ほんとうに あたしでいいの? ずぼらだし→短歌の下の句でずぼらエピソードをさらす大喜利が流行
流行のきっかけとなった下の句は、「凍ったいくら 風呂で溶かすし」……ある意味合理的ではある。
「ほんとうに あたしでいいの? ずぼらだし 凍ったいくら 風呂で溶かすし」と、乙女心をユーモラスに詠んだ短歌がTwitterで好評です。その後広く拡散された結果、ネットミームにまでなってしまいました。
意中の相手から告白されたものの、自身の短所が負い目になってすぐには受け入れられない――そんな複雑な心境がうかがえる歌を詠んだのは、漫画編集者のまほぴ(@mhpokmt)さん。短歌で表現した通り、湯船にパックのいくらを浮かべた写真まで載せています。ずぼらと言うべきか、合理的と言うべきかはよく分かりませんが、いい具合に解凍できておいしく食べられたそうです。
実は、まほぴさんは2016年に「ほんとうに あたしでいいの? ずぼらだし 傘もこんなに たくさんあるし」という短歌を発表。これはフリーペーパー『うたらば』が出した題詠「傘」を受けて詠んだもので、「ネットプリント毎月歌壇」(現在は配信終了)へも投稿され好評を博していました。つまり今回の歌はセルフパロディーだったわけですね。
素朴な上の句に始まり、下の句で意外な展開を見せる構成の妙と、写真のインパクトもあってツイートは広く拡散。短歌の模倣しやすさから、Twitterでは下の句をアレンジして自身のずぼらさを明かす人が現れました。「ほんとうにあたしでいいのずぼらだし」で検索すると、洗面台でお酒をお燗する人や、ブラウザのタブを500ほど開きっぱなしにしている人など、さまざまなずぼらエピソードがヒットします。
投稿には、“あるある”の定番「未読メールをためたせいでアプリのアイコンに膨大な数字が」といった話が多数。そんななか、まほぴさんは7万以上のバッジ表示をさらし、「ここまでくるともう開けるのが怖くて」とつぶやいています。なんというか、さすがだ。
画像提供:まほぴ(@mhpokmt)さん
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