錯視とスリットアニメーションを組み合わせ。
星々の間を飛ぶロケットに、キラキラの魔法を放つ女の子……。平面上のイラストが浮かび上がり、さらには動き回って見える「飛び出さないけど飛び出す絵本」がTwitterに投稿され、その不思議な挙動に注目が集まっています。
一般的に「飛び出す絵本」といえばページそのものに立体的な細工が施された絵本を指しますが、こちらの「飛び出さないけど飛び出す絵本」はページではなくイラストにトリックが仕掛けられているようです。いったいどうなってるの……?

平面なのに飛び出す絵本
作者のSlit Animation(@SlitAnimation)さんが用いたのは2種類の錯視です。1つ目はイラストを立体的に見せる「立体錯視」。二つ折りの紙に合わせて画像を引き伸ばすことで、“飛び出さないけど飛び出して見える”状態が生まれます。

見る角度に合わせてイラストを描きます
2つ目の錯視は、1枚の画像上でアニメーションを作る「スリットアニメーション」の技法。複数のコマを1枚に合成し、縞模様に切り取った紙(スリットシート)を重ねて動かすことで、隙間から見え隠れするイラストがあたかも動いているように見えるという仕組みです。これにより、立体的に見えるミラーボールが回転したり、飛行機が浮き上がって空を飛んだりしているように見えるのです。

縞模様のシートを動かすと……

見え隠れする部分が動いて見える
動画には「こんなステキな絵本をプレゼントされたら、老若男女問わず大喜びですよ」「見とれてました。素晴らしい!」といった反応が寄せられています。Slit Animationさんのホームページでは詳細な作り方が紹介されており、お子様との工作やプレゼントに大活躍しそうです。

図形が回転

ロケットが飛ぶ!