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» 2020年09月04日 12時00分 公開

自分で自分に「でかした!」って言ったことあります? 関東出身者が職場などで聞いた“東北地方の方言”(1/2 ページ)

他の人に言うなら「よくやった!」的な意味合いだけど……?

[ねとらぼ]

 え、この言葉通じないんですか!?―― そんな体験談を日本各地の方に聞く読者募集企画「マジで方言じゃないと思ってた」。今回は神奈川県出身の方に、“東北地方の職場で使われていた方言”について伺いました。

山形県:これでかしたら帰るはー

 山形県の「でかす」。「でかした!」は「(誰かに対して)よくやった!」ではなく、「(自分の成果として)終わらせたぞ!」という意味になります。私は神奈川県出身なのですが、夫がこの方言を使っていて。本人は共通語だと思っていたようです。

―― そちらのご出身なんですね、旦那さん

 私も山形県で働いていたことがあるのですが、職場の方々は「これでかしたら帰るはー」みたいな感じで使っていましたね。語尾の「はー」も山形弁です。

※投稿者さん補足:「一応、山形県民の夫に聞いてみたら、『でかす』は他人に対しても頻繁に使うそうです。『これでかしといては』みたいな感じで」

秋田県:「あのテーブルに上げといたもんね」は方言?

 今度は私が秋田県で働いていたときの話です。そこは同県が地元の人、他県から来た大学生が半々(それぞれ50人くらい)の職場で、方言について話したりしていました。

―― いろいろな出身地の人が集まると、方言の話になるのは“あるある”なんでしょうね。

 その際に全く話題にならなかったのが、「置いてある」という意味の「上げる」です。

 あるとき、私は「そこの棚に“上がってる”の取ってくれる?」みたいに言われて、棚の上の方を見ていたら「目の前にあるでしょ!」と怒られました。

―― 「上がってる」というくらいだから高いところにあるのかと思ったら、普通に置いてあるだけだったわけですか。

 その職場にいた“秋田県が地元の方々”は皆さん、この「上げる」を使っていましたね。本当に自然な表現で、私が解釈違いをするまで、全く「方言なのではないか」と思いませんでした。

 もう少し例を言うと「○○ってどこにある?」「それならあのテーブルに上げといたもんね」という感じで使います(秋田の方は語尾に「〜だもんね」も付きます。共通語にありますが、使い方が違うなあと感じました)。

編集部注:「上げる=置く」は方言なのか調べてみました

 そもそも「上げる」という動詞にはとても多様な意味があり、「家に入らせる(家に上げる)」「結果を出す(収益を上げる)」といった形でも用いられます。「タンスを2階に“上げる”」という使い方なら「タンスを2階(要するに高いところ)に“置く”」と解釈しても不自然ではないでしょう。

 しかし、今回問題になっているのは「特に高くない場所に置く場合でも、この“上げる”は使えるのか」ということ。試しにTwitter上で、「○○ってどこにある?」「テーブルに上げといた」を例文に、「『置く』という意味の『上げる』、聞いたり言ったりしたことはありますか?」というアンケート調査を行ってみたところ、YESが35.2%、NOが64.8%(2554票)でした。

 結果を見るに、この使い方をする人はどうやら少数派のもよう。ねとらぼ編集部が調べた限り、単に「置く」という意味の「上げる」を(秋田県に限らず)方言として紹介する資料はありませんでしたが、少なくとも誰にでも通じる表現ではないことは確かなようです。正直、筆者(群馬県出身)の実家でも、わりと普通に使っていた気がするんですが……。

本企画では取材させていただける読者の体験談を常時募集しています

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