クマムシ博士になろう! オンライン上に“最強生物”ことクマムシの研究所が誕生

オフラインでの観察会も。

» 2015年12月25日 19時15分 公開
[鈴木なとせねとらぼ]

 クマムシ博士こと慶應大学特任講師の堀川大樹さんが自身のブログ「むしブロ」で「クマムシ研究所」の設立を発表しました。同時に研究所員も募集しています。

クマムシ研究所 クマムシ研究所

 クマムシ研究所は、オンライン上で活動するバーチャル研究所で、月額会費2000円(学生500円)を支払えば誰でも研究所員になることができます。活動はFacebookグループ上で交流したり、実際に会って勉強会や観察会、お茶会を開いたりします。

 そもそもクマムシとは、「ムシ」と付いても昆虫ではなく緩歩動物門の無脊椎動物。真空や超高圧、凍結などの極限環境に耐えられる種類もいることから、最強生物と称されることもある生き物です。しかし研究者が少なく、まだその生態の多くが謎に包まれています。

クマムシ クマムシ photo by Bob Goldstein and Vicky Madden cc BY-SA 3.0


 クマムシ研究所設立者の堀川さんは、近代の科学発展にともなって大学など専門機関のみがほとんど担ってきた高価な機材や試薬が必要な研究を、オンラインでプロとアマチュアの垣根を超えて行えないかと考えてきたそうです。

 堀川さんが配信しているメールマガジン「むしマガ」には中学生クマムシ博士からの研究報告がきたり、高校生クマムシ研究者の仮説が話題になったり、すでに研究機関外での在野活動はあり、クマムシ研究の裾野を広げるためにもと研究所発足につながったといいます。

 研究所は現在第1期として研究所員30人を募集中で、国際クマムシ学会での発表や国際科学雑誌への論文掲載を目標としています。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/05/news138.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. /nl/articles/2411/05/news109.jpg 事故で重体の人気日本人TikToker、1カ月の意識不明と家族ケア経て逝去……“旅立ち直前に会った”親友は「励ましに来てくれてたのかな」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2411/05/news161.jpg 大谷翔平の肩に手を伸ばし…… 妻・真美子さんの“さりげない仕草”に「良すぎ」「優しさ垣間見れる」
  5. /nl/articles/2411/03/news021.jpg 「クソビビったwww」 ハードオフに38万5000円で売っていた「衝撃的な商品」が90万表示 「売った人突き止めたい」
  6. /nl/articles/2404/22/news111.jpg 「初めて見た」 大谷翔平、まさかの私服姿で取材対応 “40万円のジャケット”も球場到着時に注目集める
  7. /nl/articles/2411/05/news026.jpg 水族館デートをした2人→遠距離恋愛を経て、10年後…… 同じ場所で撮影された“現在の姿”が「クソエモい」「最高」と話題
  8. /nl/articles/2411/02/news081.jpg 「昔は国際的なモデルだった」と話す祖母→孫は信じていなかったが…… 3200万再生された若かりしころの祖母に「オーマイゴッド」【海外】
  9. /nl/articles/2411/05/news129.jpg 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」
  10. /nl/articles/2411/04/news019.jpg ぬいぐるみを一生懸命運んでいた秋田犬の子犬、あっという間に成長して…… 思わずグッと来るビフォーアフターに「ビックリ」「可愛すぎる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  2. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  3. 結婚相手を連れてくる妹に「他の人に会わせられない」と言われた兄、プロがイメチェンしたら…… 「鈴木亮平さんに見えた」大変身に驚がく
  4. 「2007年に紅白出場」 38歳になった“グラビア界の黒船”が1年ぶりに近影公開→驚きの声続々
  5. 「クソビビったwww」 ハードオフに38万5000円で売っていた「衝撃的な商品」が90万表示 「売った人突き止めたい」
  6. 夫婦喧嘩した翌朝の弁当を夫が作ったら…… “森”すぎるビジュアルに「インパクトすごい」「最高に笑いました」の声
  7. 約9万円の「高級激レアガンプラ」を10時間かけて制作→完成品に「家宝だ」「めっちゃくちゃにかっこいい!!」
  8. 天皇皇后両陛下主催の園遊会、“お土産”に注目 ジョージア大使「大好物です」「娘たちからも大好評」
  9. 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  10. 事故で重体の人気日本人TikToker、1カ月の意識不明と家族ケア経て逝去……“旅立ち直前に会った”親友は「励ましに来てくれてたのかな」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた