ニュース
» 2015年08月19日 22時00分 公開

【閲覧注意】サクサクポリポリ カンボジアで「虫料理」をおいしく食べてみた

スナック感覚の食感でした。

[中川康雄,ねとらぼ]

 近年、日本でもちょっとしたブームのようになっている「虫食」ですが、他のアジア地域などでは、昔からそして今でも、日常的に虫が食べられています。この古くて新しい食材「虫」を、カンボジアのシェムリアップという街で食べてみました。そのレポートをお送りします。

 けれども、カンボジアの道端の露店などで売られている虫は、日本人にとってはちょっと抵抗があるもの。特に露店では、虫に限らず食中毒になる旅行者もいます。そのため、今回は衛生的な虫食レストランに行くことに。

 そのレストランとは、フランス人オーナーが経営している虫食専門店「バグズ・カフェ」。

虫料理に挑戦

バグズカフェ

 こちらのお店で使われているのは、オーナー自ら厳選したお墨付きの虫たち。レシピもオーナーが考案したもので、有名ホテル出身のシェフによって調理されます。安全においしく虫をいただくことができるというわけなのです。まさに虫食初心者にうってつけのお店。

 選んだのは、一度に多くの種類の虫が楽しめる「Mixed insects」。味付けは「HOT」(辛い)で注文しました。値段は6.5ドル(約800円)。現地の物価からすると少し高めです。

 運ばれてきた料理は、野菜と一緒にたくさんの虫たちが炒められています。

 まず目に飛び込んでくるのは、真っ白なライスの上に添えられているコオロギの揚げ物。そして、右側にはタガメにタランチュラという大物が。その背後には、サソリと無数のカイコのサナギとコオロギたちがわんさかと盛りつけられています。

 味の方は、なんと説明すればいいのでしょうか。例えば牛肉を食べたことのない人に牛肉の味を説明するのは難しいと思うのですが、これまでに食べたことのない、「虫の味」とかしか言いようがないもの。中にはほとんど無味のものもあります。けれども、チリソースであえてあるので、私たちの知っている既存の料理の延長線上で食べることができます。でもライスとはちょっと合いませんでした。

 食感はどれも基本的にスナック感覚に近く、コオロギなどはサクサクいけます。これはビールに合いそう。あと、意外とおいしかったのがサソリ。クセがなくポリポリいけて、何だか元気が出るような気もしました。あまりイケてなかったのはタガメ。まずくはないですが、皮が厚くてなかなかかみ切れず、食べにくかったです。

虫が未来の食料難を救う!?

 虫食はこれからの食料資源として有力株と言われています。30〜40年後には主食となる可能性があるほど。実は栄養価がとても高く、タンパク質や良質の脂肪を多く含み、カルシウム、鉄分、亜鉛の量が豊富だと国際連合食糧農業機関(FAO)の報告書にもあります。

 同機関は2013年5月に、「近い未来の食糧危機を虫食が救う」と発表しています(関連記事)。その理由は、「虫はどこにでも生息し、すぐに増殖するため環境への負荷も少ない」ため。

 もともとアジア地域で多くみられた食虫文化。昆虫は貴重なタンパク源として重宝されてきた長い歴史を持ちます。日本でもイナゴの佃煮やハチノコの甘露煮など、伝統的に親しまれてきた料理もありますね。

 意外と身近にもあるこの未来の主食「虫」。現代日本に住む私たちにとっては、「食」の次のパラダイムにあるのは確かなのでしょうが、キャズム越えを果たして一般化するためにはもう少し時間がかかりそうです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  2. 「モンストのせいで彼氏と別れました」→ 運営からの回答が“神対応”と反響 思いやりに満ちた言葉に「強く生きようと思う」と前向きに
  3. 「この抜き型、何ですか……?」 家で見つけた“謎のディズニーグッズ”にさまざまな推察、そして意外な正体が判明
  4. 人間に助けを求めてきた母犬、外を探すと…… びしょ濡れになったうまれたての子犬たちを保護
  5. 幼なじみと5年ぶりに再会したら…… 陸上選手から人間ではない何かに変わっていく姿を見てしまう漫画が切ない
  6. ブルボンの“公式擬人化”ついにラスト「ホワイトロリータ」公開 イメージ通り過ぎて満点のデザイン
  7. 「幸せな風景すぎて涙出ました」 じいちゃんの台車に乗って散歩するワンコのほのぼのとした関係に癒やされる
  8. 「遺伝ってすごい」「足長っ!」 仲村トオルの“美人娘”ミオがデビュー、両親譲りのスタイルに驚きの声
  9. 猫「飼い主、大丈夫か……?」 毎日の“お風呂の見守り”を欠かさない3匹の猫ちゃんたちがかわいい
  10. 天才科学者2人が最強最高のロボを作成するが…… 高性能過ぎて2人の秘密がバラされちゃう漫画に頬が緩む

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「訃報」「愛猫」「手風琴」って読める? 常用漢字表に掲載されている“難読漢字”
  2. 痩せたらこんなに変わるのか 丸山桂里奈、現役時代の姿が別人過ぎて「誰かわからん」の声殺到
  3. 保護した子ネコに「寂しくないように」とあげたヌイグルミ お留守番後に見せた子ネコの姿に涙が出る
  4. セーラーサターンの変身シーン、四半世紀を経てアニメ初公開にネット湧く 「ついに公式が」「感謝しかない」
  5. 「髪型体型全て違う」 丸山桂里奈、引退直後のセルフ写真にツッコミ 4年前のスレンダーな姿に「今も輝いててかわいい」の声も
  6. 鳥取砂丘から古い「ファンタグレープ」の空き缶が出土 → 情報を募った結果とても貴重なものと判明 ファンタ公式も反応
  7. 「マジで助けてくれ」 試験中止で教授に“リスのさんすうノート”を提出することになった大学生に爆笑
  8. 「140秒とは思えない満足感」「なぜこれだけの傑作が埋もれているのか」 崩壊した日本を旅する“最後の動画配信者”のショートフィルムが話題
  9. 「化粧! 今すぐ落としてこい!」 男性教師に怒鳴られる生徒をかばう女性教師を描いた漫画に納得と感謝の声
  10. 畠山愛理、いま着たらピチピチなレオタードを公開 「とんでもなく可愛い」「見惚れてしまいました」と反響