コラム
» 2018年06月04日 11時00分 公開

「イルカがせめてきたぞっ」はありうるのか 1960年代から存在する「軍用イルカ」

半世紀以上にわたって続く「米海軍海洋哺乳類プログラム」。

[ねとらぼ]

――― イルカがせめてきたぞっ

 これは、いくつものパロディー画像を生み出したネット上で有名なフレーズです。元ネタは、陸に上がったイルカが光線銃で人間を襲うイラストの描き文字。1970年代に刊行された「なぜなに学習図鑑」(小学館)に収録されているといわれています。

 一般的には、非現実的でぶっ飛んだ表現として親しまれていますが、実は海外には「軍用イルカ」なるものが実在します。


Google画像検索「イルカがせめてきたぞっ

1960年代から存在する「軍用イルカ」

 「なぜなに学習図鑑」からさかのぼること約10年、米海軍は1959年にイルカの訓練を開始し、1960年代から「NMMP」(Navy’s Marine Mammal Program/海軍海洋哺乳類プログラム)を続けています。冷戦期には、ソ連軍も軍用イルカの利用を進めていたといわれていますが、1990年代にイルカの訓練を終了。数年前に、ロシア軍がイルカを入手する動きを見せた際には「軍用イルカ復活か」と国内外で報道されました。

 米国の「SSC Pacific」(Space and Naval Warfare Systems Command/米国宇宙海戦システム司令部)によると、「イルカには科学的に知られている最も洗練されたソナーが生まれつき持っており」、海中のターゲットを見つけ出ることが可能。高い潜水能力も兼ね備えており、現時点では水中ドローンよりも優れているといいます。


「SSC Pacific」Webサイト


米海軍のWebサイトにも、イルカの姿が。ひれについているのは、イルカを追跡するためのデバイスとのこと

 では、そんなハイスペックな軍用イルカたちは、どんな活動を行っているのか。SSC Pacificは「海に落ちた物品の回収」「不正なダイバーなどの発見、警備支援」などに従事していると説明。「イルカを戦闘に利用しているのではないか」と疑う声もあるものの、それについては、かつて映画などによって広まった「rumors(うわさ)」だとして否定しています。

 なお、イルカの戦闘利用を懸念する声は現在も残っているもよう。現在でも海外の一部Webサイトでは、イルカに兵器を持たせた、やや「せめてきたぞっ」感のある合成画像が掲載されています。


Google画像検索「military dolphins

主要参考文献


他にもある! こんな雑学

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10

  1. 上野樹里、“娘”の誕生日に愛情たっぷり手作りオムライス公開 「がんばろうね ママより」と祝福メッセージ
  2. 石橋貴明&鈴木保奈美が離婚報告 今後は“事務所社長と所属俳優”として「新たなパートナーシップ」構築
  3. 元ブルゾンちえみ・藤原史織、最新ショットに反響 「更に痩せた?? 可愛すぎる」「素敵です!! 足細いですね」
  4. 「美容師人生の集大成を見せる」 タンザニアハーフ女子を縮毛矯正したら「美容師ナメてた」「人生変わるレベル」と360万再生
  5. 出勤時、妻にいつになく強く抱きしめられた夫→妻が家に帰ってくると…… 何気ない日常を描いた漫画にツッコミつつもジーンとする
  6. 怒られたシェパード、柴犬の後ろに隠れたけど…… でっかくて丸見えなしょんぼりワンコが応援したくなる
  7. 塚本高史、中2長女&小6長男の背の高さに驚き 「なんじゃこいつらの成長の早さは!」「俺身長抜かれるんか?」
  8. 「声出して笑った」「狂人度高くて好き」 自転車泥棒を防ごうと不吉そうな箱を自作→まさかの結末迎える漫画が話題に
  9. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  10. 基地で生まれ育った子猫、兵士が足踏みすると…… まねをして一緒に行進する姿がかわいい

先月の総合アクセスTOP10

  1. 「産んでくれた親に失礼」「ちょっと我慢できません」 上原浩治、容姿批判のコラム記事に不快感あらわ
  2. ホワイトタイガー「あっ、落としてもうた」 うっかり子どもを落とした母と、落ちてゆく子どもの表情がじわじわくる
  3. がん闘病の大島康徳、肝臓に続いて肺への転移を告白 息苦しさに悩まされるも「大して成長してない」
  4. 「目パッチリです」 宮迫博之、最高難度の美容整形を決行 クスリ疑惑もたれたクマやほうれい線の一掃で“別迫”に
  5. 石橋貴明の娘・穂乃香「お父さん大好き」 幼少期キスショット公開し「愛されてますね〜」「ステキな写真!」と反響
  6. 大島康徳、ステージ4のがん闘病でげっそり顔痩せ 相次ぐ通院に「正直かなりしんどかった」
  7. 山に捨てられていたワンコを保護→2年後…… “すっかり懐いたイッヌ”の表情に「爆笑した」「かっこよすぎ」の声
  8. 「ブス、死ね」 りゅうちぇる、心ない言葉への返答が感銘を呼ぶ 「心もイケメン」「りゅうちぇるのおかげで自己肯定感上がった」
  9. 『はらぺこあおむし』の版元、毎日新聞の風刺漫画を批判 「おそらく絵本を読んでいない」
  10. 小林礼奈、4歳娘を連れて夕食中に客とトラブル 痛烈コメント受けて「私たち親子を悪にしたい人がいる」