学研の『科学と学習』が電子書籍で復刻 40歳以上には涙モノの学習マンガ

学校の図書館にもあったマンガでした。

» 2018年06月10日 11時00分 公開
[クラタマスミねとらぼ]

 学研プラスは、懐かしの学習まんがの数々を電子版で復刻するシリーズ「もう一度見たい! あのころの学研」を6月18日より開始します。

 第1弾は、ひみつシリーズから『できるできないのひみつ』と1976〜1977年の『5年の科学』に連載されていた学習まんがをまとめた『内山安二コレクション1』。価格は各864円(税込)Kindle版で販売します。


あのころの学研 この少年のマークでした

 『できるできないのひみつ』にはまんが本文のほかに、この話の元となった『5年の科学』連載のまんが『玄海とイドムンコスキー』も収録。何かというと“できっこないす”と言うキャラのデキッコナイスも健在です。

 この「ひみつシリーズ」は小学生の関心あるテーマや疑問を、まんがと図解イラストで分かりやすく解説した学習児童書。1972年に刊行が始まり、学習まんがということから父兄にも受け入れられ、読者である子供たちからも熱い支持を集めました。「ひみつシリーズ」は全76タイトル。2003年から「新・ひみつシリーズ」に引き継がれ、累計発行部数は2300万部を突破。親子2代で愛されるシリーズです。


あのころの学研 「できるできないのひみつ」

あのころの学研 デキッコナイスが懐かしい

 『内山安二コレクション1』は1976〜77年の『5年の科学』に連載された、内山安二先生の『量貫さんと弟子立太』『不思議な国の元照さん』の2本立て。貴重なイラストページも収録しています。


あのころの学研 『内山安二コレクション1』

あのころの学研あのころの学研 『内山安二コレクション1』に掲載される『量貫さんと弟子立太』『不思議な国の元照さん』

 これらが掲載されていた『科学と学習』は小学生向けに発刊されていた学年誌。『学習』は1946年に、『科学』は1963年に創刊。それぞれの学年に合わせた学習や実験ができる付録が付き、これが当時の子供たちの心を捉えました。最盛期の1979年には『科学』と『学習』12誌合算で、1カ月に670万部発行という記録をうち立てた当時の人気学習雑誌です。


あのころの学研 学研のおばちゃんが配達してくれました

 「もう一度見たい! あのころの学研」は人気がピークにあった1970年代の『科学と学習』で連載されていた学習まんがを中心に順次復刻を目指す電子書籍シリーズ。また『科学と学習』の学習まんが作品や「ひみつシリーズ」に限らず、作品によっては関連する「おまけコンテンツ」も収録。まんが以外にも、懐かしのシリーズ単行本や幻の作品なども今後、配信予定とのことです。

 今回配信される本は、1970年代から80年代にかけて、家庭や学校の図書館で読んでいた方も多いのでは。電子書籍という形で新たに復活するこれら作品に、子供時代に夢中になった遠い懐かしい記憶、ドキドキとワクワクを思い出せるかもしれません。


(クラタマスミ)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2504/28/news023.jpg 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  2. /nl/articles/2504/26/news079.jpg 釣ったクロダイをさばいたら……「えっ」 中から出てきた“謎の物体”に1900万表示の衝撃「そんなことあるんやw」
  3. /nl/articles/2504/29/news049.jpg 皇后さま、全身「淡いグリーン」の衣装に14万いいね 天皇陛下も同系色のネクタイで“おそろいコーデ”
  4. /nl/articles/2504/28/news147.jpg Vtuberの死去を所属事務所が発表 「詳細については控えさせていただきます」
  5. /nl/articles/2504/24/news136.jpg 青い毛糸で輪っかをひたすら編み、つなぎ合わせると…… 予想もつかなかった完成品が195万再生「これはヤバい」「なんてアイデアなの」【海外】
  6. /nl/articles/2504/29/news023.jpg 「この価格はあり得ない」 ワークマンのEXILE TAKAHIRO監修“1900円シャツ”に称賛続出 「家族の評判も良い」
  7. /nl/articles/2504/28/news013.jpg 夏に向けてトリミングしたワンコ、飼い主が迎えに行ったら…… 注文ミスが生んだ“予想外の姿”が180万表示 「もっと見たい」「じわじわくる」
  8. /nl/articles/2504/29/news043.jpg 「こういう部屋にしたい」 1人暮らしの“1K6畳”入居直後→1カ月後…… カフェみたいなおしゃれ空間に「センスよすぎいぃぃぃぃ」
  9. /nl/articles/2504/17/news162.jpg 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  10. /nl/articles/2504/29/news077.jpg 「狂気のメニュー」 かつや“新作979円丼”にネット衝撃 「小学生みたいな発想」「ぶっ飛んでる」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 築53年家賃4万円・何てことない団地のドアを開けると…… まさかの空間出現に驚きの声「素敵」「ここまでお洒落に」
  2. 49歳病没の大宮エリーさん、生前開催の個展で「体調も万全でなかったので不安」 3カ月前には苦しげな姿も「声が出にくい」
  3. 自販機に“1000円”を入れたら……? 出てきた“とんでもないお釣り”にお口あんぐり「こんなん初めて見た」
  4. 食パンの留め具、捨てないで! ペタっと貼るだけで…… 目からウロコの“活用法”が100万再生「天才」「絶対試す」【海外】
  5. ティッシュの空箱に、クリアファイルを貼るだけで→この発想はなかった! 便利でかわいいアイテムに反響
  6. 足の悪い母のため、庭に作った小道→100均アイテムで雰囲気ガラリ 天才アイデアに「すごい!」「真似します」
  7. 「もうシソは買わない」 ペットボトルに種をまいて1年後…… “食べ切れないほど”の大収穫に「今年はこれで育てます!」
  8. 「久々の大ヒット」 ワークマンの暑さ対策最強“2900円アウター”に絶賛の声 「マジで涼しい」「夏はこのウェア一択」
  9. 青い毛糸で輪っかをひたすら編み、つなぎ合わせると…… 予想もつかなかった完成品が195万再生「これはヤバい」「なんてアイデアなの」【海外】
  10. 園遊会のお土産「1個800円超えの和菓子」が話題に ほどよい甘さが特徴【天皇皇后両陛下主催】
先月の総合アクセスTOP10
  1. 【べらぼう】“問題のシーン”、「子供に見せられない」 身体張った27歳俳優へ「演技やばくない?」
  2. 「恩師ビックリするやろなぁ」 中学3年で付き合い始めた“同級生カップル”が10年後…… まさかの現在に反響
  3. 「本当に迷惑」 宅急便の「不在連絡票」と酷似のチラシが物議…… ヤマト運輸「配布中止申し入れ」
  4. 「うそでしょ!?」 東京ディズニーランド、“老舗”レストランの閉店を発表 「とうとう来てしまったか」「いやだああああ」と悲しみの声
  5. 雑草ボーボーの運動場に“180羽のニワトリ”を放ったら…… 次の日、まさかの光景に「感動しました」「すごい食欲」
  6. 40歳・女性YouTuber「18年間、脇毛を処理していない」→“処理しない理由”語る 「脇のみならず……」
  7. コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
  8. 息子の小学校卒業で腕を組んだ34歳母→中学校で反抗期を迎えて…… 6年後の姿に反響 「本当に素敵!」「お母さん、変わってない!?」
  9. Koki,、豪邸すぎる“木村家の一室”がウソみたいな広さ! 共演者も間違えてしまうほどの空間にスタジオビックリ「コレ自宅!?」「ちょっと見せて」
  10. 使わない靴下をザクザク切って組み合わせると…… 目からウロコの再利用法が2500万再生「とてもクリエイティブ」【海外】