カッパのミイラにジャッカロープ! オカルト・UMA好きにはたまらない珍スポット「山口敏太郎の妖怪博物館」に行ってきた(2/2 ページ)

» 2013年12月25日 10時00分 公開
[姫野ケイ,ねとらぼ]
前のページへ 1|2       

怖〜い展示も……

 妖怪やUMAはうさんくささも含めて楽しめる展示だったが、思わず背筋がゾクッとしてしまうような展示もあった。それが、黒い布で隠された「呪い面」。テレビ番組「奇跡体験! アンビリバボー」(フジテレビ)で紹介されて一時話題になった面で、このお面をかぶった人は次々に身内が亡くなったり、仕事を失ったりと、不幸になってしまったそうだ。現在は京都のお寺で供養されており、写真での展示となっている。

 黒い布をめくると、映画「13日の金曜日」のジェイソンのお面にも似たお面の写真があった。なんとも不気味で、筆者はその晩、シャンプー中にこのお面の顔を思い出してしまい、怖くて目が開けられなかった……。「見るのは自己責任で」という内容の注意書きがあるので、勇気のある方だけ布をめくって見てほしい。ちなみに、最近現物を見に行った野中さんによると「だいぶ優しい顔に変わっていました」とのこと。

 このように、なかなかお目にかかれない怪しい品々が見られる妖怪博物館。妖怪マニアはもちろん、親子で来て妖怪について学んでもらいたいとスタッフは語る。妖怪を通じて親子のふれあいの場になれば、と。「最近の子どもは妖怪について知らない子が多いので、妖怪を知っている世代の親御さんと一緒だとますます楽しめるはずです」。年内には妖怪グッズのガチャポンも追加される予定。親子で夢中になってしまいそうだ。

 そして、運良く山口敏太郎さんがいるときに来た人は、山口さんのより詳しい解説付きで展示を見られるという。もちろん、通常の日もスタッフがついて展示の説明をしてくれる。スタッフの説明付きで展示を見て、質問にも答えてもらえる博物館は珍しい。狭い展示室ながら多数の展示品があり、得られる知識が多い点も魅力だ。

 最後に、妖怪博物館の今後の目標を聞いてみた。

 「今度は都心で新宿あたりに妖怪博物館の2号店を出したいですね。そして3号店は事務所がある千葉が良いですね。展示はまだ始まったばかりなので、とにかくいろいろチャレンジしてみたいです」と笑顔で語るスタッフさん。妖怪博物館の野望は大きいようだ。

 お台場の新たな珍スポット「山口敏太郎の妖怪博物館」。お台場を訪れる際は、ほかの博物館では見られない怪しい品々を間近で見て楽しんでみてはいかがだろうか。

姫野ケイ:フリーライター・コラムニスト・作家。1987年9月7日生まれ。宮崎県宮崎市出身。日本女子大学文学部日本文学科卒。大学時代は出版社のアルバイトにて編集業務を学びつつ、ヴィジュアル系バンドの追っかけに明け暮れるバンギャル。2010年度南日本文学大賞最終ファイナリスト。現在はWebやスポーツ新聞にてコラム・小説を執筆中。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/22/news047.jpg 刺しゅう糸を20時間編んで、完成したのは…… ふんわり繊細な“芸術品”へ「ときめきやばい」「美しすぎる!」
  2. /nl/articles/2412/18/news207.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」【大谷翔平激動の2024年 現地では「プレー以外のふるまい」も話題に】
  3. /nl/articles/2412/22/news034.jpg 後輩が入手した50円玉→よく見ると…… “衝撃価値”の不良品硬貨が1000万表示 「コインショップへ持っていけ!」
  4. /nl/articles/2412/21/news040.jpg 友達が描いた“すっぴんで麺啜ってる私の油絵"が1000万表示 普段とのギャップに「全力の悪意と全力の愛情を感じる」
  5. /nl/articles/2412/21/news019.jpg 毛糸6色を使って、編んでいくと…… 初心者でも超簡単にできる“おしゃれアイテム”が「とっても可愛い」「どっぷりハマってしまいました」
  6. /nl/articles/2412/22/news036.jpg 「これは家宝級」 リサイクルショップで買った3000円家具→“まさかの企業”が作っていた「幻の品」で大仰天
  7. /nl/articles/2412/21/news023.jpg 「人のような寝方……」 “猫とは思えぬ姿”で和室に寝っ転がる姿が377万表示の人気 「見ろのヴィーナス」
  8. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  9. /nl/articles/2412/17/news042.jpg 山奥で数十年放置された“コケと泥だらけ”の水槽→丹念に掃除したら…… スッキリよみがえった姿に「いや〜凄い凄い」と210万再生
  10. /nl/articles/2412/22/news039.jpg 13歳少年「明日彼女に会うから……」 パパを説得してヘアカットへ→大変身した姿に「生まれ変わった」「全く別人みたい」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」