【体験レポ】古戦場の血染めの滝、取材班を襲う異常現象…… 心霊・廃墟ガチ勢が行く三和交通「心霊スポット巡礼ツアー」:NMR ねとらぼミステリー調査班(6/9 ページ)
5番目:Oバス停
次に向かったのは、レトロな雰囲気ただようバス停でした。何も知らなくても写真を撮っていたであろう、とてもすてきな佇まいなのですが……れっきとした心霊スポットです。
この場所には、こんなイワクが。
ここの近くには川があるのですが、そのほとり、ちょうどバス停の向かい側あたりで、殺された女性の遺体が発見。埋められていたにもかかわらず、ある日、手が地面から突き出ていたそうです。それ以来、このバス停には女性の霊が出るようになった、といいます。バス停のベンチに座っている姿のほか、女性がここからバスへ乗り込むものの、いつの間にか姿を消していた……という目撃証言が多数ある、とのこと。
このバス停のベンチに座って写真を撮ると、隣に女性の霊が写り込む……という噂があるとのことで、山本さんに撮影していただきました。
結果はご覧の通りですが、ここでも奇妙な現象が発生しました。写真を3枚撮影していただき、確かにそのシャッター音も聞いたのですが、なぜか2枚しか撮れていなかったのです。
ほか、バス停の向かいには年季の入ったお地蔵さんと、それに比べると新しい小さなお社が並んでいます。
「お地蔵さんは女性の慰霊のために建立された、というのですが、それにしてはどうにも古すぎるので不思議に思っている」と山本さん。経年劣化の様子、並び方、峠という場所柄などから考えるに、古くからある塞の神、道祖神なのかもしれません。
だとしても、「なぜその隣に新しいお社があるのか」という謎が残るのですが……。
6番目:旧Kトンネル
最後に訪れたのは、これもまた心霊マニアなら誰もが知るところ。数々の心霊現象が噂される有名な心霊トンネルです。なかでも「女性の霊が出る」という噂が強い、とのこと。
ところでこのトンネルは、ある連続殺人事件と結び付けられたことで、非常に有名な心霊スポットとなったのですが……事件がこの地域で起きた、というだけで、トンネルに直接の関係はありません。一方で女性の霊に関しては、その事件が起きるよりも昔から、地元でずっと語り継がれていたそうです。
旧道だけあって現在では使われておらず、入り口には車止めが立っているため、現場までは歩いていくほかありません。
入り口からほど近いところに立つ鉄塔。不思議な現象が起きる、事故事件が多発する場所の近くには、鉄塔や変電所など、電気関係の建物がよく見られる……というのは、心霊マニア以外にも知られているところです。
徐々に朽ちつつある峠道をしばらく歩くと、もう1つの門が現れます。どうやら車両を止めるのが主な目的らしく、横側は「歩行者はここを通ってください」と言わんばかりに開いています。この先に車やバイクで入ろう、と考える人のほうが怖いですね。
門の向こう側は草木がうっそうと生い茂り、本格的に自然に還りつつあります。山本さんいわく「この峠でランニングする人も少なからずいる」そうなのですが、あまり走りたくはないな、と。
一見するとかなり荒れていますが、左右から草木が伸びているだけ。足元のアスファルトにそれほど痛みは出ていません。歩くには問題なく、どんどん先へと進みます。自然へ還りつつある道の様相は大変よろしいのですが、この先には心霊スポットが待ち受けていますので…‥。
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