医師が勧める「ネガティブな考え方を止める方法」 マイナス思考な作者が楽になれた実体験漫画に反響
認知の歪みと向き合おう。
ネガティブな考え方に陥りがちだった作者が、とある方法を実践し楽になった実体験漫画「マイナス思考が酷かった私がカウンセリングで教えてもらった、辛い気持ちを止める方法」が参考になります。作者はあい茶(@jyudenkireta)さん。
かつてのあい茶さんは物事をネガティブに考えがちな性格でした。それが原因で人間関係を壊したり、悪いことを考え出すと眠れなくなったり、このままでは鬱になると感じたあい茶さんは、考え方を変えようと決心します。
何冊か本を読んで原因を推察しますがなかなか改善に至らず、ついに医師のカウンセリングを受けてみることに。その担当医が勧めてくれた方法が「認知行動療法」のワークでした。
認知行動療法とは、「考え方(認知)の歪みにはたらきかける」「自分の行動をコントロールする」という2つの柱から成る治療方法。あい茶さんには毎日さまざまな宿題が出されました。
漫画では中でも最も改善を感じたワークを紹介しています。それは、ネガティブな思考に陥ったとき、「(1)客観的事実」「(2)感じたこと」をそれぞれ紙に書き記し、一呼吸置いてから見直して「(3)別人になったつもりで反論を書く」という方法でした。
認知に歪みが生じていると、出来事をネガティブに捉えてしまい、結果として負の感情が生じてしまいます。客観的な事実だけを書き記すことで、自分の認知を見つめようという試みです。
例えば当時のあい茶さんは「1日家でダラダラして何もしなかった」という客観的事実(1)に対し、「私はダメ人間だ」と感じてしまいます(2)。しかし、後者の「私はダメ人間だ」は自分がそう思っているだけであり、決して事実でも真実でもないのです。
医師は「こういう事実があった。私はこう思った。でも、絶対ではない」と思えることが第一歩なのだと説明します。
このワークを続けるうちに、あい茶さんはネガティブな考え方に心の中で自然と反論し、ネガティブな思考をストップできるようになりました。漫画はこの方法を勧めると同時に、「無理せず周りの人に相談したりプロに頼ったりしてみてくださいね」とつづっています。
読者からは「俺の場合もノートにひたすら自分の感情を書き綴り絵に描きそれを見たり読んだりして自分と向き合ってました。その甲斐あって今は気にしないスキルMAXで生きてます」「部活が大変でストレス発散にナチュラルにこのワークやってました…wだから自分はポジティブになったかもしれないです…笑」「ネガティブ止まらないのは無理矢理ポジティブにしてたからかもしれないな と思えました」と共感のコメントが集まっています。
あい茶(@jyudenkireta)さんは、自身のnoteを中心に漫画を公開しています。タヌキの置物に似ているという夫との日々を描いたエッセイ漫画「たぬやまんが」や、新卒でIT企業に就職した体験をもとにした「偽装キラキラ女子」を連載中です。
画像提供:あい茶(@jyudenkireta)さん
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