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» 2020年04月08日 08時00分 公開

4000万年前のハエが交尾する姿を収めた琥珀 豪大学が発見

当時の姿そのままの琥珀標本。

[関口雄太,ねとらぼ]

 オーストラリアで出土した琥珀片を調べた研究チームが、4000万年前のハエが交尾している瞬間を保存した珍しい琥珀を発見しました。


4000万年前のハエが交尾する姿を収めた琥珀 豪大学が発見 4000万年前の交尾中のハエを発見

 交尾中のハエが捕らわれた琥珀は、オーストラリアのモナシュ大学に所属するジェフリー・スティルウェル氏らの調査で見つかりました。琥珀から姿を見せたのは2匹のアシナガバエ科昆虫。「交尾中のハエが囚われている琥珀はオーストラリアの化石標本において、とても珍しいことです」と強調しています。

 この琥珀はオーストラリアのビクトリア州から出土しており、ゴンドワナ大陸南部に由来するものとされています。ゴンドワナ大陸とは、かつて存在したと考えられている、アフリカ大陸やオーストラリア大陸などを含む巨大な超大陸です。

 調査では、交尾中のハエだけでなく、ゴンドワナ大陸南部の動物と植物を含む琥珀化石が見つかっています。ゴンドワナ大陸南部由来の最も古いアリ、クモの幼体が集団になっているところなどが新しい発見として発表されました。交尾中のハエを含む今回の琥珀は、ゴンドワナ大陸南部の生態系を理解するための手がかりになるとされています。なお調査の結果を報告する論文は「Scientific Reports」で閲覧できます。


4000万年前のハエが交尾する姿を収めた琥珀 豪大学が発見 ゴンドワナ大陸南部に由来する最古のアリなども発見

画像は論文より



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