不気味の谷も越えて世界へ バーチャルモデルimma、『GRAZIA』中国版の表紙に登場

同紙では過去に、Koki,さんや水原希子さんなどが表紙に登場したこともありました。

[羽野源一郎，ねとらぼ]

　バーチャルモデル「imma」が、4月15日に中国全土で発売されたファッション誌『GRAZIA CHINA』452号の表紙に登場しました。バーチャルヒューマンが表紙を飾るのは同誌史上初。併せて、インタビューを含めた12ページにわたる特集が組まれています。

『GRAZIA』中国版の表紙を飾るimma

　immaは、日本初のバーチャルヒューマンカンパニー「Aww（アウ）」がプロデュースするモデルで、頭の部分を3DCGで作成し、実写で撮影した体と背景に合成したデジタルヒューマン。3DCGを用いて創られたこれまでのキャラクターの中でも、より現代のティーンに近づいた仕上がりから、「CGに見えない…」とネットで話題となっていました（関連記事）。

　『GRAZIA』は、これまでにビリー・アイリッシュ、アレクサ・チャン、リゾといったトップモデルやアーティストが表紙を飾ってきたファッション誌。その中国版である『GRAZIA CHINA』の表紙には、Koki,さん（oの上には−）や、水原希子さんなどが過去に登場していますが、immaは同誌の表紙を飾った初めてのバーチャルヒューマンとなりました。

　『GRAZIA』を海外で手にして何度も読んだというimmaは、「中国版の表紙に出させて頂けてとても光栄です」とコメントするとともに、表紙を飾った世界初の「バーチャルな人」になったことへの驚きを明かしています。なお、撮影は「だいぶ前に東京と神奈川で行った」とのこと。COVID-19（新型コロナウイルス）拡大防止のために、外出自粛しているファンに向けて、「ビビッドでポップな色溢れるGRAZIA内写真から、ぜひみんなが元気になってほしいと思います」と、メッセージを送っています。

immaコメント

GRAZIAさんは、過去にあたしも海外で手にして何度も読んだことがある雑誌だったので、まさかあたしが中国版の表紙に出させて頂けてとても光栄です。またバーチャルな人が表紙に登場するのも世界初と聞きとてもびっくりしてます。撮影はだいぶ前に東京と神奈川で行ったのですが、今まだまだコロナの影響で暗い日々が続く中、ビビッドでポップな色溢れるGRAZIA内写真から、ぜひみんなが元気になってほしいと思います。