仕事がなくなるんじゃないかと思ったーー小林星蘭、中学生で手術入院経験 16歳で芸歴10年超のリアル語る(1/2 ページ)

ベテランだ。

» 2021年05月25日 12時15分 公開
[のとほのかねとらぼ]
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 「自分のやりたいことが続けれられなくなるんじゃないかと思って、怖かった」

 “人生で一番怖かったこと”として、こう振り返るのは、元子役で現在は声優としても活躍する俳優の小林星蘭(こばやし せいらん)さん。4歳のころ、カルピスのCMで芸能界デビューを果たしてから、同世代の芦田愛菜さんや鈴木福さん、谷花音さんらとともに子役界をけん引しました。16歳ながらキャリアはすでに10年以上のベテランです。

小林星蘭 おっこ 若おかみは小学生 手術 入院 (撮影/じゅげむ

 最近では声優としての活動も目覚ましく、2018年公開の映画「若おかみは小学生!」で声を務めた主人公のおっこ(関織子)は、声優として高い評価を得ました。一方、2018年夏ごろには1カ月間ほど入院しており、ファンの間で体調を心配する声も多数あがっていました。

 そんな当時を明かしてもらいながら、小林さんのパーソナルな部分を多面的に見てみました。

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小林星蘭プロフィール

小林星蘭 おっこ 若おかみは小学生 手術 入院

  • 誕生日:2004年9月25日
  • 血液型:A型
  • 出身:東京都
    • 東京の好きなところは「すごい、お店がいっぱいある……こと(笑)」
  • 愛称:友達からだと「らんちゃん」「らん」
    • 「家族ぐるみだとなぜか『ポップちゃん』って呼ばれてます。生まれたときからそうやって呼ばれてたみたいです。なんでか分かんないけど」
  • お気に入りの名言:「生きているだけで丸儲け」
    • 「おばあちゃんがよく言っていることなんですけど、生きているだけで丸儲け。いつもそうやって言って励ましてくれます」
  • 座右の銘:「今日も生きててえらい!」
  • 自分を3語で表すと
    • 優柔不断
    • 急にテンション上がるとめっちゃしゃべる
    • 何言っているかよく分からない
  • 好きな食べ物:キムチ
    • 「もともと辛いもの食べられなかったんですけど、キムチ食べられるようになって、キムチチャーハンとか、普通にそのままキムチだけで食べたりとかするようになりました」
  • 嫌いな食べ物:バナナ
    • 「……言って大丈夫かな。バナナが嫌いなんですけどちっちゃいときにバナナ大使みたいなお仕事をやって……ちょっとでもバナナはまだ克服しきれてないです」
  • フェチ:手
    • 「自分の手も好きなんですけど、人の手を見るのも好きです」
  • 自分の体の好きな部分:手
    • 「手の形が好きです。そんなに指も太すぎず、細すぎず、ちょうどいいぐらいで」
  • 好きな映画
    • 「若おかみは小学生」
    • 「君の膵臓を食べたい」
    • 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」
  • 最近のマイブーム:音楽を聞くこと
    • 「何するときも音楽聴いていて、お風呂入るときも、朝起きて出掛けるまで準備するときとか、移動してるときとかもずっと曲聞いてるので」
  • 音楽
    • 一番好きな曲 Mrs. GREEN APPLE「我逢人」
    • 最近お気に入りの曲 TOMORROW X TOGETHER 「Force」

子役から声優へ

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 小林さんは、3歳のころ芸能の仕事に興味を持ち、母親が現事務所のオーディションを見つけたことをきっかけに芸能界入り。スーパーのレジ打ちやスターバックスの店員さん(仕事へ行く途中にいつもキャラメルマキアートを注文するほど好き)になりたいという憧れもあったようですが、2009年には長澤まさみさんとカルピスのCMに出演。同年にはドラマ「サマヨイザクラ」(フジテレビ系)でテレビドラマ初出演を果たし、2010年には映画「君が踊る、夏」で映画初出演を飾ります。中でも2011年放送のドラマ「名前を無くした女神」(フジテレビ系)は、演技力を鍛えられた作品とのこと。

――今まで出演した作品で印象的なのものは?

 「名前を無くした女神」っていうドラマなんですけど、監督さんが厳しい方で、そこで演技とかは鍛えられたので、すごい印象に残っています。大変だったし、何回も「もう一回」「もう一回」って言われて、できないのが悔しくて、泣いたりとかしていたんですけど、それがあっての今なので、印象に残っています。

子役としてブレイクする中、学生としての日常も楽しく過ごしていたようで、特に中学1年生で経験した合唱祭は特に思い出に残っているそうです。

――学生時代の一番の思い出は?

 中学校1年生のときの合唱祭で指揮者がやりたくて、クラスの合唱の指揮者と学年合唱の指揮者も両方やったんですけど、特にクラス合唱の方が記憶に残っていて。私のクラス絶対最下位だって合唱祭の1週間ぐらい前まで言われてたんですけど、本番当日に1位をとってみんなで大喜びして泣いてました。それが一番の思い出かな。

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声優への関心はアニメ「ラブライブ!」がきっかけ。その後、ナレーションや声優にも挑戦するようになります。特に「若おかみは小学生!」は、小林さんにとっても大きな出来事となったようで、“人生で一番うれしかったこと”として同作への出演を挙げています。

――人生で一番うれしかったことは?

 「若おかみは小学生!」という映画で、声優として主人公のおっこちゃんをやらせてもらったこと。オーディションだったんですけど、受かったこともうれしかったし、周りの声優さんもすごい方たちばかりだったので、その中で一緒にお仕事させてもらえたこともうれしかった。何より、見ていただいた方からの反響がすごく大きくて地上波で放送したときもあったんですけど、そのとき、本当にいろんな方から反響をいただいて、それがすごいうれしかったです


そうした反響も手伝って、2021年3月には「映画ヒーリングっど・プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!」(・はハートマーク)に出演。小林さんは、2007年放送「Yes!プリキュア5」のキュアレモネードに心を奪われてから大のプリキュア好きというだけに、喜びもひとしおのようでした。


推しが一番かわいい!

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――初恋のエピソードを教えてください

 あの、初恋っていうか、最初に「この子好き」ってなったのが「Yes!プリキュア5」のキュアレモネードちゃんです。あのフワフワのパニエのスカートの感じと、くるくるの髪が「最強にかわいい!」と思って、あの……初恋です(笑)

なお、プリキュアシリーズで好きなキャラクター3選は、「Yes!プリキュア5」キュアレモネード、「ハートキャッチプリキュア!」キュアブロッサム、「トロピカル〜ジュ!プリキュア」のキュアサマーでした。

――プリキュアシリーズ好きなキャラクター3選を教えてください

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 もちろん、キュアレモネードさん、一番好きです! え、ちょっと待って、3選!? 無理ー! ちょっと待ってどうしよう。レモネードちゃんはくるくるの髪の毛とふわふわパニエのスカートと、私と同じで芸能のお仕事をしているっていう共通点があってそこが好きです。あと2人、あと2人かー、すごい難しい、今一番悩んでるぞ……。


 じゃあ2番目、「ハートキャッチプリキュア!」キュアブロッサムさん。キュアブロッサムさんだって(笑)。ブロッサムちゃんは、「若おかみは小学生」で共演した水樹奈々さんが声優を務めていらっしゃるんですけど、共演したときに「キュアブロッサムと一緒にお仕事できるんだな」ってワクワクしました。変身シーンがすごく大好きです。髪の毛の色の変わり方がすごい好きなのと、「堪忍袋の緒が切れました!」の言い方が大好き。

 今悩んでるのが、「キラキラ☆プリキュアアラモード」のキュアショコラ、キュアマカロンさんと、今やっている「トロピカル〜ジュ!プリキュア」のキュアサマーちゃんなんですけど……くぅうううう、ごめん、ショコマカさん。キュアサマーちゃんにします……! 変身シーンの「アイズ」のところの目のハイライトの入り方がすごい好きなのと、テンションがすごい好きで、勢いでなんでも「トロピカっちゃおー」って言ってやっているのがすごいかわいくて好きです。はぁ……時間かかった……(笑)


――一度はやってみたい仕事

 それはもう、プリキュア(の声優)がやりたいです。

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――一番かわいいと思うもの

 推しがかわいいです!(笑)アイドルとかアニメとか結構好きなんですけど、推し見てるときが一番「かわいい!」って思って見てるので推しが一番かわいいです!

――あなたの宝物は?

 白いくまのぬいぐるみ2匹。8歳くらいからずっと一緒にいてお仕事行くときも一緒に連れて行っていたりとかしていて。前にお仕事でハワイ行ったんですけど、そのときも連れて行ったりしています。そもそもファンの方に1匹いただいていて、そのお友達としてもう1匹連れてきたんですけど、もう8歳だから、8年、9年くらい一緒にいるので、大事な宝物です。

――今恋してますか?

 してないです、残念ながら。したいんですけど……したいっていうか、そんなに付き合いたいとか結婚したいとかっていう願望がなくてですね。周りの推しとか、かわいいものとか、好きなものに満たされているので特にそれ以外いらないなと思っています。

――理想のタイプは?

 自分の趣味に理解がある人が一番いいです、自分の好きなことをしている時間は邪魔されたくないんですよ。だから、好きなことをしているときはそっと見守っていてくれる人がいい。引かないでほしいです(笑)

「仕事がなくなるんじゃないかと思った」入院期間

小林星蘭 おっこ 若おかみは小学生 手術 入院

 一方で、2018年7月にはほぼ毎日更新していたブログが「夏休み!!」という夏休み初日を伝えるエントリでストップ。1カ月後のエントリでは「実は。1カ月ほど体調不良で入院してました」「入院している間お仕事が出来なくてすごくうずうずしていたので1カ月分取り戻せるよう頑張りたいと思います!」と入院していたことを説明。病気について明かすタイミングがなかったという小林さんは、当時を振り返りながら、仕事への影響にいてもたってもいられない思いだったことを話してくれました。なお、S状結腸捻転で手術し、入院していたとのことです。

――人生で一番怖かったことは?

 初めて言うんですけど、中2かな、3年前くらいに1カ月ぐらい体調崩してお休みしていたことがあって。言うタイミングがなかっただけなんですけど、ちょっと入院したことがあって、そのときにお仕事を谷花音ちゃんとかに助けてもらって代わってもらったりとかして、そのときに自分が「仕事なくなるんじゃないか」と思って一番怖かったです。自分のやりたいことが続けれられなくなるんじゃないかと思って。

――誇りに思っていることは?

 こうやって長いことお仕事続けられていること。

――生きててよかったと思えた瞬間

 自分の演技とか、出たお仕事を「よかったよ」って褒めていただいたりとか、それこそこの前、自分が変わりたいって言って企画でやらせていただいたとき(※詳細は次ページ)、いろんな人に共感していただいたので、そのときに諦めずにちゃんと発信してよかったなと思うし、お仕事とか褒められたときはいつもそう思います。

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