トリックの実行が大変すぎる…… 金田一に暴かれた犯人視点のスピンオフ漫画「犯人たちの事件簿」のツッコミが鋭い
犯人「(やることが…やることが多い…!!)」
名探偵の金田一少年にトリックを暴かれた“犯人視点”のスピンオフコメディー漫画『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』(原作/天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや 漫画/船津紳平)がネット上で話題になっています。犯人のいろんな意味での行動力と心の中でのツッコミのキレがありすぎる。
※以下、漫画『金田一少年の事件簿』の犯人が登場するため本編ネタバレ有り
“完璧なトリック”を考えるも、『金田一少年の事件簿』本編で主人公・金田一少年に見事に推理されてしまう犯人。そんな彼らの視点で事件を見ていくと、多くの難関やどう考えてもむちゃなやり方がいろいろと見えてきて「それ、大丈夫か?」と心配になるレベルです。
同スピンオフのファイル1(1話)は、本編と同じく「オペラ座館殺人事件」。まず犯人がフルネームで紹介されますが、帽子にロングコート、さらに包帯でぐるぐる巻きの顔で「果たしてこの状態でチェックインできるのか……それに尽きる……!!」と、最初からかなりの難関からスタート。顔を見られず、かつ取られにくいというアイデアですが、あまりに見た目がヤバく、勇気のいる行動なのが分かります。
そして予想通りホテルのオーナーからひと目で「(怪しさがすごい……!!)」と思われてしまう犯人。これが完璧なトリックまでの道のりなのか……。
その後もオペラ座の怪人に見立てるべく、怪人らしい恨みのこもったメッセージ「地獄の業火に焼かれよ」を怖く描こうと練習したり、高校生で10万もするモーター付きゴムボートを用意しては「トリックって金がかかる……!!」としみじみしたり。そんな何週間もかけて練ったトリックに「名探偵でも現れない限り」バレないと自信たっぷりな犯人の前に登場したのは、名探偵の孫(金田一)。ここから追い詰められていく戦いが始まります。
犯人は「何食わぬ顔」というよく考えるとすごい演技力を披露し、さらに1人でこなすにはあまりに厳しい展開に「(やることが…やることが多い…!!)」と自分のトリックにツッコミつつも実行。しかしここまでしても“名探偵の孫”によって、みんなの前でトリックの粗を言われてしまうという流れが待っています。犯人とはいえこれは切ない……。
もちろん犯人側なのでトリックも“完成予想図”などで説明されますが、実行しながら「『SASUKE』出れるわ…ッ!!」と真剣な顔で自分の運動神経の良さにツッコミをいれる場面も。それ、やっぱり自分でも思ってたのね。
その後の展開では、じっちゃんの名にかけて暴かれるまでの犯人の葛藤とツッコミ、また最後の内心焦っている時の心情も描かれています。本編(元作品)を知らなくても大丈夫ですが、知っていると2倍楽しめるのは間違いないはず。それになにより、これを読んだ後にもう1回本編読んだらギャグに見えてきそうで怖い……。
『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』はスマホアプリ「マガジンポケット」で連載中で、ファイル2の最新話では「学園七不思議殺人事件」の犯人が主役として頑張っている姿を見られます。
(C)船津紳平・天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや/講談社
関連記事
- 犯罪都市「米花町」で過ごす“黒い人”のギャグな日々 名探偵コナンのスピンオフ「犯人の犯沢さん」がいろいろヤバイ
表紙で例のパラパラ踊ってます。 - 伝説の漫画「MMR マガジンミステリー調査班」はこうして作られていた タナカ・イケダ・トマル隊員が語る「MMR」制作の裏側(前編)
最新刊「新生MMR 迫りくる人類滅亡3大危機(トリプルクライシス)!!」発売を記念して、当時のMMR隊員たちに連載開始時から最新刊発売までの裏側を語ってもらいました。 - 「中間管理録トネガワ」最新話で帝愛公式Twitterの“中の人”を開始 けもフレらしき何かも登場する傑作回
トネガワ、迷走……! - 週刊少年マガジン「ドメスティックな彼女」が再び袋とじに! 「だいぶアウト」「最近のマガジンはすごい」など紳士絶賛の内容
ちょっとマガジン買ってくる。 - 企画消滅した「エイリアン5」の監督は、なぜSteamで映像作品を売るのか? 映画業界で“今起きている”変化
1人の映画監督による挑戦。 - 予想外のコラボにざわ…… アドビ公式トップにまさかのトネガワ登場、帝愛の長時間労働解決に乗り出す
社員の労働時間を気にする兵藤会長。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
-
60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
-
「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
-
皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
-
真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
-
71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
-
新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」