【漫画で紹介】KIMONO騒動でしかキム・カーダシアンを知らない人に伝えたい、まだまだいっぱいのお騒がせエピソード「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」ハピドラ!

全員、悪役(ヴィラン)。

» 2019年10月26日 21時25分 公開
[momomosparkleねとらぼ]

悪役のススメ

 「眠れる森の美女」のマレフィセントや「ヤッターマン」のドロンジョ様、バッドマンのジョーカーやハーレクイン……。ヒーローを困らせて楽しむ存在でありながら、私たちを魅了してやまないヴィラン(悪役)たち。個性的なファッションやゴージャスなルックスはもちろん、他人の目を気にしない自由な生き方こそが、彼らの最大の魅力だ。

 周りに気を使いすぎて、最近ちょっとお疲れ気味なあなた。今日は一旦ヒーローはおやすみ。好きな格好して、普段我慢しているおやつでも食べながら、「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」をみてみよう。

 カーダシアン家の女性たちは、そんなワルだけど憎めないヴィランたちのような魅力をもっている。美しく自信たっぷりで、したたかに自分のやりたいことをやる。

カーダシアン家のお騒がせセレブライフ
カーダシアン家のお騒がせセレブライフ
カーダシアン家のお騒がせセレブライフ
カーダシアン家のお騒がせセレブライフ
カーダシアン家のお騒がせセレブライフ
カーダシアン家のお騒がせセレブライフ
カーダシアン家のお騒がせセレブライフ

momomosparkle

イラストレーター&デザイナー&漫画家。カリフォルニアのカレッジで2年間アートを学んだ後、美大を卒業、現在はフリーランスとして活動中。かわいいものや楽しいことが大好き。


カーダシアンズって?

 全米で大人気のリアリティショーだから、タイトルだけはきいたことあるという人も多いかも? でも実際に彼女たちが何者で、なんでそんなに有名なのか知らない……という人のために、カーダシアン一家について少しだけご紹介。

 まずはカーダシアン一家を一躍有名にしたのが、最近「KIMONO」騒動で日本でも話題となったキム・カーダシアンだ。すでにヴィランの香りがするでしょ?

 彼女の父のロバート・カーダシアンがセレブを顧客に持つ有名弁護士で、キムも元祖お騒がせセレブであるパリス・ヒルトンの取り巻きの1人として知られていたため、名前はもともとそれなりに知れていた。でも2007年、キムの当時の恋人とのプライベートビデオが流出したことがきっかけで、知名度はそれ以前の比ではなくなった。

 「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」は、このビデオ流出事件にのっかるかたちでスタートした。キムと彼女の姉コートニー、妹のクロエ、ケンダルとカイリーら5人姉妹と、彼女たちの母親クリスを中心としたカーダシアンファミリーの超セレブな日常にほぼ朝から夜まで密着し、きらびやかなパーティの様子から家族喧嘩まで、ありのままの姿を配信していく番組だ。

カーダシアン家のお騒がせセレブライフ みんなキャラが濃い、カーダシアン家のみなさん

 この番組が爆発的にヒットしたことで、一家は世界的に有名なスーパーリッチファミリーになった。そんな背景から、「あのプライベートビデオはわざと流出させたのではないか……」といううわさがあるくらい。さらにはカーダシアン家で起こるいざこざは、すべて母親でありマネージャーの“女帝”ことクリスが仕組んだことなのではないかとも言われている。ただし真相は闇の中。

 彼らの毎日は、思わず赤面しちゃうようなスキャンダルやトラブルの連続で、それらを包み隠さずにシェアしてくれる。むしろどんなに恥ずかしいゴシップを世間に公表することになっても、「あななたち、こういうの好きでしょう?」と、ちょっと上から見てくる感さえある。コンプレックスがあるならそれを売りにする。トラブルは注目を集めるとびきりのチャンス。いいことも悪いことも絶対に何かのタネにする、転んでもただでは起きないのが、カーダシアン一家なのだ。

じつはアツい、家族の絆

 カーダシアン家の女性たちは、基本的に強気で思ったことはなんでも口にするタイプ。それは家族相手でも変わらず、ときにはハンドバッグで姉妹の頭を殴ったり、「あんたとは縁を切るから!」と叫んだりかなり激しい喧嘩もする。だけどそんな感情むき出しの争いができるのも、心の底ではお互いを愛していることをわかっているからこそ。

 例えばいつも姉妹たちに厳しく、そっけない態度をとりがちな長女のコートニーでさえ、妹の彼氏の浮気が発覚すると、「私たち家族の内のひとりを侮辱したら、私たち全員を侮辱したことになるわ」と怒りをあらわにする。三女クロエの「私たちはいつでもクレイジーだけど、いつでもイイ感じ」という言葉は、まさにカーダシアンファミリーのちょっぴり変でとっても強い絆を言い表している。

 放送禁止ワードが飛び交う激しい罵りあいのシーンのあとも、観ているこちらが拍子抜けするほどあっさりとお互いを許し合い、「やっぱり私たちってサイコー!」とハグして笑っている。自分は身内にキビシイけれど、敵が身内をバカにするのは許さない。そんなジャイアンちっくな愛情表現がまたとてもよい“ヴィラン感”。

全米一有名なセレブは全米一タフ

 番組の視聴率もSNSのフォロワー数も桁外れで、話題に事欠かないカーダシアン一家は、アンチの数が他のセレブたちより多いのも事実。それでも負けずにタフに前に進み続けるのがやっぱり彼女たちらしい。

 感情をストレートに表現するキムは、何度もカメラの前で号泣してきた。アンチは「泣き顔がブスすぎる!」とネットでからかい、彼女が号泣するシーンを集めたおもしろ動画も出回る始末。でもキムはそこを逆手にとって、オリジナルの絵文字アプリを作り、なんとその絵文字のラインアップに「ブスすぎる」と言われ続けてきた彼女の泣き顔を入れた。このオリジナル絵文字アプリは瞬く間に広がり、発売日にはあまりの人気になんとApp Storeをサーバーダウンさせた。

 また四女のケンダルは、美しいドレス姿でレッドカーペットを歩いたとき、「ニキビが気になる」「肌が汚いわ」などの悪意に満ちたバッシングを受けた。それに対し、SNSでとある女性が「すべての女性は、ニキビがあってもゴージャスに堂々と歩く彼女の様子を理解するべきなんじゃないかな?」とケンダルを擁護。ケンダルはその女性のつぶやきを引用し、「肌荒れなんかにあなたをストップさせないで!」と、肌荒れに悩む人たちを勇気付けた。ケンダルは、過去には自分の肌荒れがコンプレックスで、他人と話すときに目を合わせられないような時期があったこと、SNSなどのコメントに泣き明かした日々があったことなどを告白している。ケンダルいわく、アンチの存在を乗り越えるには、「自分自身が強くなること」が必要だったそうだ。

 相手を変えることは難しい。だったら自分が強くなればいい。彼女たちはいつだって、日々見えない敵と戦っている現代っ子たちに、タフに生き抜くお手本を示してくれる。

カーダシアン家のお騒がせセレブライフ キムの知名度が日本では高いですが、本国では四女と五女もティーンにすごく人気があるんです!

あなたもなれる、強いオンナ

 SNSやメッセージアプリでほぼ24時間他者とつながっているこの時代、私たちは周りにどう思われるか、どのように振る舞うべきかということに過敏になってしまった。だからこそときには、周りの意見なんか気にせずに自分街道を突っ走って、ヴィランちっくなお騒がせセレブを気取ってみるのもあり。

 「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」は、ついつい弱気になってしまうあなたへの処方箋。ネガティブな感情はさっさと捨てて、次・次・次!と進む彼女たちは、思ったことを包み隠さず表現する強さ、悪意を向けられて気にしないタフさなど、この現代をたくましく上手に生き抜くのに必要な術をおしえてくれるのだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. /nl/articles/2412/14/news019.jpg ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. /nl/articles/2412/17/news163.jpg 柄本佑、「光る君へ」最終回の“短期間減量”に身内も震える……驚きのビフォアフに「2日後にあった君は別人」「ふつーできねぇ」
  4. /nl/articles/2412/16/news079.jpg “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  5. /nl/articles/2412/17/news060.jpg 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  6. /nl/articles/2412/17/news049.jpg 「品数が凄い!!」 平愛梨、4児に作った晩ご飯に称賛 7品目のメニューに「豪華」「いつもすごいなぁ」【2024年の弁当・料理まとめ】
  7. /nl/articles/2412/17/news183.jpg 「秋山さん本人がされています」 “光る君へ”で秋山竜次演じる実資の“書”に意外な事実 感動の大河“最終回シーン”に反響 「実資の字と……」書道家が明かす
  8. /nl/articles/2412/17/news144.jpg 「私は何でも編める」と気付いた女性がグレーの毛糸を編んでいくと…… 「かっけぇ」「信じられない」驚きの完成品に200万いいね【海外】
  9. /nl/articles/2412/17/news078.jpg 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  10. /nl/articles/2412/17/news033.jpg セリアのふきんに、糸で“ある模様”を縫っていくと…… 思わずため息がもれる完成形に「美しい」「やってみます」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」