ペルーの女性ファンが「カードキャプターさくら」のグッズ収集でギネス世界記録に さくらとの出会いや入手方法について聞いてみた
グッズのために国を渡って集める作品愛……!
ペルーの首都リマに住むソフィア・ピチワ(Sofía Pichihua)さんが、「カードキャプターさくら」のグッズ収集数でギネス世界記録に認定されました。
コレクションは全て公式のもので、その数なんと1086アイテム。漫画やDVD・VHSなどはもちろん、CDにキーホルダー、タオル、財布、フィギュアなど、さまざまな種類のグッズがあり、ペルーで発売されているグッズ以外に、メキシコ、アメリカ、そして日本で売られているものまでが収集されています。
中には作品のイラストが使われた「ショウワノート」や、「ゲームボーイカラー カードキャプターさくら」(本体&ソフト)、さらに連載開始時の少女漫画雑誌「なかよし」までも。
「カードキャプターさくら」はCLAMPによる漫画作品で、1996年に「なかよし」(講談社)にて連載開始。その後1998年からテレビアニメシリーズが放送され、劇場版アニメも1999年と2000年に公開。内容は小学4年生の木之本桜(さくら)が、不思議な本の中に封印されていた獣と出会い「カードキャプター」としてカード集めに奮闘する物語で、日本だけでなく海外でもファンの多い作品として有名です。
ソフィアさんは2016年の12月に、同作品の20周年を祝うためにとギネスに申請。編集部では、そんな作品への愛を感じる彼女に同作品との出会いや新作アニメに関して取材しました。
――さくらとの出会いについて教えてください
ソフィアさん:ペルーで「カードキャプターさくら」(CCS)がテレビ放送されたのは私が学生のとき。2000年にアニメシリーズで出会い、その後漫画も読みました。CCSのおかげで、私は他のアニメシリーズを見始めました。
――なぜ好きなんですか?
ソフィアさん:CCSは、友情、忠誠心、結束、チームワークなどの重要性に気付くことができるので大好きです。私はこの素晴らしい漫画を描いたCLAMPをたたえるために、ギネス記録を取得しました。
――CLAMPの他の作品は読んでいますか?
ソフィアさん:他のCLAMPシリーズでは「X」「ツバサ―RESERVoir CHRoNiCLE」「こばと。」「xxxHOLiC」などを読んでいます。
――アニメ・漫画で好きな作品はどんなのでしょう
ソフィアさん:CCS以外にも「ドラゴンボールZ」「デスノート」「桜蘭高校ホスト部」が好きです。
――一番入手が難しかったグッズはどれですか? どうやって手に入れましたか
ソフィアさん:最も難しかったのは、1996年に出版されたCCSの最初の漫画シリーズです。また、スペイン語版CCSの最初の巻を手に入れるまでもかなり待ちました。どちらの場合もいくつかの店舗で手に入れてもらえるよう頼みました。他にも、メキシコまで買いに行って手に入れたものもあります。
――2018年1月には新アニメが始まります
ソフィアさん:新しい物語だと知って非常に興奮しています。私はファンダム(※熱心なファン)が20年待ったその漫画を、CLAMPが続けてくれるのがとてもうれしいです。私は10代のさくらを見るのが大好きで、「ツバサ・クロニクル」では満足できませんでした。
ソフィアさんはペルーのメディア「Agencia Andina」や「OTAKU PRESS」でジャーナリスト・ブロガーとして活動していて、取材では「CLAMPメンバーには、いつかジャーナリストとしてインタビューがしてみたいです」と答える場面も。
20周年を迎えてまだまだ盛り上がる「カードキャプターさくら」シリーズ。新作も楽しみだと語る熱の冷めないソフィアさんのグッズ収集の旅も、これからまだまだ続いていきそうです。
(C)OtakuPress.pe.
(宮原れい)
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