ピザってこんなにふくらむっけ? 風船みたいなチルドピザの写真が話題、メーカーに原因を聞いた(1/2 ページ)

てっきりそういう新製品かと。

» 2021年02月18日 11時30分 公開
[沓澤真二ねとらぼ]

 異様にふくれあがったチルドピザの写真に、驚きの声が多数上がっています。風船みたいにパンパンだ。


おばけピザ もはや別の食べ物。なお、投稿主はこぼれた具を集めておいしくいただいたそうです

 「ピザってこんなにふくらむもんだっけ……」と首をかしげるはめになったのは、Twitterユーザーのきんちゃん(@senki8198)さん。ピザはオーブントースターの中で膨張し、チーズも具材も網の下へ押し出す勢いでした。

 あまりのビジュアルに驚いた投稿主は、類例はないかとTwitterを検索。多くの先達がヒットして、再び驚くことになりました。

 「オムライスみたい」「そういう種類のピザかと思った」などと話題を呼んだこの現象。ツイートには経験者からの報告も寄せられています。

 なかには「ピザ生地はなるべく空気を抜いて焼くものですが、機械で作られた既製品は空気の抜けが甘くなる場合もあるのでは」「竹串で何カ所も刺してから焼くと防止できる」といった意見も。編集部はきんちゃんさんが食べたピザのメーカー、伊藤ハムにふくらむ原因など詳細を聞きました。


ふくらんだら調理を中断し穴を開けて空気を抜く

―― ピザがこのように膨張するケースはよくあるのでしょうか

伊藤ハム ごくまれに、焼いた際にふくらんでしまう現象が発生していることは確認しております。

―― ふくらむ原因は?

伊藤ハム 市販のチルドピザや冷凍ピザは、シート状の生地を丸い型で打ち抜いてすぐに焼成するタイプが一般的です。しかし弊社の場合は、小麦粉などをこねて生地を作ったのち、球状の生地玉にして低温で長時間熟成させてから焼成しています。

 これにより、生地に深みのある風味やふんわり・もちっとした食感を付与できるのですが、発酵過程で生地表面の“コシ”が強まり、焼成工程で生地の中の空気をうまく外へ逃がせなくなります。

 そのため、焼成前のピザ生地には空気を逃がす穴を開けていますが、熟成した生地のデリケートな物性と、穴を開ける工程の調整具合によっては、お客様が焼いた際にふくらんでしまう現象が発生します。生地のふんわりしたふくらみを保ちつつ、加熱調理時にふくらみすぎることがないように、さらに取り組んで参ります。

―― ふくらんでしまった場合、食べても問題ないですか?

伊藤ハム お召し上がりになることに問題はありません。ただし、具材が周辺に落ちやすくなることもありますので、もし調理中にふくらむようなことがありましたら、オーブンなどの調理器具をいったん停止させ、やけどに注意しながら串やフォークなどで穴を開けて、空気を逃がしてから調理を再開していただければ幸いです。

画像提供:きんちゃん(@senki8198)さん


       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

先週の総合アクセスTOP10
  1. 生後2カ月の赤ちゃんにママが話しかけると、次の瞬間かわいすぎる反応が! 「天使」「なんか泣けてきた」と癒やされた人続出
  2. 車検に出した軽トラの荷台に乗っていた生後3日の子猫、保護して育てた3年後…… 驚きの現在に大反響「天使が女神に」「目眩が」
  3. 安達祐実、成人した娘とのレアな2ショット披露 「ママには見えない!」「とても似ててびっくり」と驚きの声
  4. 兄が10歳下の妹に無償の愛を注ぎ続けて2年後…… ママも驚きの光景に「尊すぎてコメントが浮かばねぇ」「最高のにいに」
  5. “これが普通だと思っていた柴犬のお風呂の入れ方が特殊すぎた” 予想外の体勢に「今まで観てきた入浴法で1番かわいい」
  6. 「虎に翼」、新キャラの俳優に注目が集まる 「綺麗な人だね」「まさか日本のドラマでお目にかかれるとは!」
  7. 「葬送のフリーレン」ユーベルのコスプレがまるで実写版 「ジト目が完璧」と27万いいねの好評
  8. お花見でも大活躍する「2杯のドリンクを片手で持つ方法」 目からウロコの裏技に「えぇーーすごーーい」「やってみます!」
  9. 弟から出産祝いをもらったら…… 爆笑の悲劇に「めっちゃおもろ可愛いんだけどw」「笑いこらえるの無理でした」
  10. 3カ月の赤ちゃん、パパに“しーっ”とされた反応が「可愛いぁぁぁぁ」と200万再生 無邪気なお返事としぐさから幸せがあふれ出す
先月の総合アクセスTOP10
  1. フワちゃん、弟の結婚式で卑劣な行為に「席次見て名前覚えたからな」 めでたい場でのひんしゅく行為に「プライベート守ろうよ!」の声
  2. 親が「絶対たぬき」「賭けてもいい」と言い張る動物を、保護して育ててみた結果…… 驚愕の正体が230万表示「こんなん噴くわ!」
  3. 水道検針員から直筆の手紙、驚き確認すると…… メーターボックスで起きた珍事が300万再生「これはびっくり」「生命の逞しさ」
  4. フワちゃん、収録中に見えてはいけない“部位”が映る まさかの露出に「拡大しちゃったじゃん」「またか」の声
  5. スーパーで売れ残っていた半額のカニを水槽に入れてみたら…… 220万再生された涙の結末に「切なくなった」「凄く感動」
  6. 桐朋高等学校、78期卒業生の答辞に賛辞やまず 「只者ではない」「感動のあまり泣いて10回読み直した」
  7. 「これは悲劇」 ヤマザキ“春のパンまつり”シールを集めていたはずなのに…… 途中で気づいたまさかの現実
  8. 「ふざけんな」 宿泊施設に「キャンセル料金を払わなくする方法」が物議 宿泊施設「大目に見てきたが厳格化する」
  9. がん闘病中の見栄晴、20回以上の放射線治療を受け変化が…… 「痛がゆくなって来ました」
  10. 食べ終わったパイナップルの葉を土に植えたら…… 3年半後、目を疑う結果に「もう、ただただ感動です」「ちょっと泣きそう」