量が低下してしまい、それがマリアナ沖海戦の敗因の1つになったと考える関係者や戦史研究者は多い。
もともと、小規模な陸上兵力(第三十三警備隊)と4機の水上機しか配備していなかったフィリピン南端とボルネオ島を結ぶ海域にあるこの泊地は、シンガポールに隣接していたリンガ泊地と異なり、陸上に大規模な飛行場がなかったものの、ボルネオの産油地であるタラカンに近かったため燃料の心配もなく、空母に配備した航空隊の訓練に適した拠点と考えられていた。

しかし、タウイタウイ泊地は敵潜水艦が出撃するオーストラリアと日本の資源輸送航路がある南シナ海を結ぶ経路に接していたため、日本海軍が集結した直後の5月18日には早くも敵潜水艦に所在が露見してしまう。それ以降、多くの米豪潜水艦が付近を航行する日本海軍艦艇を攻撃するようになり、日本の空母部隊と搭載する航空隊は泊地から出港して訓練を行うことができなくなってしまった。
それどころか、対潜作戦のために出撃した駆逐艦も敵潜水艦に撃沈されてしまう。艦これにはまだ登場していないが、「早波」「風雲」「谷風」がタウイタウイ泊地周辺で沈んでいる。特に谷風は命中後の火災が泊地に停泊する空母の飛行甲板からも見えたという。また「水無月」、そして艦これの人気者「雷」も船団護衛中にタウイタウイ近海で潜水艦に撃沈された。
こうして、訓練もままならないまま、無為に過ごした航空隊の技量は下がる一方だった。これを示す値として、タウイタウイ泊地に集結してからあ号作戦が発動して出撃するまでの1カ月弱の間に“事故”で失った艦上機は9隻の空母全体で56機にも達している。これは、「千代田」と「瑞鳳」が搭載する機数に相当する。
タウイタウイ泊地に待機した1カ月で、技量が低下し事故で軽空母2隻分の艦上機を失った日本艦隊は、結局、避けたかったマリアナ沖海域に出現した敵機動部隊を迎え撃ち、そして、敗れ去ることになる。
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