「バレンタインのチョコは男の子にあげるものなのに、どうして男の子向けが売ってないの?」子どもの疑問を企業に聞いてみた(2/2 ページ)
メーカーでも、男の子向けはあまり作っていない
チョコレート菓子の製造メーカーである芥川製菓にも話を聞いてみました。祭事用メインの老舗で、クリスマス、バレンタイン、ホワイトデーが売り上げの大半を占めているそうです。
――どうして、男の子が気に入りそうなチョコレートはないんですか?
確かに、男の子向け商品は少ないですね。野球やサッカーの柄のバレンタイン用チョコレートは作っていますが、全体で見ると種類は少ないですね。
――バレンタインをはじめとする季節行事に対して、変化を感じることはありますか?
最近は、クリスマス、バレンタイン、ホワイトデー以外にも、イースター、ハロウィーンなども定着してきました。目立った変化というわけではありませんが、小売店からは祭事だけでなく、通年でやっていきたいという声が出ることもあります。
友チョコは手作り! 小学校低学年にも普及
ロッテにも、最近のバレンタインの傾向について聞きました。
――バレンタインにはどんなチョコレートが売れますか?
バレンタインは全体的にチョコレートの売り上げが伸びます。中でも1000円程度のギフトチョコや手作り用の板チョコが良く売れます。
――友チョコは増えていますか?
近年は友チョコが増えてきて、とても人気です。バレンタインデーそのものを楽しみたい方々が非常に多く、友達と一緒にチョコレートを食べる、好きな人に告白する、普段お世話になっている人や家族に感謝を伝える、自分にご褒美で少し高価なチョコレートを食べるといったさまざまな用途でチョコレートを楽しんでいる人が数多くいます。
――友チョコは手作りが多いのでしょうか?
学生に人気の友チョコについては、圧倒的に手作り派が多いようです。人にもよりますが、数十人にチョコレートを配りあう友チョコは買うより作る方が向いているためだと思います。また手作りの方が自分ならではのオリジナリティーを出せるのも理由に挙がります。
手作り派が増えている理由は他にもあり、少し前までは中学生女子くらいの年齢から手作りといった流れだったのですが、今では小学生低学年から手作りする子も出てきたりと、手作り開始年齢が早くなっていることも挙げられます。子どもが手作りするときは、家族と一緒に作ることが多く、チョコレートを渡す、食べる以外に「作る」といった楽しみがあるのも人気の理由かもしれません。
まとめると、男の子向けのチョコが少ない理由は、まず売り上げが圧倒的に大人向けに偏っているということ。さらに、近年増えてきている「友チョコ」は手作りがほとんどのため、そもそも「子ども向け商品」自体が少ないということのようです。
最初の質問を投げかけてくれた4歳の女の子は、相手目線でプレゼントができるすてきな女性に育つのではないでしょうか。手作りチョコを、仮面ライダーでラッピングしたらいいんじゃないかな!
(高橋ホイコ)
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