「麦芽娘のヘブン状態な味わい」 群馬の名物地ビールが「今年も意味不明」と話題 詩の意味を聞いたらスケールがでかすぎた
3メートルのウサギって何!?
以前ねとらぼで「ぶっ飛んだ地ビール」として取り上げた群馬県太田市のクラフトビールブランド「CHROA(クロア)」が2020年の新作を発売。「今年も何言ってるのかさっぱり分からない」とTwitterで話題を呼んでいます(関連記事)。
「黄金色の液体を口に含むと街を飛び交う無数のWiFiが流星群にみえると言った麦芽娘のヘブン状態な味わい。VIVIANNお前の笑顔をみてると3mのうさぎに笑われた気分さ。完全にイカレテルぜ。このモルトで酔いバルスを唱えよ。不条理な社会を楽園に変えろ。」
――CHROA VIVIAN
味はもちろん、ラベル裏面に書かれた強烈な詩でも人気のクラフトビール「CHROA」。2020年の新作「VIVIAN」も味は全く想像できませんが、飲んだら感動しそうな“凄み”はひしひしと感じます。ヘブン状態になっちゃうの?
ちなみに公式サイトには普通の商品説明も記されていて、優しい甘みと上質な苦みが心地よく調和し、グラスに注ぐと柔らかなスパイシー香とバナナのような果実香が魅惑的に立ち昇るそうです。おいしそう。
味のイメージを伝えるためなら、ラベルにも普通の商品説明を載せた方がいい気がしますが、「CHROA」のコンセプトは「ビール業界にないファッション感覚と人間のサガやタブーを味とデザインでストレートに表現していく」こと。味はあくまで表現の手段の1つであり、ラベルの詩もブランドの世界観を伝えるために欠かせない存在なのかもしれません。
「弾けるタンバリンの如く襲いかかる酸味にマウントされ狂った果物たちが身勝手な高アコールを雇い君を玩具にする自惚れた味。薄れゆく意識の中 クマのマディに問われる「お前は今幸せか?」この液体は大人という生き方を耐える為の麻酔であり脳内改革を誘発する。」
――CHROA TAMBOURINE
「胃に送り出す深い赤褐色の液体は何故か脳に行きいつかの黒い失恋を回想させる。愛とは勉強するものでなく触れるもの。例えそれがお前の黒歴史でも。触れる勇気すらないのなら、自分を恋愛背任罪で告訴しろ。」
――CHROA BLACK PARADE
こうした詩を生み出し続けるのは「CHROA」プロデューサーの片岡達也さん。元ホームレスの世界的ホイールデザイナーという異例の経歴でも知られる人物です。前作「CHROA TAMBOURINE」に引き続き(関連記事)、新作「CHROA VIVIAN」について話を聞きました。
――VIVIANの詩に込めた思いを教えてください。
片岡P 誰もがこの社会で闘っています。もし、君が人生の不条理に立ち向かうならこれを持っていくがいい。そんなとこですね。もしこの詩をこの感覚を理解した時、街を飛び交う無数のWi-Fiが流星群にみえるはずです。
――今回は「人間のサガやタブー」の表現というよりも、人々へのエールのような印象を受けました。Twitterではコロナ禍に言及するような詩を投稿していますが、片岡さんは現在の状況をどのように受け止めているのでしょうか?
片岡P 目に見えない脅威に、地球の主役は人類ではないと言われてるようです。人が外出しなくなったおかげで動物や自然が戻ったという話も聞きます。もしかしたら人類の方がウイルスだったのかもしれない。時間をかけて考えなければならないテーマだと思いました。
そうしてたどり着いた答えが「冗談じゃねえ。このうつ状態にバルスを唱えよ。この不条理な社会を世界を楽園に変えろ」だったのです。
――「地球に対して人間のサガを貫け」という話だったんですね。スケールが大きすぎて気付きませんでした。ちなみにパッケージのうさぎにはどんな意味が?
片岡P このうさぎの名前こそがVIVIANです。俺の中に長年こいつが住み着いています。本当です。3メートルというのはあくまで俺の中の推測で、耳まで入れたら4メートルはあるかもしれません。
いつも弱気な俺を卑屈に笑い、強気な俺を殴る。時に勇気をくれることもありますが、こいつをこれ以上俺の中で飼いならすのは無理だと判断し、解き放ちたいと思うようになりました。
この麦酒の試飲の日も、VIVIANは現れました。デザインして皆さんに知っていただくことでただ俺の気持ちが楽になるかと。
片岡プロデューサーからのコメントは以上です。ビールは公式サイトで販売中。「CHROA」の世界観に興味を持った方は、味の方も確かめてみましょう。
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