発生から原因、現在の状況までを説明しています。
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東京電力グループは、10月12日に東京都心部で発生した大規模停電に関しての動画を公開。停電発生から復旧までの経緯や発生場所、原因について説明しています。
始まりは同日15時30分ごろ、埼玉県新座市の送電設備で異常が発生し、練馬変電所への電力供給が停止。これにより、練馬区・中野区・杉並区・新宿区・豊島区・板橋区・北区で36万7000軒の停電が発生し、続いて豊島変電所でも電力供給が停止することで、豊島区・板橋区・北区・文京区・中央区・港区・新宿区・千代田区で21万9000軒の停電が発生。合計で58万6000軒の停電となっていました。

最初に練馬変電所がストップ(動画より)

次に豊島変電所でもストップ(動画より)
練馬変電所では発生から8分後に水道橋変電所から送電を行う緊急対応を実施し、豊島変電所でも発生から10分後に同様の方法で送電を開始し、18分後にはほとんどのエリアで復旧が完了。そして1時間後の午後4時33分には、全てのエリアで停電復旧となっています。
原因は、上記2つの変電所へ向かう送電線がある場所での火災で、事故現場は電気を送るケーブルが設置されている地下トンネル「洞道」。火災で燃えたのは、電気を通しにくい紙と油が組み合わされた「OFケーブル」で、実際に発火したものは設置から35年が経過していたとのこと。

原因は洞道での火災(動画より)

「OFケーブル」には油が使用されている(動画より)
同社は、普段よりOFケーブルを適正に維持するために、温度や油量・油圧の計測などさまざまな方法で地下送電設備を診断。劣化の兆候などを判断し、異常がある場合は検査と補修や取り換えを行っているとしています。
それでも起きてしまった今回の事故に、同社は新座洞道火災事故検証委員会を設置。「事故の原因究明を行い、二度と同様の事故が発生しないよう努めてまいります」としています。

洞道で診断する様子(動画より)
(宮原れい)