「本能寺の変 原因説総選挙」50説から選ばれたのは「暴君討伐説」でした 謀反のお知らせハガキ当選倍率は240倍

2位は「秀吉黒幕説」、3位「怨恨説」でした。あなたの推し説は何位だった?

» 2020年06月02日 11時45分 公開
[ねとらぼ]

 明智光秀が「本能寺の変」で織田信長を討ったのは、義に反する信長の非道を許すことができなかったから――。明智光秀が築いた福知山城がある京都府福知山市と「福知山光秀プロジェクト推進協議会」は、本能寺の変があった6月2日、福知山光秀ミュージアム公式サイトにおいて、本能寺の変の原因といわれる50説からそれぞれの“推し説”の投票を受け付けたオンラインイベント「本能寺の変 原因説50総選挙」(略称#HNG50)の投票結果を発表しました。

本能寺の変 福知山城

 同ミュージアムは、新型コロナウイルスの感染拡大で受けて休館している中、イベントとして本能寺の変の原因として50の説を紹介し、その中から自分が推したい説を投票する企画を実施。寄せられた3万5359票の中からもっとも多い4046票を集めたのが「暴君討伐説(※信長非道説)」でした。信長は気性が激しく、激情することが多かったといわれており、天下統一を目指す過程で数々の残虐行為を行っていたことに不信感を抱いた光秀が正義のために討ったとする説です。

 2位はもっとも得をした人として根強く唱えられている羽柴(豊臣)秀吉が黒幕になって光秀に討たせたとする「羽柴秀吉黒幕説」(2513票)、3位は諸侯の前で信長の度重なるいじめを受け、武士の面目をつぶされた光秀が、その恨みから信長を殺害したとする「怨恨説」(1866票)でした。結果発表のページでは、50位までのランキングとともに投票者の各“推し説”への熱いコメントも公開されています。

 今回の#HNG50の結果を受けて主催者は、「真実が誰にもわからないからこそできる試みを、という思いで企画しましたが、皆さんもそれを理解し楽しんで参加してくださったことが、投票時のコメントからひしひしと伝わってきました」と感謝を述べるとともに、「1位の得票率は11%でした。9割の方は他の説を選んだことになります」「光秀に対して好意的、または同情的なコメントが多く見られました。皆さんの光秀に対するイメージが、『主君を討った裏切り者』から、多様に変化しているのではと感じています」とドラマの影響なども踏まえイメージが変わってきていることにも触れています。

 なお、投票者の中から抽選で130人には謀反を知らせるはがきが1日までに郵送されている。こちらは数々の日本史や昔話のパロディー作品で注目を集めてきたスエヒロ(@numrock)さんの作品を福知山市がグッズ化したもので、明智光秀の謀反宣言が公的団体の通知ハガキ風に表現されています。ちなみに当選者へ「大変野暮ですが、念のため」と前置きして「実際に武器や防具をもって桂川や本能寺で集合されませんよう、お願いいたします」との注意事項が添えられています。


本能寺の変 選ばれし者に贈られた謀反のお知らせ

本能寺の変 時は今……

本能寺の変

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

昨日の総合アクセスTOP10
  1. /nl/articles/2412/18/news202.jpg 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの行動”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」【大谷翔平激動の2024年 「家族愛」にも集まった注目】
  2. /nl/articles/2412/20/news023.jpg 60代女性「15年通った美容師に文句を言われ……」 悩める依頼者をプロが大変身させた結末に驚きと称賛「めっちゃ若返って見える!」
  3. /nl/articles/2403/21/news088.jpg 「庶民的すぎる」「明日買おう」 大谷翔平の妻・真美子さんが客席で食べていた? 「のど飴」が話題に
  4. /nl/articles/2412/21/news038.jpg 皇后さま、「菊のティアラ」に注目集まる 天皇陛下のネクタイと合わせたコーデも……【宮内庁インスタ振り返り】
  5. /nl/articles/2412/21/news056.jpg 真っ黒な“極太毛糸”をダイナミックに編み続けたら…… 予想外の完成品に驚きの声【スコットランド】
  6. /nl/articles/2412/21/news088.jpg 71歳母「若いころは沢山の男性の誘いを断った」 信じられない娘だったけど…… 当時の姿に仰天「マジで美しい」【フィリピン】
  7. /nl/articles/2412/20/news096.jpg 新1000円札を300枚両替→よく見たら…… 激レアな“不良品”に驚がく 「初めて見た」「こんなのあるんだ」
  8. /nl/articles/2412/18/news015.jpg 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  9. /nl/articles/2412/15/news031.jpg ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  10. /nl/articles/2412/17/news195.jpg 「ほぼ全員、父親が大物芸能人」 奇跡的な“若手俳優の集合写真”が「すごいメンツ」と再び話題 「今や全員主役級」
先週の総合アクセスTOP10
  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  4. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  5. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  6. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  7. 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
  8. ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
  9. 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
  10. セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
  1. 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
  2. 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
  3. 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
  4. アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
  5. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  6. 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
  7. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  8. 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
  9. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  10. 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」