【マジで方言じゃないと思ってた】狭い道を車ですれ違う「離合」、むしろこの方言を使わずにどう言うのか分からない(by 熊本県民)(1/2 ページ)

ドライバーの皆さん、どう表現してます?

» 2020年07月24日 12時00分 公開
[ねとらぼ]

 え、この言葉通じないんですか!?―― そんな体験談を日本各地の方に聞く読者募集企画「マジで方言じゃないと思ってた」。今回は熊本県の方から、「離合(りごう)」のお話を伺いました。

「むしろ県外では何と言っているのか皆目見当がつかない」

 熊本県在住。同県には30年ほど住んでいます。関東の友人と車に乗っていたときに「離合」が通じず、方言だと気付きました。

―― どんな意味なんですか?

 狭い道で車がすれ違うことを意味します。

 狭い道で対向車が来ているときに「少し先が広くなってるからそこで離合すればよかよ」みたいな使い方ですかね。また、細い道の話をしたりするときに「あの道は離合しにくかもんねー」とか。すれ違いやすく広くなっている場所を「離合ポイント」と言ったりもします。

 主に九州で使われている方言のようで、熊本県に限らず九州ではわりと通じます。ただ、離合を使わない地域では何と言っているのか皆目見当がつかないのが現状です。

編集部注:「離合」を使わない人はどう表現しているのか

 離合を共通語で言いたいときは、どうすればいいのか。自動車に詳しいねとらぼ編集部員に聞いてみたところ、「そのまま『すれ違い』ではないか」とのこと。

 しかし、「離合ポイント」のように「すれ違いポイント」と言うのかというと……この言葉でググると交通関係ではなく、「ドラゴンクエスト10」の情報が出てきてしまうもよう。

おまけ:「そんな方言があるんだと思った」体験談

 それから、これは「方言じゃないと思ってた」というか、「そんな方言があるんだと思った」体験談なのですが。

  • なばんごつある(熊本県の方言):高齢者の方が使っていて何のことかと思い調べました。「なば」はキノコのことで「キノコのようにある」。意味合い的には「いっぱいあるのが当たり前」ぐらいの感じですかね
  • 山芋を掘る(宮崎県の方言):小学生のときに大人から聞いた言葉。グダグタだらだら続くさまを表していて、意味合い的にはややネガティブ。時間ばかりかかるという感じで、例えば「今日の会議は山芋掘りだったちゃがー」みたいな使用法です

※編集部注:「山芋を掘る」は鹿児島県の方言としても有名で、一般的には「酔っぱらいがクダをまくこと/しつこい、面倒くさい感じ」を表現する言葉として紹介されることが多いようです。アルコール入ってないのに“山芋掘り”になる会議、イヤだなあ……。

 本当は「あとぜき」(熊本県の方言で、ドアを閉めること)が真っ先に浮かんだのですが、くまモンが布教しているのであえて外しました。子供のころ宮崎県→熊本県に転校したら、職員室のドアに「あとぜき」と書いた紙が貼ってあったのですが、“ワケが分からない方言”としてはトップクラスの体験だったと思います。

本企画では取材させていただける読者の体験談を常時募集しています

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