「女心がわからない」別居中の妻を放置し、不倫元カノと不倫今カノとの二股問題に悩む相談者 「テレフォン人生相談」先週のハイライト(2/2 ページ)
女心が分からないんじゃなくて未熟だから分からない
この日の回答者は心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル・愛。
「どっちがおかしいのか? えー、これはアナタがおかしいんです。まずそこら辺を認識していただきたい。それから『女心が分からない』というご質問だけども、男心がかえっておかしいんじゃないかっていうような質問なんだよね」
マイルドながら厳しい口調で相談者を追及する。
「要するにアナタが当てにならない人である。それから、信用されていないっていうことに尽きるわけよね。もっと言えば、アナタがホントにこの人を愛しているっていう手応えが、自分が愛されている手応えが、今の彼女には伝わっていないと思う」
別居している妻のことは一旦置いておくとしても、今カノと付き合いはじめているにも関わらず、元カノを8カ月も引きずるというのは真剣さがないからだと指摘。
「なんで別れなかったのかっていうと、自信がなかったからなのかな?」
「自信がなくはないんですけど、結局その、切り出した時に元カノに『ちょっと考え直してくれ』みたいなことを言われ『いやいや、でももう実は好きな人おるんやけど』みたいなんの繰り返しなんですね」
「だから、ハッキリ別れれば本当はよかったわけだよね」「そういう経緯を見ていた今カノは、アナタが求めているものは本当に愛する人じゃなくて、都合がいい女をこの人は求めてるって取られるの。決まってるじゃない」
ここで話は妻のことに。
なぜ、一度は離婚した妻と復縁し、再び別居ということになっているのか?
「別れても1週間に1回、2週間に2回、娘とは会ってたんですね。その中でやっぱり、かわいいんですよ娘は。それで復縁はしたんですけど、娘はかわいいけども……」
「だからね、はっきりしてないよね。アナタの心。男らしい態度じゃないよね、なんとなく」
この相談者は、自分で決断して離婚したり復縁したり、二股交際しているつもりになっているが、結局はすべて流された結果なのだ。
「それは今の彼女が一番感じてることなんじゃないかな。『この人の言うことは当てにならない』と。『また何か言われたら離婚しないだろう』とか」
挙げ句の果てには、「自分を信用してもらうためには何が必要なのか、何を決断すべきなのか」という考えには至らず、「女心が分からない」なんてズルイ言葉で逃げようとしている。
マドモアゼル・愛は、予定通りに離婚して今カノと結婚したとしても、みんな幸福になれないんじゃないかと厳しく指摘した。
「友人たちと飲みに行った時に『別れてしまえ』って言われれば、『それもひとつ考えあるのかな』とか。自分が持っているイメージと本当の自分は違うんですよ、アナタって。だから自分がおかしいとも分からないのよ」「それは『女心が分からない』というのとは違う。『ボク、子どもだから分からない』って話なんです」
離婚を先延ばしにしているのは娘たちと別れたくないから。でも寂しいから目の前にいる女性たちとの関係も捨てられない。それでいて、今カノを安心させるような態度も取れない。すべて相談者自身の未熟さからきている問題だ。
「だから一番分かりやすいのは『分かった、今、ボクの状況では信頼されなくてもしょうがない。じゃあ来年、ちゃんと離婚してくるから、その時考えてくれるか』と、そういう話したらどう?」
玉置妙憂が引き取る。
「(今カノが)何回も何回も蒸し返してぶつけてくるのは、アナタの気持ちを確認しているってことなのかなと思うんですよ」「彼女の確認作業に一生でも付き合うというような覚悟さえあれば、幸せになれるんじゃないかなと、ちょっと思うんですけど」
共感しづらい発言連発の相談者に対して、回答者が厳しく突っ込みまくってくれてスッキリしたが、どうしても気になってしまうのが、3人子どもがいるという今カノは婚姻中ではないのかということ。
W不倫状態なのに、その最中の二股をいつまでも蒸し返しているとしたら、確かにちょっと「女心は分からない」と思ってしまうかもしれない。
しかし、相談者が首尾よく離婚したとしても、今カノ側の離婚や、子どもを誰が引き取るかなど、問題は山積みなのでは? 相談者はその辺のこと、まったく考えてなさそうだけど。
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