漫画家・カメントツ先生の絵本アイデア「きんとれ」が光速でボツに → Twitterに投稿したら「読みたい」「仕上がってる!」と大反響
出版社からのオファーもくる人気です。
『こぐまのケーキ屋さん』をTwitter上で連載中のカメントツ先生(@Computerozi)が、ボツになった絵本アイデア「きんとれ」を自身のアカウントで公開したところ、たちまち「読みたい」「中身が気になりすぎる」など大きな話題に。さらに出版社からも続々声がかかるなど反響を呼んでいます。
表紙の文字「よいこのたいいくえほん きんとれ」とは対照的に、筋肉モリモリなマッスルうさぎさんが描かれた衝撃的な絵本アイデア。カメントツ先生が以前に、出版社から「作ってみたい絵本の企画があれば送ってくださいね」と言われて送った企画で、その時は「光速でボツをいただいた」とのこと。新時代すぎた……?
しかし、Twitterにて絵本のイメージ(表紙のみ)を投稿したところ、読んでみたいという声とともに13万いいねが集まります。そして次の日には「なんといくつかの出版社さんからお声がけいただきました…もしかして本当にもしかするかもしれない…」と、先生本人もビックリな急展開に。これが筋肉は裏切らないということか。
それからすぐ、寄せられた声に応える形で、まだラフしかなかった絵本の中身4ページを実際に先生が描いて公開。ムキムキのうさぎさんが己の肉体を鍛える、爽やかさとかわいさと暑苦しさが詰まった日常は「仕上がってる!」「きれてる!」と更なる人気を呼びます。
その後作られた専用のTwitterアカウント「たのしいどうぶつランド(@tanoshidoubutsu)」にて投稿されたのが、よいこのマッスル絵本シリーズ「ともだち」。泣いている小さいくまちゃんに、ムキムキのうさぎさんが筋トレを勧めて、ともに“元気になる”物語は、インパクトと謎の説得力から「やはりトレーニングした方がいいのか」「筋トレするか…」といった反応も寄せられるほど。絵本ならではの分かりやすさが素晴らしい。
よいこのマッスル絵本シリーズ「ともだち」
そんなボツアイデア投稿から次々と展開して人気を集めている同マッスル絵本シリーズについて、カメントツ先生に伺いました。
―― 最初のボツ段階では出版社はどんな反応だったのでしょうか?
カメントツ先生:一般的なボツとはちょっと違って、こういう打ち合わせって、いろんな案をたくさん出してそのうち1個か2個引っ掛かれば――といった感じで、99%はボツになるものなんです。ただ、ムキムキうさぎ、きんにくウサギ……タイトルはまだ決まっていないんですけど、これは自分的には、ボツになったけど面白かったので、Twitterに投稿してみることにしました。
―― 他にはどんなアイデアがあった?
カメントツ先生:同時に出したアイデアとしては、チェンソーでなんでもずばずば切ってしまう「チェンソードラゴン」という企画も出したんですが、「チェンソーは子供には難しいのでは」「構造が子供に伝わりにくそう」といった懸念があり、こちらもボツになりました。
―― Twitterでの公開から現在まで、どれくらいのオファーがありましたか?
カメントツ先生:ツイートした次の朝にはもう2社くらいから反応が来ていて、出版社のスピードは本当に早いなと実感しています。最終的に、今(5月14日)の時点で7社から連絡が来ていて、まだお返事を返せていない状態です。
―― 実際に本になる可能性はありますか……?
カメントツ先生:どんな形で形で出版するかはまだ決まっていませんが、何かしらの形で本屋さんに並んだらいいなと思っています。
――最新のイラストだとうさぎが服を着ているのが気になりました(※途中からパンツを履いている)。
カメントツ先生:最初は何も着せていなかったんですが、これが「センシティブな画像」としてTwitterにはじかれてしまい、一部ユーザーには見れない状態になってしまったんです。それでもったいないなと思い、今は少しずつ服を着せたりして、どれくらいならセンシティブと判断されるのか実験しながら書いています(笑)。
調べてみたら、YouTubeなどでは男性の上半身や乳首でもセンシティブと判断されることがあるらしく、世界中の基準がこうしてGoogleやTwitterなどに委ねられていくあたり、大きな変化を感じてします。これはいいことでも悪いことでもありますが、取りあえず大きいものには巻かれろ精神でやっていこうと思っています。
Twitterではそのビジュアルだけでなく、声に出して読みたくなる内容に、さまざまなユーザーが朗読してみた動画を投稿。たのしいどうぶつランドTwitterアカウントではそれらをまとめたモーメントや、公式の読み聞かせ動画も公開中です。
ちなみに絵本のキャラクターは『こぐまのケーキ屋さん』と同じ世界の住人……?
関連記事
- おまとめ こぐまのケーキ屋さん:ならんでおよいできもちよさそうです! こぐまのケーキ屋さん(80)「こいのぼり」
真鯉の上の吹流しは……おじいさん? - 心の傷で動けなくなったーー荒野にたたずむ“眠れないオオカミ”を描いた漫画が不思議な魅力にあふれている
続きが気になります。 - 絵本と同じケロちゃんドーナツを作ったはずが…… 奇跡の失敗作「断末魔ドーナツ」が爆誕、Twitter民を恐怖に陥れる
ジョジョ第5部のスタンド「メタリカ」っぽくもある。 - 「社畜ノート」の物語と仕掛けに涙する人続々 めくるたびにブラックな環境に耐える社員の悲壮な日常が展開
見ていてつらい。 - 「5歳の時もらった本だ、懐かしい」(ペラッ)→絶句 ダムを解説した絵本がガチすぎて大人が読んでも楽しい
眺めているだけでワクワクする。 - (まとめ)日めくり漫画「100日後に死ぬワニ」【更新終了】
避けられない運命と、何気ない日常。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
-
「情報を漏らされ振り回され……」とモデラー“限界声明” Vtuberのモデル使用権を剥奪 「もう支えられない」「全サポート終了」
-
「うどん屋としてあるまじきミス」→臨時休業 まさかの“残念すぎる理由”に19万いいね 「今日だけパン屋さんになりませんか」
-
“ドームでライブ中”に「76万円の指輪紛失」→2日後まさかの展開に “持ち主”三代目JSBメンバー「誰なのか探しています」
-
高畑充希と結婚の岡田将生、インスタ投稿めぐり“思わぬ議論”に 「わたしも思ってた」「普通に考えて……」
-
「本当に同じ人!?」 幼少期からイボをいじられていた男性→美容師の“お任せカット”が衝撃 「めちゃくちゃ大変身」
-
「おててだったのかぁああああ」「同じ解釈の人いた笑笑」 ピカチュウの顔が“こう見えた”再現イラストに共感続々、464万表示
-
「腹筋崩壊」 ハスキーをシャンプー&パックしたら…… “予想外のハプニング”に「こ〜れは大変だわ」「沼にでも落ちたのかとwww」
-
“歌姫”ののちゃん、6歳現在の姿に驚きの声「あれっ!?」「ビックリしてます!」 2歳で「童謡こどもの歌コンクール」銀賞受賞
-
黄ばみのある68年前のウエディングドレスを修復すると…… 生まれ変わった姿に「泣いた」「受け継ぐ価値のあるドレス」
-
走行中の車から同じ速さで後方へ飛び降りると? 体を張った実験に反響「問題文が現実世界で実行」【海外】
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- まるで星空……!! ダイソーの糸を組み合わせ、ひたすら編む→完成したウットリするほど美しい模様に「キュンキュンきます」「夜雪にも見える」
- 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
- 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
- ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
- 中央道から「宇宙戦艦ヤマト」が見える! 驚きの写真がSNSで注目集める 「結構でかい」「どう見てもヤマト」 撮影者の心境を聞いた
- 50年前に撮った祖母の写真を、孫の写真と並べてみたら…… 面影が重なる美ぼうが「やばい」と640万再生 大バズリした投稿者に話を聞いた
- 「食中毒出すつもりか」 人気ラーメン店の代表が“スシローコラボ”に激怒 “チャーシュー生焼け疑惑”で苦言 運営元に話を聞いた
- フォロワー20万人超の32歳インフルエンサー、逝去数日前に配信番組“急きょ終了” 共演者は「今何も話せないという状態」「苦しい」
- 「顔が違う??」 伊藤英明、見た目が激変した近影に「どうした眉毛」「誰かとおもた…眉毛って大事」とネット仰天
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 星型に切った冷えピタを水に漬けたら…… 思ったのと違う“なにこれな物体”に「最初っから最後まで思い通りにならない満足感」「全部グダグダ」
- 「泣いても泣いても涙が」 北斗晶、“家族の死”を報告 「別れの日がこんなに急に来るなんて」
- ジャングルと化した廃墟を、14日間ひたすら草刈りした結果…… 現した“本当の姿”に「すごすぎてビックリ」「素晴らしい」
- 母親は俳優で「朝ドラのヒロイン」 “24歳の息子”がアイドルとして活躍中 「強い遺伝子を受け継いだ……」と注目集める
- 「幻の個体」と言われ、1匹1万円で購入した観賞魚が半年後…… 笑っちゃうほどの変化に反響→現在どうなったか飼い主に聞いた