カセキポケモンから学ぶ「ポケモン化石博物館」開催 かはく史上初の地域振興を目的とした巡回展
「ポケットモンスター」シリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と私たちの世界で見つかる「化石」「古生物」をテーマに、「観察・比較」という科学の基本的な手法を体験、楽しく古生物学を学ぶことができる。
国立科学博物館(東京都台東区)は、地域の活性化を目的として複数の地域の博物館と協働した巡回展を制作。その第1弾として株式会社ポケモンの協力のもと、「古生物とポケモン」をテーマにした巡回展「ポケモン化石博物館」を開催する。
2021年夏(7月4日から9月20日まで)からの三笠市立博物館(北海道三笠市)を皮切りに、秋には島根県立三瓶自然館サヒメル(島根県大田市)、2022年春には国立科学博物館、2022年夏には豊橋市自然史博物館(愛知県豊橋市)など、日本各地の複数の博物館を巡回する予定になっている(以降の巡回先については現在調整中)。
展示は、ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と私たちの世界で見つかる「化石」「古生物」をテーマに、「観察・比較」という科学の基本的な手法を体験しながら、これらの形や生態、それぞれの世界の化石研究の共通点・違いを発見し、楽しみながら古生物学を学ぶことができるのが特徴。展示の原案者である三笠市立博物館の相場大佑氏(好きなポケモンは「オムナイト」)を中心に、国立科学博物館をはじめとする複数の博物館や株式会社ポケモンが協力して制作する。
巡回展は、地域の複数の博物館と協働し、各博物館の学芸員の知恵と技術を集結し、一つの博物館だけでは制作が困難な規模・内容の展示を制作し、これを巡回することで、日本各地で質の高い企画展示を楽しんでもらうことを目的としている。
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決め手はトドゼルガのアイスボールでした。
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