コウモリのように飛ぶドローンが開発される より効率的な飛行を実現する可能性も
コウモリは自在に羽の形を変えるのが特徴です。
» 2017年02月06日 08時00分 公開
[大場巧揮,ねとらぼ]
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校とカリフォルニア工科大学の研究者が、コウモリのように飛行するドローンを開発しました。YouTubeには動画も投稿されています。
コウモリのように飛行するドローン
開発されたロボットは、コウモリのように羽を動かして自動飛行が可能なドローンです。動画の中の飛行テストでは、パタパタと羽を動かして飛ぶ姿が本物のコウモリにかなり近い印象。カリフォルニア工科大学のSoon-Jo Chung准教授は「このロボットデザインによって、より安全で効率的なロボットを作ることや、コウモリの飛び方に対してのより深い理解ができるようになる」と語っています。
コウモリは空を飛んでいる最中に形を変えられることなどから、動物の中で最も洗練された飛行メカニズムともいわれています。体には40以上の回転方向に動かせる筋骨格を持っています。
自在に変形するコウモリの飛び方を再現するのは、ドローン製作において課題だったようです。ナイロンやマイラーなど従来の素材では、伸縮性が足りず対応できませんでした。代わりにシリコンをベースにした56ミクロンの膜を独自開発し、コウモリの薄い羽を再現しました。重量は93グラムという軽量性を実現しています。
研究の中で、コウモリの飛行を模したドローンはこれまでの飛行ロボットよりも効率的になる可能性があるとしています。この研究は「A biomimetic robotic platform to study flight specializations of bats」としてScience Roboticsに掲載されています。
advertisement
関連記事
- 不審なドローンを強制着陸!? オーストラリアの会社が開発した「DroneGun」がすごい
近未来感ある。 - 違法ドローン対策にワシ オランダ警察がデモの様子を公開
不審なドローンを見事に捕獲。 - 米国セブン-イレブン、自動飛行ドローンによる商品の宅配に成功
将来的には、注文から数分間で届けてもらえるようになるかも。 - 空中から地雷を探索し爆破 人命を危険にさらさず地雷を除去するドローンが開発される
既存の手法より20倍速く、コストも200分の1。 - 安全・省電力を両立 イベント演出用に大型風船で包んだ新型ドローンをパナソニックが開発
この発想は素晴らしい。 - 簡単操作の超小型ドローン「JETJAT ULTRA」 クラウドファンディングで資金調達中
老若男女あらゆる人にドローンを! - 2016年、人は空を自由に飛ぶ! 未来を引き寄せたホバーボード「Flyboard Air」をフランスで見た!!
これはすごいものを見てしまった。そんな気持ちでいっぱいです。未来は今だった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた