「日本」が英語で「ジャパン」になった由来は?

よく考えると不思議。

» 2017年09月17日 11時00分 公開
[QuizKnockねとらぼ]

 先日、サッカー日本代表の2018年ワールドカップ出場が決定しました。ハリルジャパンの健闘に期待したいところです。

 ところで、今「ハリルジャパン」と書きましたが、どうして日本のことを英語で「JAPAN(ジャパン)」と言うのでしょう。日本人が自ら決めた、とは考えづらいですよね。

ジパングの由来

 どうしてジャパン? と考えたときに最初に思い付くのが、「黄金の国ジパング」という表現。探検家マルコ・ポーロの著書『東方見聞録』に登場する、当時の日本を表した言葉です。

マルコポーロ(左)、東方見聞録(右)

 この「ジパング」が「ジャパン」に変化した、というのが通説となっていますが、ここで新たな疑問が生まれます。

 マルコ・ポーロは、どうして日本のことを「ジパング」と呼んだのでしょう? 「にっぽん」や「にほん」から「ジパング」への変化は、さすがに無理があるように思われます。

 ここで注目したいのが、マルコ・ポーロ自身が日本に訪れたことは無い、ということ。あくまで彼は、中国で伝え聞いた話をもとに日本を「ジパング」と紹介したのです。

 つまり、彼は「にっぽん」「にほん」ではなく、中国語の「日本」を聞いたのです。当時の発音には諸説ありますが、「ジーペン」のように読まれていた、というのが有力なようです。「ジーペン」が由来なら「ジパング」という表現も納得できます。(諸説あり、専門家の間でも意見が割れているところですが、今回は有力とされる説を1つ紹介しました)

にっぽん? にほん?

 ところで、「日本」の読みは「にっぽん」と「にほん」のどちらが正しいのでしょう?

 答えはズバリ、……どちらでも良い。

 というのも、2009年に政府が「どちらでも良い」という声明を出しているのです。

 とはいえ、「日本」が含まれる固有名詞となると話は別。NHKこと日本放送協会は「にっぽんほうそうきょうかい」ですし、日本大学は「にほんだいがく」です。

 身近な「日本」が、正しくは「にっぽん」なのか「にほん」なのか、調べてみると新たな発見があるかもしれませんね。

制作協力

QuizKnock


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2503/18/news033.jpg 「笑い過ぎて涙が」 小学生次男、宿題で先生に不正を疑われる→まさかの原因が530万表示 「じわじわくる」 投稿者に話を聞いた
  2. /nl/articles/2503/18/news070.jpg 「間違いなく価格以上」 ワークマンの“1900円高機能ジャケット”に大反響 「この機能はすごい」「本当に大満足」
  3. /nl/articles/2503/17/news089.jpg 「とんだ裏切りwww」 整体院が休業→店舗の張り紙を見たら…… “まさかの理由”にツッコミ殺到 話題の整体院に話を聞いた
  4. /nl/articles/2503/18/news071.jpg 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  5. /nl/articles/2503/17/news040.jpg 毎日庭に来るインコから、ある日渡された“贈り物”とは…… 「号泣した」まさかの正体に「まるで何かの物語のよう」
  6. /nl/articles/2503/18/news050.jpg 宅配ボックスに怪文書が貼られている!とビビったら…… まさかの“正体”に「娘さん頭良いです!」「声出てしまった」
  7. /nl/articles/2503/18/news208.jpg 「月桂樹銀賞を最年少受章」28歳のバイオリニストが死去、路上に倒れているところを車にひかれる 「純粋で素晴らしい演奏家」共演者が追悼
  8. /nl/articles/2503/13/news152.jpg 愛犬を散歩中、そばにいた園児が放った“一言”が160万再生 衝撃ワードに「お母さんも焦ったろうなwww」「爆笑した」
  9. /nl/articles/2503/18/news196.jpg 「ひどすぎ」 東京ディズニーランドで“約100人のドジャースファン”が一斉に“迷惑行為” 「やめてほしい」と物議
  10. /nl/articles/2503/17/news059.jpg 12歳でデビューした“初々しいアイドル”が9年後…… エモすぎる2枚に「ビックリ!」「人生の半分って本当にすごい」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  2. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  3. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  4. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】
  5. ペットのカエルを土に埋め、約半年間放置→掘り返してみたら…… 「すげぇ」予想外の結末に「ほんと不思議」
  6. 「絶対当たったわこれ」→「は?」 ガリガリ君の棒に書かれていた“衝撃の文章”に「そうはならんやろ」 投稿者に当時の思いを聞いた
  7. コメダ珈琲店で「軽い食事」を注文 → 出てきた“まさかの実物”に思わず大仰天 「逆詐欺ですね」「軽食という名の主食」
  8. 最恐雑草“ヤブガラシ”根元をハサミでチョキッと切ると…… “驚愕の結末”に「すごい」「知りませんでした」
  9. 「笑い過ぎて涙が」 小学生次男、宿題で先生に不正を疑われる→まさかの原因が530万表示 「じわじわくる」 投稿者に話を聞いた
  10. 大阪梅田駅で撮影された“奇跡のような光景”に「今まで見たことない」「本当に贅沢な眺めだ」 全ホームにマルーンカラーが整列
先月の総合アクセスTOP10
  1. 最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
  2. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  3. パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
  4. 和菓子屋で、バイトの子に難題“はさみ菊”を切らせてみたら……「将来有望」と大反響 その後どうなった?現在を聞いた
  5. 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
  6. 「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
  7. 希少性ガンで闘病中だったアイドル、死去 「言葉も発せないほどの痛み」母親が闘病生活を明かす
  8. “きれいな少年”が大人になったら→「なんでそうなったw」姿に驚がく 「イケメンの無駄遣い」「どっちも好きです!笑」
  9. ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
  10. 芸能界引退した「ショムニ」主演の江角マキコ、58歳の近影にネット衝撃「エグすぎた」 突然顔出しした娘とのやりとりも話題に