東京発・浜松工場直行 超レアな東海道新幹線「浜工新幹線」に乗ってきた 次期新幹線「N700S」も目の前に!月刊乗り鉄話題(2018年9月版)(3/3 ページ)

» 2018年09月27日 10時30分 公開
[杉山淳一ねとらぼ]
前のページへ 1|2|3       

おまけ 「新幹線なるほど発見デー」のお勧め楽しみ方&フォトギャラリー

 新幹線なるほど発見デーは、整理券が必要な個別イベントの他にも、メカ好きをうならせる保線車両の実演、車両の仕組み実演など催しが盛りだくさんです。

 例えば上級生向けに超電導リニアの仕組みなどを学ぶ勉強会、写真教室があります。女の子向けにもアテンダントさんのスカーフを巻いて記念撮影ができるコーナーなどもあります。スマートフォンのカメラを使ったスタンプラリーでは、スタンプをゲットすると特別な動画が、コンプリートすると壁紙写真データがもらえました。

 会場は本当に広く、1日では全てを観られないほどです。次回は事前に見物ルートを決めて挑もうと思います。

photo 浜工新幹線で品川新駅の建設現場を通過。折り紙をモチーフにした屋根が見える
photo 東京駅新幹線プラットホームで販売する「チキン弁当」も購入。国鉄時代から売られている定番商品で、「天皇陛下も好き」と報じられたこともある
photo 実はこのチキン弁当はJR東海版とJR東日本版がある。こちらはJR東海版。新幹線改札内に入らないと買えない
photo R東海ツアーズの浜工新幹線ツアー参加者に配布された「東海道新幹線弁当」
photo 東海道新幹線弁当もファンの多い駅弁。東海道新幹線の沿線の名物がギッシリ
photo 作業中のN700A車両。ヘッドカバーが外されていて、非常時用の連結器が見える
photo 当日は、整備中の新幹線車両の前に沿線各地のB級グルメの屋台が並んでいた。シュールな光景
photo 「3次車化改造工事施工ライン」の文字に注目。「3次車」とはN700Aの改良版。対地震用のブレーキ性能を高めたほか、パンタグラフ状態監視システムが設置され、台車振動検知システムが強化され、新製車両として2016年から投入されている。ここで既存のN700A・1次車、2次車も同様の性能になるように改造している
photo N700Aの運転台。美しくて整然。私のデスクもこれくらいスッキリさせたい
photo 「先頭車磨き」の整備エリア。先頭車は虫の衝突などで小さな汚れや傷が付きます。ここでは再塗装のためにロボットで先頭車両を磨く作業を行う。ロボットを投入した理由は「人手だと足場から届きにくいため危険で力が入らないから」とのこと
photo 「行先表示器」の体験コーナー。昨今はLED化が進んでいるので、字幕の方がもう珍しいかも。レアな行先を示しつつ記念撮影を楽しめた
photo 整理券不要でドクターイエローに乗れるコーナーも! ……とはいえ、先頭車の特徴的な形状をしっかり再現している。さすが車両工場
photo 「N700Aの台車」。半地下のピットに潜って点検を体験
photo 工事用車両の実演もグッと来る。これも恐らく昼間には見られない「幻の新幹線車両」
photo 人気アニメのシンカリオンも忘れてはなりませんね。記念撮影コーナーは大人気で大行列。隣の親子、「パパー、本物のシンカリオンはいないの?」「今朝、テレビを見ただろ。ハヤトたちは鹿児島に集まってるから、N700のぞみは待機中だよ」「そっか!」。……パパ、ナイスすぎる
photo 最後に「新幹線の踏切」で浜松工場発・東京行きの浜工新幹線を見送る
大迫力! 「東海道新幹線唯一の踏切」の様子

杉山淳一(すぎやま・じゅんいち)

乗り鉄。書き鉄。1967年東京都生まれ。年齢=鉄道趣味歴。信州大学経済学部卒。信州大学大学院工学系研究科博士前期課程修了。出版社アスキーにてPC雑誌・ゲーム雑誌の広告営業を担当。1996年よりフリーライター。IT・ゲーム系ライターを経て、現在は鉄道分野で活動。鉄旅オブザイヤー選考委員。ITmedia ビジネスオンラインで「週刊鉄道経済」連載。著書に『(ゲームソフト)A列車で行こうシリーズ公式ガイドブック(KADOKAWA)』『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。(幻冬舎)』『列車ダイヤから鉄道を楽しむ方法(河出書房新社)』など。公式サイト「OFFICE THREE TREES」ブログ:「すぎやまの日々」「汽車旅のしおり」。


前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/18/news145.jpg “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. /nl/articles/2412/17/news197.jpg 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. /nl/articles/2412/18/news059.jpg 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2411/25/news189.jpg 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. /nl/articles/2412/18/news056.jpg 日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」