【漫画】「スカートって女しか履いちゃいけないの?」 性別不詳の教頭先生、興味津々の子どもたちに問いかけた一言が考えさせる(1/2 ページ)
30年前の強烈な記憶を漫画化した「私と教頭先生の思い出」。
「私と教頭先生の思い出」としてTwitterに投稿された漫画に大きな反響がありました。教頭先生との作者との、30年たっても深く記憶に残る「性別」を巡るやりとりが描かれています。
作者のちくまサラ@6y&1y(@chikumababy)さんが通っていた幼稚園の教頭先生は、いつも全身黒のコーディネートでハスキーボイス、口数が少なく、クールな振る舞いとミステリアスな先生だったそうです。
園児たちの間では教頭先生の性別が男なのか女なのかが注目の的。教頭先生は性別を聞いてもどちらか答えてくれず、男だと思っている子と女だと思っている子の間で、言い合いにまで発展します。
ところがある日、ちくまサラさんは教頭先生がスカートを履いている姿を目撃します。「スカート履いてるってことは女でしょ! 絶対そうでしょ!」と動かぬ証拠を押さえたかのように指摘する子どもたち。しかし……
教頭先生は「スカートって女しか履いちゃいけないの?」と聞き返したのです。園児たちは「男がスカートを履いたら変」「男はズボンしか履かない」などと食い下がります。
すると、教頭先生は「あなたたちが履いているのは体操ズボンだよね?」「女はズボンを履いてもおかしくないのに 男がスカートを履いたらおかしいの?」とさらに問いかけます。言葉に詰まった園児たちに、教頭先生は「先生は男がスカートを履いてもおかしいとは思わないな」と言い、教室に戻るよう促しました。
その後、幼稚園では「教頭先生の性別どっち?」論争が起こることはありませんでした。
ちくまサラさんは、30年前に「服装で性別は決まらないし、誰でも好きな服を着る権利がある」「人を、男か女か詮索したり、どっちかにあてはめようとするのはナンセンスだ」という考えを持ち、幼稚園児にもわかるように伝えた教頭先生を尊敬し、自分も子どもに「気付き」を与えられる大人でありたいと思うのでした。
漫画には「素敵な大人」「素晴らしい先生」と、教頭先生への尊敬の念を述べるリプライが寄せられています。特に頭ごなしに叱るのではなく、自分で考えるように促したことに感心した人は多い様子。
大人でも目の前の人が男なのか女なのか知りたくなったり、性別についての固定観念を持っていたりします。ちくまサラさんの漫画は、興味本位で相手の性別を追求することや、自分の物差しに相手をあてはめようとすることについて鑑みるきっかけを与えてくれます。
ちくまサラさんは育児中の気付きを漫画を描き、ブログやSNSに投稿しています。
出典:ライブドアブログ
関連記事
好きな格好しようぜ! ガーリーとボーイッシュが互いをうらましがる漫画に「私達は誰の目を気にしているのか」
私が着たい服ってどんな服だったっけ。「なんでぼくはドレスじゃないの」 ドレスを着たがる息子にどう答える? “子どもとの向き合い方”を考えた漫画に反響
「ねぇねばっかりかわいいずるい」に込められた真意とは。「着たい服」がある男女を描いた創作漫画に背中を押される人の声 「勇気をもらった」「素敵が詰まっている」
自分の着たい服を着られてますか?「女だてらにゲームなんか」と言われた女の子 ドラクエが「女の子も冒険していい」と教えてくれた思い出描いた漫画に反響
性別も年齢も関係なく、誰かの「好き」を大事にしたい。「好きになるものに“女の子専用”“男の子専用”はありません!」 大好きなプリキュアと素直に握手できない息子をさとす漫画が優しい
「男の子やしやめとくわ」→やめとかなくていいよ!「好きなものはいつまでも好きでいい」 好きなものを認めてくれた母に救われた漫画に「感動した」「私もこうでありたい」
自分の「好き」も誰かの「好き」も否定しないで生きたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
「14歳でレコ大受賞」 人気アイドルがセクシー女優に転身した理由明かす 家族、メンバー、ファンの“意外な反応”
最初に軽く結ぶだけで…… 2000万再生された“マフラーの巻き方”に反響「これは使える」「素晴らしいアイデア」【海外】
コメダ珈琲店で朝、ミックスサンドとコーヒーを頼んだら…… “とんでもない事態”に爆笑「恐るべし」「コントみたい」
サイゼリヤ、メニュー改定で“大人気商品”消える 「ショック」悲しみの声……“代わりの商品”は評価割れる
夜の漁港に現れた“大量のイワシ”で釣りをしたら…… 「デカすぎるでしょこれ!」ヤバい魚の連続に「すげっ」「気持ちいい」
これは憧れる…… “1人暮らし歴5年”のこだわりがつまった“1K7畳”に「なんておしゃれ」の声 投稿者に聞くインテリアのポイント
163センチ、63キロの女性が「武器はメイクしかない」と本気でメイクしたら…… 驚きの仕上がりに「やっば、、」「綺麗って声でた」
「あたし、天才?」餃子を手作りしたら…… “とんでもない展開”に興奮「全主婦が感動して泣いてる」「パーフェクト」
「何か野暮ったい……」 50代女性、似合う髪形が分からずプロにお任せ→“カットだけ”での大変貌に「とってもすてき!」
「絶対に欲しい」 ユニクロ新作の“2290円ウェア”に発売前から期待殺到 「シンプルでいいな」「これは激熱」
- パパに抱っこされる娘、13年後の成人式に同じ場所とポーズで再現したら…… 「お父さん若返った?笑」「時止まってる」2人の姿に驚き
- 古いバスタオルをザクザク切って縫い付けると…… 目からウロコの再利用に「すてきなアイデア」【海外】
- 14歳のとき、親友の兄と付き合うことになった女性→13年後…… “まさかの結末”に「韓国ドラマみたい」【海外】
- リンゴを1年間、水の中で放置→顕微鏡で見てみたら…… 衝撃の実験結果に「これはすごい」「息をのみました」【海外】
- 海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと…… 運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた
- “駐車場2台分”の土地に、建築家の夫が家を建てたら…… “とんでもない空間”に驚き「すごい。流行る」
- 「なんだこの暗号は……」 マクドナルドの“大人だけが読めるメッセージ”が410万表示「懐かしい〜」「読める人同世代w」
- 着陸する戦闘機を撮ったはずが…… タイミングが絶妙すぎる1枚に「一部の専門家には貴重な一枚」 投稿者に話を聞いた
- ズボラ母が5人分サンドイッチを爆速で作ったら…… 目からウロコの時短テクと美しい仕上がりに「信じられない」
- 【今日の計算】「7−2×0+9」を計算せよ
- ドブで捕獲したザリガニを“清らかな天然水”で2週間育てたら…… 「こりゃすごい」興味深い結末が195万再生「初めて見た」
- 「配慮が足りない」 映画の入場特典で「おみくじ」配布→“大凶”も…… 指摘受け配給元謝罪「深くお詫び」
- 母「昔は何十人もの男性の誘いを断った」→娘は疑っていたが…… 当時の“モテ必至の姿”が1170万再生「なんてこった!」【海外】
- 風呂に入ろうとしたら…… 子どもから“超高難易度ミッション”が課されていた父に笑いと同情 「父さんはどのようにしてこのお風呂に入るのか」
- 母親から届いた「もち」の仕送り方法が秀逸 まさかの梱包アイデアに「この発想は無かった」と称賛 投稿者にその後を聞いた
- 市役所で手続き中、急に笑い出した職員→何かと思って横を見たら…… 衝撃の光景が340万表示 飼い主にその後を聞いた
- 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
- DIYで室温が約10℃変わった「トイレの寒さ対策」が310万再生 コスパ最強のアイデアへ「天才!」「これすごくいい」
- 「こんなおばあちゃん憧れ」 80代女性が1週間分の晩ご飯を作り置き “まねしたくなるレシピ”に感嘆「同じものを繰り返していたので助かる」
- 岡田紗佳、生配信での発言を謝罪 「とても不快」「暴言だと思う」「残念すぎ」と物議