「バットを使った野球は禁止」ってナニ? 公園の垂れ幕に疑問噴出 掲示の意図を聞いてみた

なぜダメなのか。

» 2017年02月22日 09時00分 公開
[セネガル山田ねとらぼ]

 Twitterに投稿された「バットを使った野球は禁止」という垂れ幕の写真が話題になり、バットを使わない野球とは何なのかと多くの人が疑問を呈しています。

「バットを使わない野球」とは 「バットを使わない野球」とは……?

 問題の垂れ幕はとある公園(グラウンド?)のフェンスに掲げられたもの。確かに「バットを使った野球は禁止」と赤い文字で大きく書かれているのですが、バットを使わない野球とは一体……。Twitterでは「キックベースを広めるつもり」「ゴムボールを手のひらで打つ」「ラケットベース」「野球拳」「野球盤」「巨人の星みたいに下駄で打つ」「クリケット」「イナズマイレブンかな?」「せがた三四郎」など、さまざまな意見が出ていました。

 一体どういう意図で掲げられたものなのか、垂れ幕に記載のあった神戸市東部建設事務所に聞きました。

神戸市東部建設事務所 神戸市東部建設事務所

――垂れ幕設置の背景は

 この公園は、神戸市東灘区の住宅街にあります。バットを使った野球をすると、思わぬ方向にボールが飛び、ボールがフェンスを越え周辺に迷惑がかかるおそれがあります。それで近隣の家や建物などを破損した事例が実際にあります。また、振ったバットに他の利用者が接触したり、バットで打った強いボールが他の利用者に当たってけがをするおそれがあるためです。

 なおこれは、公園の利用実態に合わせて個別に対応しているもので、すべての公園で一律に取り決めているものではありません。公園の管理を手伝ってくれるボランティア団体(主に草刈り・清掃などを行う)の方とも話をしながら、公園管理者の権限(市の管理権限)で設置しています。

――「バットを使った」とあるが、バットを使わない野球というとどういうものがあるか?

 「子ども同士や親子のキャッチボール程度は可能」なことを表現したかったのです。疑問に思われない表現として、「バットの使用は禁止」の方が適しているのかもしれませんね。今後の参考にさせていただきます。公園を利用される方々が安全安心に過ごしていただけるよう日々努めてまいりますので、今後ともご理解とご協力をお願いします。

キャッチボールなど周囲に迷惑がかからない範囲なら良い キャッチボールなど周囲に迷惑がかからない範囲なら良い

 建設事務所の担当者は実際にTwitterの投稿を見たようで、公園の注意書きが思わぬところで話題になっていることを知り驚いたとコメントしていました。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2411/19/news150.jpg 「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
  2. /nl/articles/2411/20/news028.jpg 「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
  3. /nl/articles/2411/20/news224.jpg “ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
  4. /nl/articles/2411/19/news169.jpg 高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
  5. /nl/articles/2411/20/news031.jpg 「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
  6. /nl/articles/2411/19/news022.jpg 「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
  7. /nl/articles/2411/20/news042.jpg 「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
  8. /nl/articles/2411/20/news216.jpg “歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
  9. /nl/articles/2411/20/news041.jpg 黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
  10. /nl/articles/2411/18/news107.jpg 走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  2. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  3. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  4. まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
  5. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  6. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  7. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  8. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  9. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  10. 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
先月の総合アクセスTOP10
  1. 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
  2. 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
  3. フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
  4. 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
  7. 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
  8. ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
  9. 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
  10. 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた