あまりにもつらい「バウムクーヘンエンド」が話題に どこから生まれたの?:ねっと用語知ったかぶり
「好きな人の結婚式の引き出物のバウムクーヘンを1人で食べる」ってつらすぎでしょ!
たまに見かけるネット用語を、勝手に知ったかぶりで解説する「ねっと用語知ったかぶり」。今回は「バウムクーヘンエンド」(バームクーヘンエンド)。4月21日ごろから、主に女性オタク方面にバズったこの単語(中には1万近くリツイートされているつぶやきも)。いったいどういう意味なんでしょうか?
【バウムクーヘンエンド】
「バウムクーヘンエンド」とは、キャラクターとキャラクターの関係性が悲しい結末に終わったことを示す言葉。pixiv百科事典にはこのようにまとめられています。
自他共に認める仲のいい2人組の片割れが、物語の中で他の相手と結ばれることを指す。バウムクーヘンエンドというネーミングは 「非常に仲がよく、周囲からも『あいつら仲いいよな』『付き合ってんじゃねぇの?』などと言われているような2人組の片割れが結婚し、もうひとりが披露宴でのスピーチを頼まれ、笑いまで取ったりして如才なくこなした後に、家に帰って1人で引き出物のバウムクーヘンを食べる」というエピソードに由来している。 何か具体的な元ネタとなる作品があるわけではない点に注意。
具体例として挙げられているのは、「デジモンアドベンチャー」の八神太一と武之内空。つ……つらいぞー!
こんなにつらい言葉が生まれたのは、2012年の9月ごろ。Twitter上である女性ユーザー2人が「こんなシチュエーションはつらい」と酔っぱらいながら盛り上がった結果、爆誕した言葉のようです。pixiv百科事典に掲載されている「1人でバウムクーヘンを食べる」というエピソードも、萌え話の中から生まれた架空のシチュエーション。
3年の時を経て、pixiv百科事典に掲載されたり、「Yahoo!知恵袋」で質問されたりしている「バウムクーヘンエンド」。こうして言葉は出来上がっていくのですね……。
【使い方例】
例1:「フローラ選んだらビアンカにとってはバウムクーヘンエンドじゃない?」
例2:「ハピエン大好きだからバウムクーヘンエンドは本当につらい」
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