トンカチで粉々ってマジですか!? 「ダイヤモンド」がけっこう簡単に割れちゃう理由

めちゃくちゃ硬いんじゃないの……?

» 2019年04月17日 12時00分 公開
[ねとらぼ]

 10秒で読めて、会社や学校でちょっと知ったかぶりできる「マンガで雑学」。今回はちょっと意外な「化学」に関する雑学3つをお届けします。



雑学その1:「ダイヤモンド」は、けっこう簡単に割れる

 天然の物質の中では、有数の硬度を誇るダイヤモンド。その耐久性の高さや美しさから指輪などによく利用されていますが、実は意外と容易に割れてしまいます。

 ダイヤモンドは、ひっかいたときの傷つきにくさを表す「モース硬度」が非常に高く、「他の宝石と一緒に保管してはいけない。ダイヤモンド以外の宝石が傷ついてしまうおそれがある」といわれるほど。

 しかし、欠けや割れの発生しにくさを表す「じん性」はそこまで高くありません。特定方向からの衝撃に弱い性質があり、当たりどころが悪いと比較的簡単に割れてしまうのです。かつてテレビ番組「トリビアの泉」では、成人男性がたたきつけたトンカチで、粉々に砕けてしまうシーンが放送されました。



雑学その2:「自由の女神」が緑色である理由

 米国で自由の女神の除幕式が行われたのは1886年。外側は銅でできており、実はこのころの見た目は「茶色」でした。

 それが現在のような「緑色」に変わった原因は「緑青(ろくしょう)」。銅の酸化によって生成されるサビで、銅像表面に皮膜を張り、内部を保護する効果があるのだとか

 ちなみに、米国国立公園局によると「自由の女神が十分に酸化し、緑青を形成するのには約30年かかった」とのこと。完成時期を考慮するとちょうど約100年前から、茶色ではなく“緑色の像”だった計算になります。



雑学その3:自動車のタイヤが黒色しかない理由

 空気入りの自動車用タイヤが初めて使用されたのは、19世紀末。当時は白色やあめ色をしていました。

 その後20世紀に入ってから、「カーボンブラック(工業用の“すす”)」を混ぜることでゴムの耐久性などを高める手法が登場。これにより、「タイヤ=黒いもの」になったのだそうです。

 逆に言うと、「素材を変えれば、他の色のタイヤが作れるかもしれない」というわけ。現在では「ホワイトカーボン」と呼ばれるシリカを多量に用いる製造方法もあり、「“カラフルな自動車タイヤ”も作れるのでは」と期待する声もあるもよう。しかし、実用化・普及には至っていないようです。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」