現代の鳥獣戯画 ゆる〜いイラストで癒される「ゆるふわ昆虫図鑑」 作者に聞いてみた
人間味あふれるカエルやカブトムシのイラストなどが話題になっています。
図鑑に載っていない虫やは虫類などの日常をイラストにしてツイートするアカウント「ゆるふわ昆虫図鑑(@64zukan)」がとっても癒されます。現代の鳥獣戯画のようなタッチに昆虫たちのゆる〜いコメントがクスッときます。
話題になっているのは水辺の岩に腰かけたカエルが、オタマジャクシから「なんで大人になるとカエルになるの?」と聞かれ、思わず「神に聞いて」答える姿を描いたイラストなど。
昆虫やは虫類が人間味あふれるポーズやセリフで話す姿に共感する人も少なくありません。現代の鳥獣戯画ともいえるイラストはいかにして生まれたのか、「ゆるふわ昆虫図鑑」を運営するじゅえき太郎さんにお話を伺いました。
じゅえき太郎さんに聞く「ゆるふわ昆虫図鑑」のこれまでとこれから
――イラストを描き始めたきっかけを教えてください
じゅえき太郎:小学生の頃から生き物の飼育・観察が好きで、虫やカエルの絵を描いていました。ずっと描いていたのでコレというきっかけはありませんが、昆虫ゼリーや昆虫マットの袋に印刷された昆虫のキャラクターの絵を見て、「自分ならこう描くかな」と自由帳に描いていました。なので鳥獣戯画というよりは、昆虫ゼリーの袋の絵がきっかけです。いつか昆虫ゼリーや昆虫マットの袋に使うイラストを担当できたらうれしいです。
――図鑑を書籍化するなどの予定はありますか
じゅえき太郎:現在予定はありません。ですが「ゆるふわ昆虫図鑑」というアカウント名の通り、図鑑を作るのが目標です。
――書籍化するとしたらどんな図鑑にしたいですか
じゅえき太郎:虫の採り方や飼育方法など、僕の経験を基に最もゆるい図鑑が出版できればと考えております(出版社の方どうぞよろしくお願い致します)。グッズ化は少しずつ決まっており、ゆるふわ昆虫図鑑のイラストがノートの表紙になる企画が進行中です。年内にはさまざまな場所での販売が予定されています。
――それはスゴイ! ちなみに絵はどこかで習ったりしましたか
じゅえき太郎:ほぼ独学です。美術の授業などで習ったというよりは自由帳に描いている落書きを続けている感じだと思います。ゆるふわ昆虫図鑑とは別ですが、2016年に昆虫採集をテーマにした「ムシトリ」という5メートル四方の絵画作品を岡本太郎美術館や南青山のスパイラルにて展示しました。
――カエルのイラストが多いのかな、と思ったのですがカエルがお好きですか
じゅえき太郎:カエルは好きです。ただタガメやクワガタも好きです。「昆虫図鑑」というタイトルなのにカエルがよく出てくるのもどうかと思うのですが、カエルは擬人化しやすい生き物で、表情もこちらの気持ちによって明るく見えたり落ち込んで見えたり、想像しやすい生き物です。現在モリアオガエルを飼育していることもカエルが良く出てくる理由の一つかと思います。
――ほかにも飼育している動物や昆虫はいますか
じゅえき太郎:クワガタ(2種)、ゲンゴロウ、タガメ、オランダ獅子頭(金魚)、メダカ、カメ、ミナミヌマエビ、ヌカエビ、アカヒレ、タニシ、レッドラムズホーンなども飼育しています。
――結構いろいろと飼育されているのですね。Twitterでの反響についてはいかがですか
じゅえき太郎:反応をいただけることは本当にうれしいことで、ノートにこっそり描いていた絵を多くの人に見ていただいているという感覚です。
今後については「ゆるふわ昆虫図鑑」という名前通り、「ゆるく続けていけたら」と語ってくれました。見ているだけで何だか温かい気持ちになれる「ゆるふわ昆虫図鑑」。本物の図鑑になる日は遠くないかもしれません。
作品集
画像提供:ゆるふわ昆虫図鑑(@64zukan)
(Kikka)
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