中学でのいじめの経験を大人になるまで引きずり…… 医師の力で立ち直った体験を描いたエッセイ漫画に共感の声
自分のために、あるいは子どものために知っておきたい。
容姿を馬鹿にされた経験から始まり、いじめによって不登校になり、結果として大人になるまで引きずってしまった――そのつらい日々から立ち直るまでの経緯を描いたエッセイ漫画がTwitterで話題になっています。
作者は、プロ野球のイラスト投稿で人気を集めているこうざと明(@akira_moromoro)さん。中学の頃はおとなしい普通の生徒だったらしく、からかわれてもお遊びの範疇(はんちゅう)だとして言い返しながら過ごしていました。しかしある日、クラスのお調子者からの「すっっっごくブサイクですよねー」という一言によって日常が一変。その一言で教室のみんなに笑われ、中には時々話しかけてくれていた女の子の笑い声もあり、「そっか、私は友達じゃなかったんだ」と悟ります。
それからは馬鹿にされる行為がいじめに過激化。こうざとさんは学校を休みがちになってしまいます。勇気を出して担任の先生にいじめを受けていることを打ち明けるも、数日後に担任からは「◯◯君達はそんなことしてないって言ってたから」といじめっ子達の肩を持つ返事が。「これがとどめとなり、私は完全に不登校になった」と振り返ります。
家では「容姿でいじめを受けた」ということが恥ずかしくて言えません。親には「学校に行け」と怒られ、ますます居場所を失っていきます。高卒認定を駆使して高校を5年がかりで卒業し、気付けば20歳に。化粧を覚えおしゃれを楽しむ同世代の女の子と自分を比べては、ツラい気持ちに支配される日々。「笑い声は全て私に向けられている」と、人への恐怖や不信感に苛まれるようになってしまいました。
そんな時、こうざとさんは趣味の野球に出会います。趣味のおかげでいろいろな「欲」も生まれ、外が怖くて避けていた病院にもついに通い始めることができました。病名がつき、薬を飲み始めるとどんどん良くなっていったと言います。今ではすっかり普通の生活を送れるようになり、街中も歩けるようになったそうです。漫画は「メンタル病んだら病院へ」「つらくなったらカウンセリングへ」と強調し、締めくくられています。こうざとさんの体験談を参考に、何かのきっかけとして、病院へ行ってみることも選択肢に入れると良いかもしれません。
リプライ欄には自らの経験と重ねた方、身の回りの方の境遇と重ねた方からのコメントが殺到しました。いじめられた側は、学校を卒業していじめっ子達と離れ離れになっても、ずっといじめの中にいます。しかし病院の力を借りることで、そんな状況が好転することもあるのですね。
(ひーこ)
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