かわいすぎてもだえる……! パンダのぬいぐるみが主役の手作りフリペ「テテ通信」にメロメロになる人が続出
優しさに溢れた世界。
新潟で配布・掲載されている手作りのフリーペーパー、「テテ通信」がかわいいと話題になっています。パンダのぬいぐるみ「テテ」と新潟のローカルネタを扱う内容で、全て手書きで作られています。作成しているのは社会人の男性で、毎回「テテ」の4コマ漫画付き。
もともとは新潟の一部だけで配布・掲載していたものですが、2016年9月からFacebookを開設。最新号から全バックナンバーまで、どこでも読めるようになりました。
第1号は、なんと2014年4月発行。既に2年半以上続いています。これはすごい。第1号の内容は、「テテ」の名前の由来と出会いについて。「テテ」は漫画の中だけの存在ではなく、ちゃんと実在するぬいぐるみなのです。FBでは「テテ」の写真も見られます。
その他にも、「テテ」と“飼い主”さんがよく行くというお店の紹介やサイクリングのイベントに参加した話(テテは自転車にくくりつけられて参加)など、その内容はさまざま。かわいいだけでなく、読み応えのある内容となっています。
前述の通り新潟のごく限られた地域でしか見られなかった「テテ通信」ですが、Facebookの開設以降その不思議な魅力により少しずつネット上で話題に。Togetterにもまとめられ、新潟ローカルの域を超えつつあります。
“飼い主”さんに話を聞く
「テテ通信」は、一体どのように生まれ、どうやって作られているのか。“飼い主”さんに話を伺いました。
―― テテ通信を始めたきっかけは
飼い主: 私の住んでいる新発田市では、若い方が頑張っている、面白い場所がいくつかあります。そんな人たちとの関わりの中で、フリペを描き始めました。最初は本好きな友人に「絵が描けるから、フリペ出したら人気でますよ」と勧められ、次に私の行きつけのカフェ「タイコや」(※編集部注:「テテ通信」にもよく出てくるお店です)の千恵子さんに、「みんなで手書きのフリペ描いたら楽しいねって言ってるんですよ」と誘われ描くことにしました。
しかし、みんなではなく、実際に描いたのは私だけでした(笑)。でも描き始めたら楽しくて、2年半以上月1で描き続けています。
―― 紙のテテ通信はどこで、どんな形式で配布・掲載しているのでしょうか
飼い主: なじみのカフェに置いてもらっています。具体的には、新潟市「Hoshino koffee & Labo.」、胎内市「ぼだいじゅ」、そして、新発田市「タイコや」「カフェノバ」です。カフェには毎月来ないけど欲しいという方には、ポストに投函しています。といっても、現在たったの5件です。
その他に、4月〜翌年3月までの1年分をまとめてコピーしてホチキスでとじた本を、同じくカフェに置いたり配達します。これまで2冊作りましたが、これが一番持って行ってもらえてます。
―― 1枚作るのにどのぐらいの時間がかかっていますか
飼い主: 普段から何気なくアイデアなど考えているのですが、簡単に下書きした後は1枚30分から1時間くらいで描いています。気に入らなくて描きなおすこともあります。
―― 紙のテテ通信は、毎月何枚ほど刷っていますか。また、どのくらいの人が読んでいますか
飼い主: 50枚コピーしています。カフェでは持ち帰らず読むだけの方が多いそうで、どのくらいの人が読んでいるかは把握していません。
―― テテと同じぬいぐるみはネットで購入できますか
飼い主: ネットで探しましたが見つかりませんでした。ちなみに、テテのお尻のタグには「CUTE zoo collection」と書いてあります。買ったのは和歌山県白浜の「ホテルシーモア」の売店です。
カフェで会った方がテテを見て「同じタグがついたカワウソのぬいぐるみを水族館で買った」と言っていたので、動物園などで売っているものと思われます。
―― ネットで少しずつ話題になってきていますが、今のお気持ちは
飼い主: どのくらい人気なのかな? と、実感があまりないのが正直な感じです。しかし、いろんな方に見てもらって、Facebookでもメッセージが届いたりするのはうれしいし、楽しいです。
読んでいるだけでほんわかした気持ちになれる、手作りフリペ「テテ通信」。新潟に行った際は、ぜひ印刷されたものを見てみたいですね。
画像提供:テテ通信
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