友人「『アルマゲドン』見よう」私「どのアルマゲドンがいい?」友人「???」 困惑した友人にオススメしたいアルマゲドン映画ベスト5
「アルマゲドン映画」とかいう人類の叡智の結晶。
友人との自宅映画鑑賞会にアルマゲドンを提案したという、サメ映画ルーキー(@Munenori20)さん。友人も「いいね。じゃあアルマゲドンで」と乗り気でしたが……。
サメ映画ルーキーさんの「どのアルマゲドンがいい?」という返答に友人は困惑。それもそのはず、DVDが並んだ棚には多種多様なアルマゲドン映画(「アルマゲドン・オブ・ザ・デッド」「アルマゲドン・パニック」「ハルマゲドン」「アイス・アルマゲドン」「アルマゲドン2007」などなど……)が並んでいたのです。
一般に「アルマゲドン」といえば、1998年に公開されたマイケル・ベイ監督の感動作を思い浮かべるところ。突然「アイス・アルマゲドン」などを挙げられたら「???」となるのも無理はありません。
そこでねとらぼ編集部では、アルマゲドン初心者が迷わずにアルマゲドン体験をできるように、サメ映画ルーキーさんに「オススメのアルマゲドン映画ベスト5」を紹介してもらいました。有意義な終末……もとい週末を過ごしたい際には、ぜひ参考にしてみてください。
アルマゲドン映画の“3つの共通点”
20世紀に人類はさまざまな問題に直面した。環境汚染、地球温暖化、資源の枯渇――しかし、人類にとって最も危険な事象、それは「アルマゲドン」である。そしてわれわれがいかにアルマゲドンに対峙すべきか、その格好の教材となる作品群が「アルマゲドン映画」だ。
アルマゲドン映画には、次の“3つの共通点”がある。
3つの共通点
- 邦題に「アルマゲドン」(あるいは◯◯ゲドンなど)が含まれていること。
- DVDジャケットで地球がどう見ても崩壊していること(隕石でなくとも可)。
- 本家「アルマゲドン」とは一切何の関わりもないこと。
この要件に当てはまる作品が2019年現在、20本近く存在する。
アルマゲドン映画が1本リリースされるたびに、地球は2度破滅しているとカウントすることができる。アメリカなどの映画製作国でまずは一度破壊され、日本でのソフトリリース時に再度滅亡しているからだ。
このような「アルマゲドン・チャンス」は増加傾向にあり、アルマゲドン映画の本格的な量産体制が整った2007年以後、地球は年に複数回アルマゲドンを迎えるのが当たり前となった。
千差万別なアルマゲドン映画のうち、果たしてどれを見るべきか? これからアルマゲドン映画にチャレンジしようという方に向けて、全作(たぶん)を視聴した上で、私の独断と偏見で5作を選定した。
なお、“3つの共通点”でも触れたとおり、アルマゲドン映画だからといって必ずしも隕石が落ちてくるわけではない。「サメが出ないのがサメ映画である」という格言があるように、「隕石が落ちないのがアルマゲドン映画」とも言えるのである。
※以下、ネタバレと共にベスト5を発表する。
第5位:「アルマゲドン2007」
- アルマゲドンタイプ:月/解決策:核爆発で月を溶接
小惑星が月に衝突。月の破片が次々と落下し、地球は気候変動で大混乱! 月の崩壊を止める為に米国一の爆破解体師が宇宙へ向かう。
巨大な亀裂が入った月を爆破してくっつけ直すというとっぴ過ぎるストーリーだが、アルマゲドン映画の中ではまだ常識的である。玄関から宅配便のように核弾頭が搬入され、揚げ句の果てに核でシャトルを飛ばすなど、とにかく核への意識が低いのも特徴。新世紀アルマゲドン映画第1号としても記念すべき作品だ。
第4位:「ハルマゲドン」
- アルマゲドンタイプ:ヒッグス場/解決策:無し
フランスが開発した超大型粒子加速器は人類に無限のエネルギーを与えるはずだったが、テロリストにより暴走、地球崩壊の危機に。
加速器の開発者はヒッグス場の暴走を止めるためにいろいろな手だてを講じるが、なんと失敗。まさかの地球崩壊エンドである。本家からたった一文字変わるだけで地球は終わってしまうのだ。マルチエンディングが存在するゲームなら最悪と思われる選択肢を選び続ける人々の行動にも要注目。アルマゲドン映画の多様性を象徴する一本だ。
第3位:シン・アルマゲドン」
- アルマゲドンタイプ:太陽(2つ)/解決策:ワームホール
突如ワームホールが現れ、地球ごと異なる惑星系へトリップ。なんとそこには太陽が2つあり、しかも地球に接近。太陽系に帰るため、再びワームホールを作り出す!というストーリー。
「アルマゲドン」と某怪獣映画の二重のパクリを犯したまさに「タイトルが一番のオチ」な作品だが、内容はアルマゲドンともゴジラとも一切関係無い。パラレルワールドやタイムパラドックスなど難解な設定の説明を省く強引な展開には好みが分かれるだろうが、何よりこのタイトル、そしてワームホールに地球がすっぽり吸い込まれるシーンだけは見ごたえがある。
第2位:「アイス・アルマゲドン」
アルマゲドンタイプ:隕石&氷河期/解決策:謎合体
「あったか〜い隕石」と「つめた〜い隕石」が同時に地球に衝突。氷の隕石は周囲の気候を寒冷化させるほど強力で地球は氷河期に逆戻りする危機に。
地球を救うため、アツアツ隕石とヒエヒエ隕石を合体させる必要があるらしいが、そもそもなぜそんな隕石があるのかという説明は省略されている。しょっぱい料理に砂糖を足してバランスをとるかのような解決方法に驚愕(きょうがく)するしかなく、街も人もガンガン凍らせていく氷の隕石の設定も光る。アルマゲドン大喜利として素晴らしい回答だ。
第1位:「アルマゲドン2014」
- アルマゲドンタイプ:巨大隕石/解決策:核爆発で地球を動かす
地球に隕石が接近していることが判明するが、あまりの大きさで破壊は不可能。人類に残された選択肢はマグニチュード18の地震を起こし地球を動かすことのみ。もうどう考えても地球は助からないことが分かるDVDパッケージのインパクトがすさまじいが、内容はその上を行っている。
地球を動かすほどの巨大地震を起こしたらそれで人類が破滅するのでは? といった無粋な疑問は投げ捨て、とにかく心で感じよう。人命に関わる判断が軽すぎる登場人物たちにも好感が持てる。アサイラム製作のアルマゲドン映画の決定版ともいえる傑作だ。
アルマゲドン映画から人類が得るべき教訓は数多くあるが、そのエッセンスは次のようにまとめることができるだろう。
- 政府を信用してはならない(問題を悪化させることの方が多い)
- 怪しげな新技術には気を付けること(だいたいの原因はこれ)
- 核兵器は取りあえず使ってみること(ただし成功するとは限らない)
2018年は「ボルケーノ・アルマゲドン」が地球を崩壊させかけたが、果たして2019年はどうなるだろうか。あなたも人類の叡智が凝縮されたアルマゲドン映画を鑑賞し、「来るべきその日」に備えよう。
サメ映画ルーキー(@Munenori20)
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