死にゆく星を見届けようとする少年 幼なじみとの切ない天体観測を描く漫画「オリオンは死なない」(1/2 ページ)
» 2020年06月06日 19時30分 公開
[Tomo,ねとらぼ]
星の死に伴う超新星爆発を待つ天文少年と、彼と一緒に天体観測する幼なじみを描いた漫画「オリオンは死なない」が読者の涙腺を緩ませています。作者はイラストや漫画を投稿している大和(@yamatoR10t)さん。
舞台は、オリオン座のベテルギウスが近日中に寿命を迎えて大爆発する可能性があるとされる世界。主人公の駆(かける)は、「一生に一度見られるかどうかの星の最期の輝き」を見ようと天体観測に出かけています。彼と一緒に天体観測している幼なじみの満(みちる)は、高校に進学して間もなくいじめに遭ったようで不登校になっており、昼間は外に出ず夜の展望台にだけやってきます。
駆にとって満は「家族じゃない。友達とも恋人とも違う。それでも大切な存在」。昔と変わらずそばにいて、星を眺める2人ですが、ある日駆はふとしたことから、満の姿が自分にしか見えていないことを知ります。「駆はちゃんと知ってたでしょう。それでも知らないふりをしててくれたんだよね」――満の言葉に、駆は彼女がもういないという事実から目をそらしていたことを思い出すのです。
はるか宇宙の遠い星と、近くにいた大切な人。2つの喪失を描いた物語は悲しくも美しく、ベテルギウスの超新星爆発と満との別れが重なる場面が印象的。ベテルギウスはやがて目に見えなくなってしまうけれど、確かにそこに存在していた。満の姿を思い起こしながらそう噛みしめるように語る駆の独白には深い余韻が残ります。
切ながに満ちたこの物語には、読者から「暫く余韻に浸って何も出来ないくらいとても素敵な作品でした」「涙が止まりませんでした」とコメントが寄せられています。
advertisement
関連記事
- 箱から出てきた幼なじみの願いは「穴を掘ってほしい」―― ちょっと不思議な「幼なじみがくれた箱」の漫画が胸を打つ
予想外の展開に思わず涙。 - 死んだはずの幼なじみが苦境を救ってくれた―― 時間旅行とクッキーが友情をつなぐ漫画が感動的
3ページ目で「ハッ!」となる。 - 幼いころ別れた姉、20年ぶりの再会は葬式――姉の忘れ形見に出会う漫画「姉に似ている女の子」に涙腺が緩む
悲しいけれど優しいお話。 - ハロウィーンに幽霊として帰ってきた同居人 成仏するために「言わないといけないこと」を伝える漫画が切なくも尊い
ラストを読んでから再読するとより切ない……。 - 死んだ彼に話し続ける彼女と正気に戻ってほしい彼 届かない思い描く漫画に「切ない」「心が痛い」
とても悲しいけど彼女の気持ちも少し理解できてしまいます……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
昨日の総合アクセスTOP10
-
ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
-
“月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
-
“プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
-
「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
-
100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
-
鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
-
「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
-
「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
-
日本人ならなぜか読めちゃう“四角形”に脳がバグりそう…… 「なんで読めるん?」と1000万表示
-
家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
先週の総合アクセスTOP10
- ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
- ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
- フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
- 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
- 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
- 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- ある日、猫一家が「あの〜」とわが家にやって来て…… 人生が大きく変わる衝撃の出会い→心あたたまる急展開に「声出た笑」「こりゃたまんない」
- 友人のため、職人が本気を出すと…… 廃材で作ったとは思えない“見事な完成品”に「本当に美しい」「言葉が出ません」【英】
- セレーナ・ゴメス、婚約発表 左手薬指に大きなダイヤの指輪 恋人との2ショットで「2人ともおめでとう!」「泣いている」
先月の総合アクセスTOP10
- 「何言ったんだ」 大谷翔平が妻から受けた“まさかの仕打ち”に「世界中で真美子さんだけ」「可愛すぎて草」
- 「絶句」 ユニクロ新作バッグに“色移り”の報告続出…… 運営が謝罪、即販売停止に 「とてもショック」
- 「飼いきれなくなったからタダで持ってきなよ」と言われ飼育放棄された超大型犬を保護→ 1年後の今は…… 飼い主に聞いた
- アレン様、バラエティー番組「相席食堂」制作サイドからのメールに苦言 「偉そうな口調で外して等と連絡してきて、」「二度とオファーしてこないで下さぃませ」
- 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
- 「やはり……」 MVP受賞の大谷翔平、会見中の“仕草”に心配の声も 「真美子さんの視線」「動かしてない」
- ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
- 「母はパリコレモデルで妹は……」 “日本一のイケメン高校生”グランプリ獲得者の「家族がすごすぎる」と驚がくの声
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- 「真美子さんさすが」 大谷翔平夫妻がバスケ挑戦→元選手妻の“華麗な腕前”が話題 「尊すぎて鼻血」