【料理で事故った体験談】2.5リットルの鶏ガラスープを作っていたら、鍋から熱湯の水柱が吹き上がった……というお話(1/2 ページ)
突沸、怖いなあ……。
ねとらぼ読者から、料理中に起こった危険な出来事をインタビューする企画「お料理で事故った話、教えてください」。今回は「鶏ガラを煮込んだスープを作っていたら、突沸で水柱が吹き上がった」という体験談を伺いました。
連載:お料理で事故った話、教えてください
料理は毎日食べるもの。だけど、するのは意外と危ないもの。日々の暮らしの中で見落しがちな「家事にはどんな危険があるのか」「注意すべきポイント」に気付くために、いろいろな人から体験談を募集していろいろ聞いてみよう、という企画です。
「振り返ると、鍋からスープが真上に吹き上がり……」
冬になるとよく鶏ガラを煮込んで、鍋やスープに使えるブイヨンのようなものを作っていました。水と鶏ガラだけでとるシンプルなものなんですが、1回分(600〜800ミリリットル)をタッパーに分けて冷凍しておけば、肉や野菜を加えて味付けするだけでお鍋が作れます。
―― あ、良いですね、それ。
ただ、3〜4年ほど前に突沸が起こって、熱湯の水柱が吹き上がったことが。
圧力鍋で鶏ガラを10分煮出して放置し、すっかり冷めたあとにガラを取り除き、フタを外したまま強火で再加熱していたら、突然「ドン」と音がして。振り返ると、鍋からスープが真上に吹き上がりレンジフードまで達しており、宙に放り出されたスープは落下してあたりに飛び散り、キッチン全体がスープまみれの大惨事になりました。
そのとき、私は野菜の下ごしらえをしていたのですが、田舎の一軒家ということでキッチンが広く、距離が離れていたこと、思わず飛びのいたことが幸いして、ケガはありませんでした。でも、もしこれが至近距離で起こっていたら……とぞっとする出来事でした。
―― 熱湯が吹き上がっているわけですからね……。ちなみに、突沸対策などはされていたのでしょうか?
鶏ガラスープで突沸が起こることは、何度か経験して知っていました。何かの成分が沈殿するのか、かき混ぜずに温めると「ガタ」と音がしてにわかに沸騰しはじめたり、ゴボゴボと激しく泡立って吹きこぼれたりします。
元から危ないなと思ってよくかき混ぜてから火にかけていたのですが、このときは野菜の下ごしらえに気を取られて、混ぜずにただ火にかけてしまいました。
事故後も同じ鍋で作り続けていますが、噴水状に噴き出したのは後にも先にもこの1回だけです。
ただやはり怖いので、鶏ガラスープを温める際にはよく混ぜ、先に具材を入れておくなどの予防をするようになりました。みそ汁の鍋も良くまぜるようになりましたね。
本企画では取材させていただける読者の方を募集しています
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