中学生の娘さんがダンボールで作った「ワニワニパニック」に驚きの声 「再現度がハンパない!」「勘違いしてお金いれる」
懐かしさ感じるチョイスも制作へのこだわりも素晴らしい。
「娘(中三)がダンボールで作ったワニワニパニック」と公開された、一から手作りの段ボール工作が、まるで公式の工作キットかと思うほどのクオリティーの高さで「すごい」「本物かと思った!」と話題になっています。
パッと見てすぐにゲームセンターの「ワニワニパニック」だとわかる再現度の高さで、ワニたちの絶妙なデフォルメ具合などにあふれるセンスを感じます。また全体的に段ボールでできているとは思えない丁寧な作りと彩色で、電源に挿したら本当に動き出しそうな雰囲気です。小銭の投入口まであるのがステキ……!
ちなみに裏側から見ると、ワニたちにはそれぞれアイスの棒のようなものが付いており、手動で動かして遊べるようになっているそうです。サイズ的にぬいぐるみたちが遊ぶのにピッタリなようで、ハンマーを持って遊ぶ“クマさん”の写真も。ゲーム機のビジュアルがリアルなだけに、みんな楽しそうに見えてくる!
制作したのは、投稿者の「碧@DonQo Hand」(@donqo_hand)さんの娘さんで、現在中学3年生のMIKAN_LABO(@labo_mikan)さん。今回ワニワニパニックを作ったきっかけは、「ゲームセンターにあるゲーム機」というテーマで探していた時、ネットで見てそのデザインのかわいさに「ビビビ!」ときたことから。なお、実物は「以前遊園地で遊んだ」くらいでほぼ見たことがないそうですが、特に設計図などは(苦手なため)書かず、Googleで見つけた画像をスケッチしたりして作っているそうです。
製作時間は、学校に通いながら家で少しずつ進めて、1週間ほどで完成。主な材料としては、Amazonの箱の中に入っている段ボールの台紙がお気に入りで、普段から集めているのだとか。その他にはアクリルガッシュなどの絵の具、100円均一の粘土と、費用は400円くらいとのこと。別の工作動画でも公開していますが、絵の具を使った手描きでのロゴやイラストの再現・表現も目を見張るものがあります。細かい文字が多く、特に苦労したという「得点ディスプレイ」ですが、色合いも含め雰囲気はバッチリ!
こだわったのは、ハンマーで叩くとワニの口が実際にパクパクと動くところで、洗濯ばさみの仕組みを参考にMIKAN_LABOさんが自分で考えて作ったそうです。素材も必要だと感じたら段ボール以外も使い、例として中央にいるカメの甲羅は「ワインのコルク栓」、体は「プラスチック粘土」を使用。そしてハンマーにも形の違うコルク栓を選んで使用しているとのこと。柔軟な発想が素晴らしい。
学校では陸上競技部とカリグラフィー部(※)に所属しているというMIKAN_LABOさんですが、工作に関しては「母の影響で物作りは記憶にないぐらい幼い頃からやっています」とのこと。夏休みの自由研究も自分から積極的に取り組むなど、なにかを作ることが好きで、YouTubeなどで工作系の動画を見るようになってからは、そこで得たことを応用することで制作のクオリティーが上がり、より工作の世界にのめり込むように。
※カリグラフィー……手書きの文字(英字)を美しく見せる手法・技術
また小学生時代は理想に技術が追いついていませんでしたが、中学生になって細部や仕上げにこだわるようになったとMIKAN_LABOさん。公開されている作品の中では、昨年作ったという「人生ゲーム」から、すでに本物と見間違えそうな高い再現度なのが確認できます。
「え!? これ段ボールなの!?」と思ってもらえるような作品を目指し、段ボールクラフターとして活動中のMIKAN_LABOさん。ヒントをくれたり、褒めつつも厳しい感想もくれるお母さまをはじめ、周囲の友だちや先生からのうれしい反応を原動力に、現在も次の作品を製作中です(受験勉強も頑張り中です!)。
画像提供:碧@DonQo Hand(@donqo_hand)さん、MIKAN_LABO(@labo_mikan)さん
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作者は型紙や作り方も公開しています。
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