ニュース
» 2019年09月19日 14時00分 公開

【関西】南海電車の「普通」と「各停」……ん? 何が違うの? 関西私鉄の“珍名”列車種別 パート2 (2/2)

[新田浩之,ねとらぼ]
前のページへ 1|2       

【4】京阪電気鉄道「通勤快急」

 京阪電気鉄道の「通勤快急」は、平日朝ラッシュ時の下り(淀屋橋・中之島方面)に設定されています。“通勤快速急行"の略ではなく、通勤快急が正式名称。停車駅は三条、祇園四条、七条、丹波橋、中書島、樟葉、枚方市、香里園、寝屋川市、京橋からの各駅です。

photo 京阪電鉄にある「通勤快急」。これ以外にも「快速特急」「深夜急行」「通勤準急」など多くの種別がある

 京阪電鉄には「快速急行」もあります。通勤快急と快速急行の違いは「守口市駅に停車するかしないか」です。通勤快急は守口市駅に止まりません。以前は守口市を通過する列車も種別を変更することなく運行されていましたが、近年は区分されるようになっています。

【5】南海電気鉄道「白線急行」

 最後に紹介するのは、特に変わり種な珍種別。南海電鉄の南海本線で運行される「白線急行」です。

 白線急行は通称で、南海電鉄の案内では「-急行-(泉佐野)」と記されます。運行は深夜時間帯の難波発泉佐野行き1本だけ。停車駅は急行停車駅と春木駅です。

 白線急行は過去、1994年のダイヤ改正で難波〜関西空港間を結ぶ空港急行に置き換わったことから、定期列車として消滅していた歴史があります。それが2017年のダイヤ改正で定期列車として「約23年ぶりに復活」しました。

photo 南海電鉄「空港急行」関西空港行き(3000系)


 いかがでしたか。ちょっとした理由や歴史などを知ると、何だか愛おしく思えてきませんか。関西圏の人はもちろん、他エリアの人も、例えば関西空港と難波を移動する合間──などの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

新田浩之(にったひろし)

1987年神戸市生まれ。関西大学文学部卒、神戸大学大学院国際文化学研究科修了。主に鉄道と中欧、東欧、ロシアの旅行に関する記事を執筆。2018年からチェコ政府観光局公認の「チェコ親善アンバサダー2018」を務める。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.