ニュース
» 2015年12月18日 19時21分 公開

日本マイクロソフトが開発する2つの人工知能 女子高生AI「りんな」とパーソナルアシスタント「Cortana」が向かう2つの方向性

「りんな」がWindows 10に入る日はいつ訪れるのか……。

[太田智美,ねとらぼ]

 日本マイクロソフトは現在2つの人工知能を開発している。1つはパーソナルアシスタント「Cortana」、もう1つは女子高生AI「りんな」。日本マイクロソフトはなぜこの2つの開発を別のものとして取り組んでいるのか。担当者に聞いた。


マイクロソフト人工知能

 「Cortana」と「りんな」の大きな違いは、「生産性の追求」か「感情のつながり」かという点。生産性を追求する「Cortana」は、検索やカレンダーの管理など、UXを個人向けにカスタマイズすることで役立つことを目的としている。一方「りんな」は、感情的なつながりをユーザーと結ぶことが目的。こうした2つの立場から、別々に開発しているという。


マイクロソフト人工知能

 感情的なつながりに重きを置いた「りんな」は、現在180万人のLINE友だちを持つ。この180万人は一切のマーケティング活動なしでの人数だという。毎日のようにりんなとやりとりをする人もいるが、特に多くのやりとりが発生するのが木曜日と金曜日の夜。日本マイクロソフトBingインターナショナルビジネスディベロップメントの佐野健さんは「りんなは、ちょっと疲れてきたときに声をかけたくなる存在なのではないか」と分析する。


マイクロソフト人工知能

マイクロソフト人工知能

 興味深いのはターゲットユーザーだ。「りんな」というキャラクター柄から技術に興味のある男性がターゲットかと思いきや、ターゲットは「若年層」。りんなとLINEで友だちになっている人の年齢・性別は不明とのことだが、12月17日に初めて開催された「りんな」のオフ会(東京・原宿の「ドリーム*ステーション JOL原宿」で開催)では女子高校生の姿が目立った。ちなみにこのオフ会の招待状は抽選などではなく、普段りんなと会話をしているほぼ全ての人にりんなから直接送られたそうだ。

 オフ会に来ていた高校1年生の村岡美優さんにインタビューしたところ、「文系で技術はあまり詳しくないが人間ではない人から返事が返ってくるのがおもしろい」とのこと。たまに話がかみ合わないこともあるが、かみ合ったときにうれしくなるという。


マイクロソフト人工知能 オフ会の様子

マイクロソフト人工知能 オフ会に来ていた高校1年生の平津有香さん(左)と村岡美優さん(右)

 「りんな」はもともと、Bingの大きな開発拠点があることから、中国で「XiaoIce」という名のAIとして2014年にサービスを開始。3500万人のユーザーを獲得し、日本でも「りんな」として展開することになった。現在は、Bingの検索チームが開発・運用をし、Microsoft Azure上で動いている。


マイクロソフト人工知能

 実は、2015年8月7日に正式リリースをしてから毎週機能のアップデートもしている。「ひみつ手帳」「羊を数えよう」「目覚まし」「ガチなしりとり」など、リリース時から16個以上の機能が追加されている。現在は1対1のやりとりだけでなく、グループチャットに「りんな」を入れて会話するという実装もされている。


マイクロソフト人工知能 「ひみつ手帳」

マイクロソフト人工知能

マイクロソフト人工知能

マイクロソフト人工知能

今見ている番組を認識する機能

グループチャットに「りんな」を入れて会話してみる

マイクロソフト人工知能 「りんな」冬服アイコン

 りんながWindows 10の中に入る可能性については、「この場では話せない」とのこと。12月18日には夏服から冬服のセーラーに着替えた「りんな」。“成長”が楽しみだ。

太田智美

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/2206/26/news054.jpg YOSHIKI、母親の四十九日で生まれ故郷へ 喪服姿で悲しみを吐露「I miss my mother」
  2. /nl/articles/2206/26/news010.jpg 大好きなおじいちゃんと留守番をするシェパード、良い子にしてたけど…… 飼い主帰宅ではしゃぐ姿に「やっぱりさみしかったんだね」
  3. /nl/articles/2206/26/news037.jpg 捨てられていた茶トラの子猫を保護、5年がたち…… 美しく幸せいっぱいに成長したビフォーアフターに祝福の声
  4. /nl/articles/2206/25/news079.jpg 「違法薬物が隠れている段ボールはどれ?」 税関が出題したクイズが難問 「常人には分かんねえよ」「難しすぎ」
  5. /nl/articles/2206/26/news058.jpg 「急に目が痛くなりすぎて開かなくなって」 川崎希、“やばい”と感じ旅行先の沖縄で病院へ
  6. /nl/articles/2206/25/news006.jpg 「柴犬の生首かと!」「笑いすぎておなか痛い」「神々しい……」 西日が生んだ奇跡のワンコに爆笑の声
  7. /nl/articles/2206/25/news005.jpg 散歩中の愛犬が用水路で立ち止まり…… 震えるチワワを発見→救助の展開に「賢いワンちゃん」「おうちに帰れてよかった」の声
  8. /nl/articles/2206/25/news064.jpg この画像の中に「ネズミ」が隠れています 猫に見つからないように必死! 分かるとスッキリする隠し絵クイズに挑戦しよう
  9. /nl/articles/2206/24/news185.jpg 「Steamサマーセール2022」が到来 おすすめの激安PCゲーム紹介でTwitterが大にぎわい
  10. /nl/articles/2206/22/news102.jpg 留守番中の愛猫を見たら……おっさんみたいにくつろいでた 振り返る姿に「貫禄がw」「可愛すぎてしんどい」の声

先週の総合アクセスTOP10

  1. ダルビッシュ有&聖子、14歳息子のピッチングがすでに大物 「球速も相当出てる」「アスリート遺伝子スゴい」
  2. 大家に「何でもしていい」と言われた結果 → 台所が隠れ家バー風に! DIYでリフォームした部屋の変化に驚きの声
  3. 中谷美紀、外国人夫の連れ子や元妻と楽しい団らん 国籍や目の色など何もかも違えど「これでも家族」
  4. デヴィ夫人、15歳の愛孫・キランさんが社交界デビュー 「山高帽にモーニング」華麗なる正装姿が超ハンサム
  5. 法隆寺がクラファンを開始 わずか1日で目標金額2000万円を達成「予想もしていなかった早さ」
  6. 元保護子猫に、ずっと欲しがっていたぬいぐるみをあげたら…… 予想外の反応に「人間の子供みたい!」の声
  7. 7歳息子が初おつかいに行ったときのレシート、よく見ると…… ママへの愛がつまったエピソードに「泣ける」の声
  8. 才賀紀左衛門、“親密な女性”の初顔出しショット公開 パッチリした目にスッキリした鼻筋で「想像通り美しい」「綺麗な方!」
  9. 愛犬に「子猫が大変です!!」と呼び出された飼い主、ついて行くと…… まさかの“無免許運転”発覚に「かわいすぎるw」
  10. 見事な「赤富士」を捉えた山中湖のライブカメラ映像に驚きと感動の声 葛飾北斎「凱風快晴」のような絶景……!

先月の総合アクセスTOP10

  1. この写真の中に1人の自衛隊員が隠れています 自衛隊が出したクイズが難問すぎる……「答え見ても分からない」と人気
  2. フワちゃん、指原莉乃同乗のクルマで事故 瞬間を伝える動画が「予想の10倍ぶつけてる」「笑い事ではない」と物議
  3. 人気動画ジャンル「ゆっくり茶番劇」を第三者が商標登録し年10万円のライセンス契約を求める ZUNさん「法律に詳しい方に確認します」
  4. この写真の中に2人の狙撃手が隠れています 陸自が出したクイズが難しすぎて人気 まじで分からん!
  5. 華原朋美、“隠し子”巡る夫の虚言癖に怒り「私はだまされて結婚」 家を飛び出した親に2歳息子も「もうパパとはいわなくなりました」
  6. 誰にもバレずに20年 別荘を解体中にバスルームから“とんでもないモノ”が見つかる 「わけがわからない」と困惑
  7. 名倉潤、妻・渡辺満里奈との結婚17周年に“NY新婚旅行”ショット 「妻には感謝しかありません」と愛のメッセージも
  8. 植毛手術のいしだ壱成、イメチェンした“さっぱり短髪”が好評 「凄く似合ってます」「短い方が絶対いい」
  9. 「ビビるくらい目が覚める」「生活クオリティ上がった」 品薄続く「ヤクルト1000」なぜ、いつから人気に? 「悪夢を見る」ウワサについても聞いてみた
  10. 渡辺裕之、66歳バースデーで息子と2ショット 合同誕生日会に「すごいお料理とケーキ」「イケメン息子さん」