ニュース
» 2018年01月06日 11時00分 公開

「コミケがより良いイベントになれば」 毎年コミケにごみ拾いで参加するお兄さんに始めたキッカケを聞いてみた

最初は「正直1人で持って歩く量じゃなかった」というごみの量が今では……?

[宮原れい,ねとらぼ]

 東京ビッグサイトにて年に2回開催される「コミックマーケット(以下、コミケ)」で、毎回ごみ拾いをしているTwitterユーザー・伊藤新(@arata_aaa)さんによると、会場周辺に捨てられているごみが目に見えて少なくなっているそうです(報告ツイート)。



 伊藤さんは、コミケでのごみ拾いを始めた2013年12月開催の「C85」と、先日(2017年12月)行われた「C93」の集めたごみの量を比較する写真を投稿。パンパンのごみ袋が複数個という量だったのが、今では小さな袋2つ分ほどになり、「5年前に比べたらゴミが減ったのも皆様の協力あっての事だと思います」と、その成果とともに状況の変化を伝えました。

 コメントでは「今年もお疲れ様です!」と毎年応援している人たちからの声が寄せられ、行動を続けてきた結果だとして「長年の成果ですね」といった声も。またごみの量が減っていることに驚く声や、「素晴らしい」「見習いたい」などの声も上がり話題に。


コミケ ごみ拾い 伊藤新 2017年12月「コミックマーケット93(C93)」の1日目の結果

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2013年12月の「C85」でのごみ拾いの結果。比較して確実に量が減ってる……!

 そんな伊藤さんにごみ拾いを始めたきっかけについて伺うと、その始まりは意外にも何気ないもので、伊藤さんがコミケ当日にすごく早く目が覚めてTwitterをみると、「本日コミケ開催」などさまざまな“コミケ”に関するツイートを発見。そこでコミケについて検索して調べると、その中でたまたま「コミックマーケットは放置ゴミがすごい」というような内容を見つけ、「放置ゴミが多いのかー……これ……拾いあつめたらおもしろいかな?」と思ってすぐ出発したそうです。行動力がすごい……!



 それからはコミケにごみ拾いとして、開催期間の1日目〜3日目まで一日も欠かす事なく参加。ちなみに2015年3月に幕張メッセで開催された「コミケットスペシャル」でもごみ拾いを行い、2袋ほどで収まったごみの量に「参加者の皆さんのマナーがすごくいい!」と報告していました。



 5年にわたるごみ拾いで何か変化があったか伺うと、やはりごみの量の変化が一番で、初めてのときはごみ袋6袋以上と「正直1人で持って歩く量じゃなかった」と振り返る伊藤さん。それが直近のコミケでは、まとめれば1袋という量になり、「すごい減り方だと思います」と驚いている様子でした。

 また、いつも待機列の移動時が一番ごみが出るとのことですが、その量もぐっと減ったそうで、「参加者の方々が近くのゴミを拾ってくれたりしてるおかげだと思っています」と、多くの参加者たちそれぞれの心がけの変化が伺えるエピソードも。









 なお拾った中で多いごみでは、夏は「制汗シート」や「タオル」に「ペットボトル」、冬は「カイロ」「貼るカイロ」が地面に貼られていたりするそうです。他にも食べ物のごみなどがベンチ横に落ちていたり、「折りたたみ椅子」「リュック」「ビニール袋」「ビニールシート」「新聞紙」、さらに雨が降った日には「傘」も多く、あとは「タバコの吸い殻」もよく拾うとのこと。



 伊藤さんはさまざまな舞台に出演したり、「おはスタ」にアラタ博士として出演するなど声優・俳優として活動中で、それもあってかごみ拾いの活動を始めた当初は「売名だ」「偽善だ」などの否定的な意見も少なからずあったとのこと。しかし、長く続けてきた今では「『ありがとう!』とか暖かいコメントをいただける事が多くなりました」と、ネットでの反応の変化もあった様子でした。

 ごみ拾いを続ける中で、コミケ参加者の人たちがごみを拾っている姿を見つけたり、他にも同様のごみ拾い活動を行っている人を見つけたりしたときにうれしくなったと伊藤さん。そして自身の報告ツイートに寄せられる「ゴミ減ってる!」「すごい」といった声に対しては、「毎年50〜60万人のコミケ参加者がいて放置ゴミの量が少ない事、減っていっている事、やはり1番すごいのは参加者の皆様の心がけの甲斐あってゴミが減っている事だと思います」として、「僕からも皆様に『ありがとうございます』と『すごい!』って気持ちを伝えたいです」と話してくれました。

 最後に「微力ながら僕のツイートを見て心がけて下さる方が増えて、コミケがより良いイベントになればと思います」と話し、「これからも皆様がコミケに心地よく参加できるますように」と願う伊藤さんの言葉に、“コミケのごみゼロ”も夢じゃないと強く思えたインタビューとなりました。




コミケ ごみ拾い 伊藤新 2014年夏(C86)のごみ拾いの様子

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2014年冬(C87)のごみ拾いの様子

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2015年夏(C88)のごみ拾いの様子

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2015年冬(C89)のごみ拾いの様子

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2016年夏(C90)のごみ拾いの様子

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2016年冬(C91)のごみ拾いの様子

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2017年夏(C92)のごみ拾いの様子

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2017年冬(C93)2日目の成果

コミケ ごみ拾い 伊藤新 2017年冬(C93)3日目の成果

画像提供:@arata_aaaさん



Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10

  1. /nl/articles/1907/29/news103.jpg 秋吉久美子、亡き息子の誕生日に思いをつづる 「二人は常に連なって一緒に生きている」
  2. /nl/articles/2104/12/news014.jpg 柴犬たちもソーシャルディスタンスばっちり……! 絶妙な距離感で並ぶ柴犬親子が面白かわいい
  3. /nl/articles/2104/12/news075.jpg 「3時のヒロイン」ゆめっち、メイクのビフォーアフターに驚きの声 「ライザップのCMくらいの衝撃」「違う人かと思った…!」
  4. /nl/articles/2104/12/news077.jpg 「カブトボーグ」がJ:COMの無料チャンネルでまさかの再放送! 「次回予告がウソ」「ヒロインが週替わり」数々の伝説残したカオスアニメ
  5. /nl/articles/2104/12/news128.jpg 元“小学生ホスト”琉ちゃろ、中学入学で10年ぶりの黒髪に 母ちいめろは校則に苦言も、本人は「そんなに違和感がなくてびっくり」
  6. /nl/articles/2010/05/news063.jpg 第2子妊娠の浜崎あゆみ、42歳バースデーで華やかな豪邸披露 「幸せの形は人それぞれ」と私生活に持論 
  7. /nl/articles/2104/11/news006.jpg 仕事中でも注意散漫、集団行動ができない「発達障害」な漫画家の通院体験漫画『なおりはしないが、ましになる』
  8. /nl/articles/2104/12/news022.jpg 尿意を限界突破しながら我が子のピンチを救う漫画 お散歩アクシデントを跳ね飛ばす母の愛に感動&爆笑
  9. /nl/articles/2104/11/news007.jpg 在宅ワーク中、猫たちがPC前を占拠して…… 「残業は禁止ニャ!」と訴える元保護猫の姉妹がかわいい
  10. /nl/articles/2104/12/news033.jpg 桜玉吉『伊豆漫玉エレジー』が本日発売、還暦を迎えた玉吉先生と担当のプチ対談をお届け 「お元気ですか?」「元気じゃないよ(笑)」

先週の総合アクセスTOP10

  1. AKB48・大家志津香、人生MAXの65キロに危機感 周囲に迷惑が及ぶ激太りぶりで減量決意「やらなくていい仕事をさせちゃってる」
  2. 初コメダで「量すごいらしいからエビカツパンとビーフシチュー」 → 案の定大変なことになってしまった漫画が様式美
  3. 仲里依紗、息子がスカウトされて大騒ぎ「芸能人なんですけどもね?」 夫・中尾明慶と一緒にスルーされてしまう
  4. 「遺伝ってすごい」「足長っ!」 仲村トオルの“美人娘”ミオがデビュー、両親譲りのスタイルに驚きの声
  5. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  6. 「文鳥砲だ!」「躍動感すご」 文鳥が“来るッ…!”決定的瞬間を収めた写真に緊張感が漂っている
  7. 昔から何度も見る悪夢です→「私も見る!」「同じ人がいた」と共感集まる “あるある”かもしれない奇妙な夢の漫画
  8. 「もういいだろう、楽にさせてくれよ」 アントニオ猪木、入院治療中の弱音に叱咤激励の嵐
  9. コクヨが正確な1mmを測れる「本当の定規」全国発売 メモリの境界を“面と面の間”で計測
  10. 高木ゑみさん、35歳で逝去 ステージ4の肺がんで闘病 生前最後の“人工呼吸器も外せた”報告に悲しみの声