アニメーターが1日500人規模の海外アニメイベントに行ってみた ドイツのアニメファンに触れてみて(1/3 ページ)

1日500人、3日間で1500人程度を動員するイベント「アニメフェスティバル・フライブルク」の様子をお届け。

» 2019年11月09日 18時00分 公開
[福田瑠千代ねとらぼ]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 今回取り上げるのは、独・フライブルクで9月20日〜22日にかけて開催されたアニメイベント、「アニメフェスティバル・フライブルク」。来場者数は3日間で1500人ほどと、比較的小規模なイベントです。


 海外のアニメ系イベントといえば、米・ロサンゼルスで開催されている「Anime Expo」や仏・パリの「Japan Expo」などの大規模なものを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。しかしそうしたイベントの一方で、欧米で小規模なイベントが多数開催されていることは、あまり知られていません。

 ドイツでは、参加人数500人〜2500人程度のイベントが、年間25回ほど開催されているとのこと。なかなか日本まで入ってこないこうしたイベントの様子について、「アニメフェスティバル・フライブルク」にゲストとして参加した、アニメーターの三木達也さんにお話を聞きました。

三木達也さん

 三木さんはアクションやエフェクトを得意とするアニメーターで、「進撃の巨人 サードシーズン」ではアクション作画監督として参加。海外でアニメ文化がどのように受け入れられているかを見てみたかったことが、イベント参加の決め手だったそうです。三木さんがメディアの取材を受けるのは初。インタビュー前半ではイベントの様子を、後半では三木さんの業界歴についても語ってもらいました。


街の写真を生かしたライブドローイング

――イベントお疲れ様でした。今回のイベントは主催側がTwitterでゲスト募集を行った流れもユニークでしたね

三木:そうですね、何人か応募があったみたいです。その中から自分が選んでいただけたのは、ドイツでも人気の「進撃の巨人」などに参加していたからかもしれません。


――海外イベントに参加されるのは初とのことですが、準備で大変なことなどはありましたか?

三木:パスポートの申請期間がカツカツだったのが一番慌てました。発行には写真付きの身分証が必要なのですが、免許も持っていなかったので、マイナンバーカードを急いで発行したり……。

――参加にあたり楽しみにしていたことは?

三木:生で海外のアニメファンと触れ合う機会はなかなかないので、実際に会ってみたかったんですよね。

――「アニメフェスティバル・フライブルク」はローカルなイベントながら、入場料を高めに設定することで日本からゲストを呼べる仕組みになっているそうですね。(※大人の当日券が20€〜25€=約2400円〜3000円/参考:小さなアニメイベントを日本人ゲストと盛り上げるためには=日独交流最前線 - COMEMO

三木:ヨーロッパだとこうした小規模のイベントが結構開催されているそうなんですよね。会場は学校の講堂くらいのイメージで、1日500人、3日間で1500人ほどが来場するイベントでした。


――イベントでは何をやられたのですか?

三木:イベント期間中は毎日ライブドローイングとサイン会をして、最終日には質問コーナーも行いました。ライブドローイングは1時間くらいで描く流れで、始めは「間に合うのか?」と不安でしたが、30分くらいで行けそうだと分かったので、作業中も客席からの質問に答えたりしました。

ライブドローイングの様子

――ライブドローイングで描くテーマはどのように決めていったのでしょうか。

三木:。当初「『進撃の巨人』みたいに屋根の上を走る画をお願いしたい!」というお話もあったんですが。

――それは、1時間だと……

三木:「進撃」のアクションはめちゃくちゃ手が込んでるので、全部描くとなると1時間では厳しいなあと(笑)。そこで、「開催地であるフライブルクの街の写真を使ってキャラが動いたら楽しいんじゃないか」という提案をいただきまして。それなら行けそうだということで、初日の朝イチで写真を撮りに、街を見て回りました。

ライブドローイングに使われたロケーション
町中に水路があるのも特徴的

――作画は紙で?

三木:普段は紙で作画していますが、筆圧がめっちゃ薄くてカメラに映るか怪しかったので、ライブドローイングでは「CLIP STUDIO」を使いました。CLIP STUDIOは使えるっちゃ使えるけど、過去10回くらいしか使ったことがなかったので、そこだけが不安でした。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2406/13/news123.jpg 「最初から最後まで全ての瞬間がアウト」 Mrs. GREEN APPLE、コカ・コーラとのタイアップ曲に物議 「誰かこれを止める人いなかったのか」
  2. /nl/articles/2406/14/news035.jpg 2歳弟、大好きな姉とハグをするはずが…… 胸がギュッとなる数秒後→まさかの展開に「かわいいー!」「男の子って面白い」
  3. /nl/articles/2406/13/news190.jpg 「全員死ねばいいのに」人気グラドル、局部写真送るファンにうんざり 被害明かす→被害拡大で「俺が死ぬわ」
  4. /nl/articles/2405/27/news133.jpg 「虎に翼」、ヒロインの弟役が初登場 演じた人物のギャップに驚き「同一人物なのか?」「朝ドラにも出るの凄いな」
  5. /nl/articles/2406/14/news106.jpg 「マジだ! すげー!」 Google Chromeロゴに隠された“まさかの事実”に驚きの声 「今年いちばん驚いたかも」
  6. /nl/articles/2406/11/news013.jpg 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  7. /nl/articles/2406/11/news173.jpg 2年かけて金箔やメッキを集める→完成した“1本の延べ棒”が1466万表示 夢あるビフォーアフターに「ロマンある―!」「継続は力なり」
  8. /nl/articles/2406/14/news028.jpg 「もう付き合っちゃえよ!」と言いたくなるオオタカとトビが話題 集会中のレアな姿に「既に付き合ってるな!」「面白すぎ」
  9. /nl/articles/2406/13/news018.jpg 40歳女性「顔周りに多い白髪、昔は“よりによって……”と落ち込んだけど今では……」 白髪を楽しむグレイヘアに「めっちゃ素敵!」「勇気出た」
  10. /nl/articles/2406/14/news120.jpg 「虎に翼」、まさかの人物が全てをかっさらう Xトレンドで「目力強すぎて圧倒」「“直明役の子かっこいいなあ”と思ったら」
先週の総合アクセスTOP10
  1. 「虎に翼」、共演俳優がプライベートで旅行へ “決別中”の2人に「ドラマではあまり見ることが出来ない全力笑顔」
  2. 「ハードオフには何でもある」 → 4万4000円で売られていた“とんでもないモノ”に「これは草www」「見てるだけでワクワクする」
  3. 釣りから帰宅、持ち帰った謎の“ニュルニュル”を水槽に入れてたら…… いつの間にか誕生した意外な生き物に「すごおー」「どこまで育つかな!?」
  4. 「この家おかしい」と投稿された“家の図面”が111万表示 本当ならばおそろしい“状態”に「パッと見だと気付けない」「なにこれ……」
  5. 「さざれ石に苔のむすまで」何日かかる? 毎日欠かさず水やりし続けてまもなく1年、チャレンジの結果に「わびさび」「継続は力」
  6. 朝ドラとは雰囲気違う! 「虎に翼」留学生演じた俳優、おなかの脇がチラ見えな夏らしいショットに反響「とてもきれい」
  7. フードコートでふざけたパパ、1歳娘に怒られる→8年後の“再現”が1185万再生 笑えるのに涙が出る光景に「大きくなった!」「泣ける」
  8. 1歳妹「ん」だけで19歳兄をこきつかい…… 「あれで分かるにいに凄い」「ツンデレ可愛い」マイペースな妹にほんろうされる姿が280万再生
  9. 「ベランダは不要」の考えを激変させた“神建築”が200万表示 夢のような光景に「こんな家に帰りたい」「うっとり」
  10. 三重県沖であがった“巨大マンボウ”に漁港騒然…… 人間とサイズ比較した驚愕の光景に「でっか!!」「口から何か出てますね」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「今までなんで使わなかったのか」 ワークマンの「アルミ帽子」が暑さ対策に最強だった 「めっちゃ涼しー」
  2. 「現場を知らなすぎ」 政府広報が投稿「令和の給食」写真に批判続出…… 識者が指摘した“学校給食の問題点”
  3. 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 同情せざるを得ない衝撃の光景に「私でも笑ってしまう」「こんなん見たら仕事できない」
  4. 「思わず笑った」 ハードオフに4万4000円で売られていた“まさかのフィギュア”に仰天 「玄関に置いときたい」
  5. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  6. 「二度と酒飲まん」 酔った勢いで通販で購入 → 後日届いた“予想外”の商品に「これ売ってるんだwww」
  7. 幼稚園の「名札」を社会人が大量購入→その理由は…… 斜め上のキュートな活用術に「超ナイスアイデア」「こういうの大好きだ!」
  8. 釣れたキジハタを1年飼ってみると…… 飼い主も驚きの姿に「もはや、魚じゃない」「もう家族やね」と反響
  9. JR東のネット銀行「JRE BANK」、申し込み殺到でメール遅延、初日分の申込受付を終了
  10. サーティワンが“よくばりフェス”の「カップの品切れ」謝罪…… 連日大人気で「予想を大幅に上回る販売」