大井川鐵道が謎の「“超”普通列車」運行 秘境の井川線「全駅に5分以上」停車する夢ツアー登場（1/2 ページ）

わぁぁ、何だこれはぁぁ！　ツアー発売は9月14日。

[大泉勝彦，ねとらぼ]

　大井川鐵道と日本旅行が、謎の「“超”普通列車」を運行するというツアー「“超”普通列車で行く大井川鐵道井川線全駅制覇と基地見学の旅」を10月23〜24日に開催します。発売は2021年9月14日15時。

大井川鐵道で10月23〜24日に行われる「“超”普通列車で行く大井川鐵道井川線全駅制覇と基地見学の旅」。“超”普通列車って何だぁぁ……？

　このツアーは、大井川鐵道井川線の全駅に“5分以上停車”するという特別運行の「“超”普通列車」に乗って秘境と名高い駅も含めた井川線の全線全駅を楽しみ、アプト式勾配区間専用のED90形電気機関車の基地「市代検車庫」、古典的な機器が並ぶ井川線の車両基地「両国車両区」まで見学できる1泊2日の特別旅行商品です。

　井川線は、日本で唯一のアプト式車両で走る急勾配区間があり、山間にたたずむ多くの秘境駅を有する絶景の森林鉄道路線として知られます。

　しかし、運転本数が全区間列車4往復、区間列車1往復と少なく、途中駅で下車したら次に列車が来るのはいつだ……となります。有名な、湖上にある駅「奥大井湖上駅」はまだしも、よほど気合いを入れて乗る人（関連記事）でないと風光明媚な秘境駅全駅を楽しむ機会は限られました。

（参考）す、すごい……！　井川線、静かすぎる森の中の秘境駅「尾盛駅」でおりてみた（写真：杉山淳一）

（参考）ダムによって作られた湖上にぽつんとある名物絶景駅「奥大井湖上駅」（写真：杉山淳一）

終点・井川駅の1つ手前の駅で秘境駅としても知られる閑蔵（かんぞう）駅（写真：大井川鐵道）

　そこで企画されたのが今回のツアーです。定期列車運行前の朝の時間帯に各駅に“5分停まる”特別列車「“超”普通列車」を走らせます。これであの秘境駅にも気兼ねなく下車できる……！　また、井川線基地の見学解放もめったにないことだそうです。

ツアーの行程

　料金は洋室1人1室利用で1人4万3500円、2〜4人1室利用で1人3万4000円（小人2万8000円）から。宿泊は大井川鐵道のSLが見える宿・川根温泉ホテル（関連記事）。最少催行人員は50人。

　申し込みは2021年9月14日15時から、日本旅行のWebサイトで受け付けます。

（大泉勝彦）

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